
ショットショー2014 in ラスベガス パート12
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ショットショー2014、最終回はエアガンメーカーを中心に紹介。
KWA

台湾のエアガンメーカー、KWA。日本のKSCとのリレーションシップでも知られている。

オリジナルデザインのブルパップ型ガスブローバックガン、KWA KME45C。グロックのマガジンが使用できる。

MP40。ガスブローバックガン。6mmBB、装弾数46発、秒間13発、最大初速145m/s(1.45J)、可変ホップ装備。レシーバーは金属製、フルオートのみ。

KZ75 AUTO。6mmBB、装弾数23/40発、最大初速107m/s(1.07J)。セミ・フルオート射撃可能なCz75版のガスブロのマシンピストル。フォアードマガジングリップ装備、可変ホップ、フルメタル仕様。

SCORPION vz.61。ガスブロ、6mmBB、装弾数21/40発、秒間16発、最大107m/s(1.07J)、セミ・フル切り替え、メタルレシーバー、脱着可能なフォールディングストック。レートリデューサーについての記載は特になかった。

ATP AUTO。KWAオリジナルデザイン、6mmBB、装弾数23発、最大初速100m/s(0.98J)、セミ・フルオート射撃可能なガスブロのマシンピストル。

その他M9、Cz、グロックなどなど馴染みのあるトイガンが展示されていた。

KRISS VECTOR。6mmBB、装弾数24/49発、秒間20発、最大初速107m/s(1.07J)。

KMP9。6mmBB、装弾数40発、秒間20発、最大初速107m/s(1.07J)。

M11A1。6mmBB、装弾数50発、秒間20発、最大初速107m/s(1.07J)。

AKR-74M(上)、AKR-74SU(下)。

RM4 A1。電動ガン。6mmBB、装弾数30/60発、秒間14発、最大初速125m/s(1.45J)。11.1V 15C LipoかLiFeバッテリー使用。カットオフ機能、KFSリコイルユニットを内蔵している。

RM4 CQB。電動ガン。6mmBB、装弾数30/60発、秒間14発、最大初速107m/s(1.07J)。カットオフ機能、KFSリコイルユニットを内蔵している。KWA 3GXギアボックス。
G&G ARMAMENT

台湾のエアガンメーカー、G&G ARMAMENT。

GSS 特殊用途狙撃銃。いわゆるロシアのVSSの電動ガン。

QDグリップと呼ばれるボタン一つで取り外せるモーター内蔵のグリップ。

サプレッサー部分も簡単に取り外せる。
公式動画もどうそ。

M1903A3(上)、M1 GARAND(下)。M1903A3はボルトアクション式のガスガンでCO2かグリーンガス仕様、装弾数9発、2014年春発売予定。ちなみに海外のグリーンガスは日本のCO2ボンベのことではなくて、リキッドチャージするCH2 FCF3 CH3代替フロンのこと。
M1ガーランドは電動ガンで、セミオートオンリー、マガジンはボックス式でレシーバー左のボタンで下方に取り外せ、装弾数は20発。発売はM1903A3の後になるそう。

CM16 Mod0 Stubby。ダブルセクターギアによる秒間40発のハイサイクル電動ガン。初速は70m/sくらいだそう。

トリガーガードの前側を外すとグリップが後方にスライドできる仕組み。
進化してるなぁ。

そのほかEBRなどの新商品も展示されていた。

ポリマーマガジンやトレーサーなども。

M.E.T.Unitを並べた試射レンジも併設されていた。LED内蔵の電子ターゲットで、赤や青に点灯し、弾が当たると色が変わる。
ICS

台湾のエアガンメーカー、ICS。

TRANSFORM4。新作の電動ガン。セパレートギアボックスによりテイクダウン可能。射撃時にダミーボルトが連動する電動ブローバック。発売は3月予定。

刻印もオリジナル。アメリカ市場の場合実銃もあるので、こういった方向性に進化したのだろう。日本の模型的な要素ではなく、どちらかというとエアソフトというツールが確立している印象。
マガジンはTMAG H300のシースルー窓の付いた300連多弾マグ。

M1 GARAND。電動ガン。FET内蔵、8mmベアリングの新型メカボックス。

電動ガンのカットモデルも展示。ストックはMTRストックと呼ばれるオリジナルデザインで、素材はナイロンファイバー、ラバーパッドを装備。

電子式3点バースト機能を内蔵したBT5-P。

その他ICSのラインアップが展示されていた。

GLMのレビューをiPadで見せつつ、ハイパー道楽のサイト説明をしてみたり。
UMAREX

ドイツのトイガンメーカー&ディストリビューター、UMAREX。

ヨーロッパのメーカーだけあって、HKやワルサーなどとの縁が深く、さまざまな実銃関連のライセンスを所有している。

ヨーロッパ系だけでなく、ARやAKといったモデルも展開。
UMAREXはエアガン、いわゆるスポーツやハンティング用の空気銃も展示していた。
SPARTAN INPORT

