ショットショー2014 in ラスベガス パート1
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ショットショーは米国で毎年開催されている世界最大規模の銃器見本市。
ここ近年はネバダ州のラスベガスにて開催されている。以前から行ってみたかったのだけど、1月の中旬という時期もあり、なかなかその機会に恵まれなかったのだが、ついに2014年、その夢が実現!!
奥様「あんた、正月早々ラスベガス行くって、どういうつもり?」
YAS「あ、いや、あの、取材ってことで...」
奥様「で、どれくらい行っているのよ?」
YAS「は、半月ほど....」
奥様「....」
YAS「いや、ほれ、あの、市郎さんのところにも行くので...タクレットのDVDの...」
奥様「あのウエストポーチから鉄砲取り出す爺さんね...」
YAS「こ、こら。凄い人なんだから...」
奥様「ふぅん、もう二度と帰ってこなくてもいいわよ。」
ということで、何とか家庭内事情をクリアリング!?
米国本土は20年ぶり、初めてのラスベガス!! さて、レビューいってみましょう!!
今回の旅は銃器写真家のトモ長谷川さん、そして主に自衛隊向け装備を販売するL.E.M.サプライの矢田社長、山下刃物店の山下社長のお三方に同行する形となった。みなさん渡米経験が豊富で、トモさんなんか何十回とカリフォルニアやラスベガスに来ているそう。これは頼もしい限り。
まずは日本から片道約9時間、成田からサンフランシスコへ飛び、レンタカーで永田市郎氏のいるカリフォルニア州マリポサへ向かい2泊し、その後食事や休憩などはさみながら9時間かけてラスベガスへと陸路で移動した。その道すがらの光景はまさに映画で見たザ・アメリカ!!
マリポサの模様は後日別途レビューするが、まずはラスベガス1日目から紹介していく。
ラスベガスでの宿泊ホテルはストリップと呼ばれる大通りから少しずれた場所にあるタスカニーホテル。ラスベガスのホテルはどこもカジノが併設されていてしかも安いという。このタスカニーはその中でも格安で、各部屋にキッチネイトと呼ばれる簡易キッチンもついている。ここに6泊する。
部屋の中はこんな感じ。広々していて快適。滞在中は天候に恵まれ、もっともめったに雨が降るような場所ではないのだが、気温も春先か初夏かというくらいの暑さで、観光客も半袖が多かった。しかし昨年は噴水が凍るほどの寒さだったとか。
ショットショーは誰でも会場には入れるわけではなく、事前に登録が必要。会場内で取材を行うにはあらかじめ公式サイトからプレス審査を経て承認される必要がある。英語がわからないとなかなか難しいのだが、メールでのやり取りを何度か行いながらハイパー道楽のサイト紹介の英語版エビデンスを送り、無事承認。バーコードの記載された承認メールを印刷して会場のプレスチェックインに持っていくと、パスカードが発行される。また記念ピンバッジも貰えた。
さて、まずはラスベガス初日。この日はメディアレンジデーといってメディア向けの試射会が街の外れにある射撃場で催される。さらにこの日、ウィルコックスのプライベート試射会もあり、午前中はそちらに向かうことになった。
初日の朝、街の東側にあるメトロポリタン ポリスデパートメント ファイアリングレンジでウィルコックス主催の試射会があるということで行ってきた。射撃場は広くてとても綺麗。ショットショーの期間中は世界中から銃器業界関係者が集まるので各社内覧会を催すことも多いそうだ。
ハンドガンのレンジではSIGがブースがあって、新型のSIG P227を撃てた。.45ACPを使用するオートでグリップも握りやすく、なかなかの撃ち心地だった。
こちらはSIG GSRにSureFire X400ウエポンライトを装着しての試射するトモさん。
Aimpointのブースでは各種オプティクスを搭載したライフルが試射できた。
これはLMTのLM8MRPにAimpoint M2ドットサイトを搭載している。
HK416も試射できた。Aimpoint製のComp M4sドットサイトと、Magnifers3倍ブースターをWilcoxのAimpoint Flip Mountで搭載している。私はこれを試射したのだが、かなり反動が強く感じた。あれ? .223ってこんなに反動強かったっけ? まるで.308を撃っているかのような気分。思わずエンプティケースを拾ってみる。
使用してる弾薬を確認すると、PMC AmmunitionのX-TAC、5.56 NATO、62グレインのグリーンチップ。
どうやら軍用規格の弾薬。弾の種類でこうも反動が違うのかと感心する。
こちらはAKのハンドガードをMidwest Industries製のアルミ製ユニバーサルハンドガードに変更、T1専用トップカバーで、Aimpoint T1ドットサイトが搭載されている。
.338ラプア弾仕様のAWライフルのデモ。スコープの上に搭載されているWilcox製のレーザーモジュールRAPTARの試射みたい。
こちらのボルトアクションライフルにもRAPTARが搭載されている。
