
ショットショー2014 in ラスベガス パート3
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さてショットショー2014、それではヨーロッパの銃器メーカー、H&Kから紹介していこう。
H&K ヘッケラー&コック

新型アサルトライフルのMR556A1-SD。口径5.56mm、バレルは16.5インチ、重量約4.64kg。OSSの開発した新型サプレッサーを装備する。発射音は139db以下に抑制され、イヤマフなしでも撃てる。

MR762A1-SD。口径は7.62mm、バレルは16.5インチ、重量約5.1kg。

スリーブには共同開発したサプレッサーメーカーのOSSの刻印。

サプレッサーの先端の形状。サプレッサーは銃口側にバックプレッシャーレギュレーター(BPR)、前方にシグネチャーリダクションモジュール(SRM)の前後2ピース構造になっている。

スリーブを外すと内部構造はこのようなヘリカル構造になっている。

樹脂製のリトラクタブルストックも新型形状。

こちらは3ガンマッチを想定したMR556A1 コンペティションモデル。OSS製コンペンセイター、新型モジュラーレール、MAGPULのストック、エクステンデッド マガジンリリースボタンを装備する。
とまあ、新商品はこれくらいにして、あとはH&Kの既存商品を紹介する。

MP7A1。専用の4.6mm×30弾を使用するPDW(パーソナル・ディフェンス・ウエポン)。日本でも東京マルイとKSCから電動ガンやガスガンでモデルアップされている人気モデル。

持った感じは樹脂製なのでトイガンかと思うような質感。重量もガスガンなどよりも軽く感じた。展示してあるスペック表だと重量は4.18ポンド、約1.9kgとなる。

ボルトキャッチレバーの操作が実銃とガスガンとでは逆。実銃はレバーを上から下へ押し下げてボルトを解除する。ガスガンはなぜ逆にしたのだろう?

伸縮ストックは4ポジション。

ストックアームの根本側にポジションロックの切り欠きが2つある。


4.6mm × 30弾の展示がされていた。ケブラーヘルメットを貫通したことを示している。ケブラー繊維20枚積層のCRISATターゲットを200mの距離から貫通。50mからなら2枚を貫通するとのこと。

多分火薬抜きの実包だと思うけど、シルバーの薬莢に黒い弾頭(Steel ballとのこと)って珍しい。

VFCからMP7A1のガスブロが発売されたが、これはリアルサイズとのことなので機会があれば比較してみたい。

実銃に対してマルイやKSCのトイガンは92%くらいの、いわばちょっとしたボーイズサイズで作られている? MP7は当時民間では入手しづらかっただろうから、実銃からの採寸はしなかったんだろうなぁ...きっと。

MP7A1 UTM。5.56mmのシムニッション弾を使用するトレーニング用のMP7。

G36C。5.56mm×45弾、重量2.95kg、8.97インチバレル。フォールディングストックの形状がカッコいい。折りたたんでも射撃可能。作動方式はショートストロークピストン方式。

G36K。5.56mm×45弾、重量3.44kg、12.51インチバレル。

HK416D。バレルレングス10.4インチのフルオートモデル。うぉぉ、カッコいい!!
MAGPULのCTRストックとMOEグリップ装備。

サプレッサーはBrugger&Thomet製。このショートサイレンサーもシビれる!!

光学照準器はEOTech製のEXPS2とG33マグニフィア(x3スコープ)をタンデムで搭載。

HK416には30連のPマグが使用できないので専用のマガジンを作ったのだろう。
Pマグはマグウェルのラインが干渉するようだ。

HK417 A2。HK417のニューバリエーション。口径7.62mmのフルオートモデル。バレルレングスは13インチ。RAL8000フィニッシュ。

MR762A1 Long Rifle Package。口径7.62mm、リューポルドの3-9倍 VX-Rスコープに、La RueタクティカルのBRM-5バイポッドを装備。

MR762A1。口径は7.62mm。HK417のセミオート仕様シビリアンモデル。

G28 スタンダード。シビリアンモデルのM308がベースの7.62mmライフル。16.5インチバレル。ドイツ陸軍のマークスマンライフルとして採用されている。

このようなエンベロープ型のハンドガードが特徴。

G28 Patrol。こちらもM308がベースの7.62mmライフル。16.5インチバレル。スタンダードとの差はハンドガードが短くなって700gほど軽量化されていること。アフガン展開のドイツ軍が使用している。

MR556A1。口径は5.56mm。HK416のセミオート仕様シビリアンモデル。

MP5A3 MLI。MLIはMid-Life Improvementの略。中期改良型ってことかな? クイックデタッチャブルのピカティニーレシーバーレール、3面レールのハンドガードを装備。
RAL8000と呼ばれるイエローブラウンの仕上げは対腐食性の向上とIRビジョンでの低視認性を両立している。このRAL8000というカラーはWW2のドイツアフリカ軍団の戦車の色と同じ。

ドットサイトはAimpointのMicro T-1をERA-TACのマウントに搭載。

MP5K-PDW。

MP5SD3。セレクターの形状が電動ガンとちょっと違う。

UMP。.45口径のサブマシンガン。発射速度は600発/分と結構遅め。.40口径、9mm版もある。

HK169。40mm×46のグレネードランチャー。バレルレングスは9.02インチ。旧型のHK69の進化版。

日本でもおなじみ、M320A1。スタンドアローン仕様。

HK416にM320A1をアンダーマウント。まるでホビーショーでのマルイの電動ガン展示のよう...。いや逆か。

MG4E。ドイツ陸軍のInfantryman of the future計画で開発された軽機関銃。口径は5.56mm。

MG4はスペイン軍でも採用されている。

HK121/MG5 マシンガン。ドイツ陸軍が採用するMG3マシンガンの後継機種。口径7.62mm。

GMG グレネードマシンガン。40 x 53mmのグレネード弾を連射できるマシンガン。

シミュレーターで射撃体験ができた。500~600m先くらいの車両にドカドカとグレネード弾を雨のように降り注いでいた。

ハンドガンもたくさん展示してあったのだが、あまり目新しいものが見つからず、HK45しか撮影してなかったりして...。

1964年のMP64A3から2014年のMLIまで全8丁の貴重なコレクションだ。

説明によると1983年に米海軍特殊部隊からの要請で開発したモデルで、数百丁が製造され実戦にも使用されたという。
MP5のローラーロッキングシステムではなくて、コンベンショナルなブローバックシステムが採用されているそう。
発射サイクルは900発/分、MP5 SDをベースとした専用のサプレッサーも開発されたそうだが紛失してしまったとある。
ショットショー2014 パート4へ続く
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2014/02/09
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