ショットショー2014 in ラスベガス パート7
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ショットショー2014、まだまだ続きます。様々な銃器メーカーを中心に紹介。
Arsenal Firearms アーセナル ファイアアームズ
イタリアの新しい銃器メーカー、Arsenal Firearmsではなんと1911を二つくっつけたような無茶苦茶なピストルが展示されていた。ちなみにAKなどを製造するブルガリアのAersenal Inc.とは別の会社みたい。
AF2011-A1 DOUBLE BARREL PISTOL。
正面から見るとガバが並んだような形状、というか、スライドもフレームも2丁分。ド変態銃だ。
マガジンも2本がボトムでくっついている。装弾数は8発の2倍で16発。口径は.45ACPと.38スーパーオートの二種類がある。
手にするとかなり重い。重量1,850g、ほぼ2丁分の重さ。また、ハンマーを起こすのも、スライドを引くのも、トリガーを引くのもすべて2倍の重さ。だってスプリングが2本ずつ入っているんだもん。って、かなりのネタ銃である。ホルスターどうするんだろコレ?
基本操作はガバと一緒。マガジンに弾を入れてスライドを引いてトリガーを引けば2本のバレルから同時に弾丸が発射される。リコイルも2倍なのだろうか?
両手じゃないと撃てないのも、もはや拳銃とは言えないのかも。
とりあえず動画も。
そんなArsenal Firearmsは普通のポリマーフレームオートも製造している。これはSTRIKE ONE PISTOL。口径は9×19mm、9×21mm IMI、.40S&Wの3種がある。バレルレングスは5インチ、重量750g。
Barrett バレット
アンチマテリアルライフルで有名な米国の銃器メーカー、Barrett(バレット)社。
M107A1。口径は.50BMG、セミオート、装弾数は10発。20インチと29インチのバレル長バリエーション。新型のマズルブレーキが特徴で、Barrett QDLサプレッサーを装着することができる。
M107A1にQDLサプレッサーを装着した状態。これは一度撃ってみたいなぁ。
MRAD。口径は.338ラプアマグナム弾、.300ウィンチェスターマグナム、.308Winのバリエーションがある。装弾数は10発。
REC7 GenII。バレット社のいわゆるM4クローンも展示。口径は5.56mm。作動方式はガスピストン方式を採用。
流行のキーモッドハンドガードに、マグプルのMOEストックとグリップ、P-MAG装備。
レシーバーはアノダイズド処理され、さらにセラコート™で仕上げられている。メタリックグレーの質感が渋い。セラコート™は多くのメーカーで採用されていた。
レシーバートップにはリューポルドのDeltaPoint 2 リフレックスサイトが搭載されていた。従来のDeltapointから小型軽量化し、マニュアル電源スイッチ、自動調光機能か手動輝度調整を選択でき、連続使用時のバッテリー寿命は約6か月となっている。
Chiappa Firearms チアッパ ファイアアームズ
イタリアの銃器メーカー、Chiappa Firearmsでは珍しい形状のリボルバーが展示されていた。
RHINO(ライノ)という名のリボルバー。これはRHINO 40DS。4インチバレルで、口径は.357マグナム。
装弾数は6発。
設計者がマテバと同じということもあり、マテバのようにバレルが下側についている。
銃身線が低いので、これによって発射時の反動が軽減される効果があるようだ。
RHINO 60DS。.357マグナム弾、6インチバレル。ゴールドフィニッシュが眩しい。
RHINO 200DS。2インチバレル仕様。ライノとは英語で動物のサイの意味。なんとなくシルエットがサイに似ている。バレル根本にはサイの頭部を模したマークが入っている。
CZ USA
チェコ共和国の銃器ブランドであるCZの現地法人、CZ USA。
CZ 75 B Ω(オメガ)。CZを代表するオートマチックピストルだ。口径は9mm、装弾数16発、4.6インチバレル。
CZ 75 SP-01 SHADOW。口径は9mmルガーか9mm×21、装弾数は18発、全長207mm、重量1,180g。
フラッシュサイト、ノバックスタイルのタクティカルリアサイトを備える。
CZ P-09。口径9mm、装弾数19発、全長205mm、4.53インチバレル、重量850g。ポリマーフレームピストル。.40S&W版もある。