狙うのは遥か遠方に設置されたプレート。1km以上は離れていたかも。
この射撃場、ラスベガス警察やFBIの訓練施設として使用される。これはCQBハウス。
内部は迷路のように部屋がたくさんあったりする。また施設横には爆破突入訓練を行ったと思われるコンクリートの壁があったり。
山の斜面にあるこの射撃場はラスベガスの街を一望できる。遠くのほうでネリス空軍基地の戦闘機が上空を周回していた。
この後、ショットショー公式の試射会のため、一行は再び車で街の南にあるBOULDER RIFLE&PISTOL CLUB射撃場へと向かう。
こちらの試射会は動画を撮影したので、まずはそれを見てもらったほうが雰囲気がつかめると思う。
ラスベガス郊外の砂漠にある広大なシューティングレンジで、会場に近づくとパコン、パコンと銃声が響いてくる。
IWI(イスラエル・ウエポン・インダストリーズ)ではTAVORの試射。.223remや9mmルガー弾のセミオート仕様のTAVORが実射できた。.223仕様を初めて撃ってみたが、反動も少なく、樹脂製ストック内に機関部があって、ちょっとこもった作動音。んー、たまりませんな。
Miller Precision armsのMPA300。.300 Win Mag弾を使用するセミオートライフル。
CADEX DEFENCE社のchassis system、DUAL Strike Rifle。M700をはじめとする既存ライフルのシャーシアップグレードキット。
SFAのXD-Sの.45口径版。最新は9mmルガー弾仕様だけど、初日なのでそんなことも知らず前年発表済みの.45ACP版を撃つ。さすがに薄型コンパクト軽量なボディから.45の激しいリコイルで10m先の25cmプレートに当てるのがなかなか難しい。グリップも小さいしね。慣れればよいかも。
SLIDE FIREのブースに展示してあったデモガン。SSAR-15 SBSストックに、ハンドガードもSLIDE FIRE製。このストックをセミオートのARに装着すれば反動を利用して指でトリガーを連続的に引くことができ、疑似的なフルオート射撃が楽しめるというもの。グアムの射撃場でも楽しんだことがあるので射撃はしなかったが、会場内にけたたましい音を響かせていた。
そしてなんといっても人生初のフルオート射撃体験はこのKrissベクター!!。.45ACPのサブマシンガン。
しかもサプレッサー付を撃っちゃった!!
実銃は持った感じの重量バランスが良く、あまり大柄な感じがしなかった。.45にしては反動もマイルドでサプレッサーの効果もあってツタンッ、ツタンッと音もいい感じに抑制されている。セミオート、2点バーストのコントロールもとてもしやすかった。最初のフルオートは1マガジン12発入りを前傾姿勢をあまりとらずに撃ったので、バックストップ上のほうに跳ね上がるように着弾。もしかしたらバックストップ超えてしまった弾もあるかも!? とか焦ったが、もう1マガジンを撃つ際にはしっかり前傾をとって狙ったポイントに集弾させることができた。
ただトモさん曰く、「これを持つくらいならばハイキャップガバを持ったほうが何ぼか強い。全く必要性を感じないガン」とのことだった。ま、わからんでもないけど、銃はロマンの部分もあるわけですよ。ねぇ?
ライフルレンジでは最大で600mくらい先のターゲットを狙って試射できる。私もAR15カービンを200mくらいのターゲットに撃ってみた。立射で撃ったのであまり当てられなかったけど、気持ちいい~!!
やはり米国だけあって、AR系のクローンライフルが多く試射できた。
バレットのサプレッサー付アンチマテリアルライフル。
ベレッタの新作ライフルARX100。これポリマー製で持った感じかなり軽い。残念ながら時間切れで撃てなかったけど、機会があれば撃ってみたいなぁ。
ARX100はバレルが容易に着脱できるようになっていて、ボルト回りの通常分解も簡単そうだった。
銃器以外にもM2重機関銃やARピストルが搭載されたバギーが展示されていたりと見どころ多し。
これはオレゴン州のガンショップDoc Holliday's Gunsのデモカー。
ゾンビターゲットも大人気。
なかには火薬が仕込んであって撃つと爆発するゾンビターゲットもあるんだよね。
ということで、一行は朝から夕方まで撃ちまくってホテルに戻る。
この日の夕食はニューヨーク・ニューヨークホテルの中にあるガラファーズ・ステーキハウス(Gallagher's Steakehouse)に行く。見た目ちょっとグロイんだけど、ドライエイジドビーフといって乾燥熟成させたお肉が食べられるお店。
このお肉がやたらと美味く一同驚嘆。前菜の魚介類もおいしくて雰囲気も良いお店だった。ドライエイジドのニューヨークストリップステーキは$43。ワインなど頼んでチップ含めて一人あたり$100くらいかかったけど、また行きたいな~。
ショットショー2014 パート2へ続く
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