SPARTAN INPORTという米国のトイガンインポーター。

KING ARMS、CLASSIC ARMY、VFCなどの海外製トイガンを展示していた。

Classic ArmyのCA249 para電動ガン。最大初速は130m/s。

ハンドガンも展示。海外製のAirsoftは長物で1.5J、ハンドガンでも1Jちょっとと、日本の規制値よりも高いものが多い。またUS市場では銃口にオレンジのポイントを施して実銃と区別しなくてはならない決まりがある。
その他 インポーター

PARCO SPORTS。

SOFT AIR USA。

Cyber GUN。

通路脇に孤立して展示されていたFNHの電動ガンたち。誰にも見向きもされず残念なディスプレー...。

アメリカのスーパーマーケットやおもちゃ屋で見かけるようなカラフルなトイガンも展示されていた。
ショットショーに日本のトイガンメーカーも出展したらよいのになあとも感じた。東京マルイさん、世界で認められるNo.1メーカーとして、来年あたりどうでしょう?
ショットショー2014 総括
さて、今回初めてのショットショーだったので、終始興奮しまくりで、なかなか要領も得ず見逃しているポイントもあったりとバタバタとした5日間だった。トモさん達に同行していたとはいえ、ブースの取材時はほとんど一人で動いていたので、撮影やコミュニケーションも難儀した。次回行く機会があれば2人1組で取材したいところだ。
米国の銃器市場の大きさには本当に驚くものがある。世界100か国、1600社が出展、そのすべてを見て回るのすら困難ではあるものの、私の個人的感覚ではあるが現在の米銃器市場の傾向を綴ってみよう。

まず目立ったのが各銃器メーカーのセルフディフェンスガンの多さ。とくに薄型コンパクトの.380ACP弾を使用するポリマーフレームオートは種類が多く、色もカラフルで女性も含めた市場ニーズが大きいことが分かった。

また、レーザーエイミングデバイスはCTC製のトリガーガードレーザーが多く見られた。これも流行なのかも。
米国市場だけあって、ライフルの種類は圧倒的にAR系が多く、AKの姿はごくわずか。
AR系ではショートストロークガスピストン方式の採用が多く見られ、その構造も小型軽量化が進んでいるようだった。

長物のARライフルは、3ガンマッチの影響もあってか、軽量化された細身のハンドガードが主流となり、KEYMODと呼ばれるアタッチメントタイプのレールシステムが浸透してきている感じだ。
レシーバーはアンビ操作が定番になりつつあるのか、セレクターのみならず、マグキャッチ、ボルトリリースもアンビのものが多く見られた。

ボルトアクションライフルのレミントンM700の人気も高く、多くのメーカーからシャシーシステムと呼ばれるストックとバレルがセットになったコンバージョンキットが展示されていた。

またレシーバーに迷彩柄が転写されたライフルも多く、なかでもKRYPTEK社のハイランダーをはじめとする迷彩ラインアップは採用例が多かった。

さらに女性向のピンクフィニッシュの銃器も多く、女性ユーザーを大きく意識した展開だった。さらにOakleyやBarrettなど、セラコート™を採用する商品もいくつか見かけた。
光学機器はスコープではLEUPORDが定番で、ドットサイトはさまざまなメーカーのものがしのぎを削っていた。
MAGPULのカスタムパーツは多くのメジャーメーカーでも採用されるほど浸透していた。

気になったモデルはまずSIGのMPX。H&KのMP5市場にどこまで食い込めるか気になるところ。

また、ベレッタのARXシリーズも軽量なフルポリマーレシーバーで日本でも人気が出そう。

CRYEのSIX12モジュラーショットガンも斬新でおもしろいと感じた。

DESERT TECHのブルパップは電動ガンであってもおかしくないような未来形デザイン。
とは言いつつもやはり圧倒的に多いのはARと1911。やはりアメリカ人にとってこの二つはソウルウエポンなのだろう。
ショットショーは以前から行きたくて仕方がなかったのだけど、1月のこの時期、会社員としてはどうしても行ける目途が立たず、昨年長らく勤めた会社を辞める決意をした。もはや道楽の極みなのだが、英会話なんかも通ったりして準備をし、ついに念願の夢が叶った。誘っていただいたトモ長谷川さん、同行してサポートいただいたLEMの矢田さん、山下刃物店のヨシさんに感謝を述べたい。それと生暖かく見守ってくれた奥様にも...。
さて、ショットショー2014のレポートはこれにて終了。しかしこのアメリカワールドツアー、実はまだまだ続く。どうしても会いたかった人たちとの出会いをレビューするので、乞うご期待!!
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2014/02/22
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