CZ-P07。P-09のコンパクトバージョン。写真は.40S&Wモデルで、装弾数12発、全長183mm、3.8インチバレル、重量771g。9mm版もある。
DAN Wesson CCO。CZ傘下のDAN Wesson製の1911クローン。口径.45ACP、装弾数7発、4.25インチバレル。
Dan Wesson Mayhem。ハイキャパシティ1911クローン。口径は.40S&W、装弾数17発、6インチバレル、重量1.45kg。
CZ 712 PRACTICAL セミオートショットガン、口径12G(上)と、CZ ウエスタンシリーズ、550 SONORAN RIFLE(下)。550 SONORANの口径は.270、.30-06、.300Win Mag、7mm Remの4種。
どのメーカーも3ガンマッチ用のセミオートショットガンが人気。日本でもガスブロのショットガンなどが流行るかもしれない。
RUGER ルガー
米国の銃器メーカー、RUGER。ちなみにドイツの大戦中のメーカーLUGERとは違う企業。
10/22ライフルが今年で50周年を迎え、いくつかのバリエーションが展示されていた。
LCP。いわゆる薄型コンパクトなセルフディフェンスガンのはしりともいえるピストル。
写真のモデルは2014年2月に登場したステンレスシルバースライドモデル。
LCPの口径は.380オート、装弾数は6+1発、全長131mm、2.75インチバレル、重量はたったの266g。
このLCP用のホルスターやらポーチやらブルーガンなどなど、様々なメーカーからイクイップメントが発売していたのを会場でも見かけた。ただ、実際に撃ってみるとストロークの長いダブルアクションのトリガーフィールが難しくて狙ったところに当てるのがかなり難しい。
LCR。口径は.357magのほか、.38spl+p、.22LRがある。装弾数は5発で、.22口径は8発。グリップフレームがポリマー製のリボルバー。1.875インチバレル、重量383g。
P101。写真は.22LR版。4.2インチバレルに装弾数8発。5連発の.357マグナム弾バージョンもある。
このP101にもフロントサイトにファイバーオプティックが標準装備されている。
Springfield Armory スプリングフィールド アーモリー
米国の銃器メーカー、Springfield Armory(以下SFA)。
XDS-9。バレルレングスは3.3インチと4インチのバリエーションがある。バランス的には写真の3.3インチのほうがカッコいいかなと。トリガーセフティ、グリップセフティを備える。
口径は9mm、全長は160mm(3.3")、178mm(4")、シングルスタックマガジンの装弾数は7+1、エクステンションマガジンだと9+1発、スライドはブラックとシルバーの2種がある。
フロントサイトはファイバーオプティクス。いわゆるフラッシュサイトが標準装備。
RANGE OFFICER 9mm。口径は9mm、5インチバレル、全長216mm、重量1,162g、装弾数は9発。
こちらはトロフィーマッチ。口径.45ACP、5インチバレル、装弾数7発。
SFAといえばM1Aも有名。いわゆるM14のシビリアンモデル。口径7.62mmのセミオートライフル。
ショットショーではさまざまな人たちと会場でお会いすることができた。
ピースコンバット編集長の井上さん(中央)と、シールズの榎木さん(右)。左はピースコンバットのスタッフのニノさん。通訳兼ねて来ていた。
元米陸軍大尉の飯柴智亮さん。
ランディ。あの永田市郎さんの息子さん。映像関係のお仕事をしていて、TUFFプロダクツのプロモーションビデオも彼が手がけているのだそう。
Chris Chengさん。
米国のTop Shotという射撃の番組があって、そのシーズン4のチャンピオン。
日本でも射撃王という番組名でヒストリーチャンネルで放送されている。
その他写真は撮れなかったけど、ターク高野さん、諸星さん、ShinさんといったGun Professionals誌のライター陣や、副編集長にもお会いできたり。また東京マルイの皆さんにもお会いした。経営陣や社員など何人かで来られていたようだ。
ショットショー2014 パート8へ続く
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2014/02/13
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