東京マルイ 電動ガン H&K MP5K HC
東京マルイのハイサイクル電動ガンシリーズは2009年12月発売のMP5A5 HC、G3SAS HCを皮切りに今回のMP5K HCで7モデルとなった。MP5KのKはクルツ(Kurz)、ドイツ語で短いという意味をもつ。
ドイツのヘッケラー&コック社の傑作サブマシンガン、MP5シリーズのショートモデルになる本モデルは世界各国の特殊部隊や警察、シークレットサービスなどで使用されている。
東京マルイ 電動ガン H&K MP5K HC スペック & 弾速データ | |||||||||||||||||||||||||||
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パーツリスト |
パッケージ。正方形に近いサイズでとてもスタンダード電動ガンと思えないコンパクトさ。
パッケージのサイズは41cm(横)×35cm(縦)×8cm(厚み)。
パッケージ内容は本体、220連マガジン、マズルツール、マズルアダプター、保護キャップ、クリーニングロッド、取扱説明書とBB弾少々。
MP5K HCに標準装備されるマウントベースは樹脂製ながら、しっかりとした作り。デザインはのっぺりしていてカッコ良いとは言えないがフラット&ロングなスタイルで、かつ軽量なので実用性は高い。左サイドにホワイトレターでも入ると良かったかも。
ドラム型のリアサイトはMP5KA4に比べて低くなり、照準線が最適化された。
メカボックスはVer.3ハイサイクルカスタム。グリップ内には高回転型のEG-30000HCモーターを内蔵する。フルオート時は秒間24発の高速連射が、セミオート時はロックタイムの短い切れの良い射撃が可能だ。
MP5K HCに搭載するドットサイトはやはり小型軽量なものが良い。今回はドクタータイプのドットサイトを搭載してみた。このドットサイトなんとたったの59g。これならクルツの機動性を損なうことはないだろう。
Trijicon ACOGタイプレプリカ TA31ECOS 4X32スコープ&Doc Dot(発光レティクル&小型ドット付) |
マズルは付属のマズルツールで取り外せ、これまた付属のマズルアダプターを装着すればM14逆ネジ仕様になるので各種対応サイレンサーを装着可能だ。ホビーショーで展示されていたマズルアダプターは艶のある黒だったが、製品版ではしっかりと艶消しブラック仕上げとなった。
可変ホップアップはフォアグリップを取り外した矢印の位置にある。スタンダード電動ガンのMP5Kと一緒だ。
しかし、バッテリーコネクトがリアに移ったので比較的操作しやすくなった。
レシーバー後部にはリアコネクトのコネクターとヒューズスペースを備えたプラ製のレシーバーキャップが被せてある。
従来クルツのレシーバーキャップは亜鉛ダイキャスト製だったが、重量も75gから57gとわずかに軽くなった。
スリングフックは従来同様備えている。
バッテリーはAKスティックタイプを使用する。2本のピンを抜いてレシーバーキャップを取り外し交換する。
配線が後部接続になったおかげで以前のクルツに比べるとバッテリー交換はしやすい。
黒くて四角いのはヒューズボックス。
自動車などに使用されるミニ平型ヒューズ(20A)を使用する電動ガンはマルイ初だと思う。
マルイ純正のAKスティックバッテリーを装着しての実測重量は1,655g。
スタンダード電動ガンのMP5KA4に次いで軽く、マウントベースが装備されているにもかかわらず実質的な重量差は約30gしかない。
ちなみにAKバッテリーは161g、220連マガジンは231g。リポバッテリーを使用すればさらに軽く仕上げることができる。
標準装備の220連マガジンはショートマガジンをダブルコネクトした形状で実際には中で繋がっている一体型。
この中にジャラジャラとBB弾を流し込む。給弾口の蓋と、ダミーカートリッジも後方へスライドさせて開けることができる。
マルイ純正オプションで400連のドラムマガジンも発売されているので、沢山撃ちたい人はこちらがオススメ。
YASが長らく使用しているメインウエポンはMP5K PDW(写真上)。ストックをクラシックアーミーのM4タイプストックチューブに交換し、MAGPULのCTRカービンストックを装着。実物Aimpoint T-1ドットサイトと東京マルイプロサイレンサーショート、SUREFIRE M300ミニスカウトライトレプというセットアップ。
フォアグリップの左側面にPDIのM.R.S.レール65を取り付けライトのベースとしている。
樹脂一体型のサイドレール付きフォアグリップが発売されないかな。
ドクタータイプドットサイトとレール付きフォアグリップ、サイレンサーを装着したMP5K HC。ストックはヒューズとコネクターのスペースがないので装着できなかった。
この樹脂製のレシーバーキャップをベースとしたM4ストックチューブが発売されたら嬉しいなぁ。
さて実射。構えてみるととても軽い。ハンドガンの様に片手でも構えられる。
ストックが無いので照準はやや不安定になりがちだが、レシーバーエンドに一点式のストラップスリングを取り付けて、銃を前方に押し出す様にホールドすれば少しは安定するだろう。
インナーバレルが110mmと短いので、初速が71m/sとノーマルのクルツよりも低いが、秒間24発の高速連射で圧倒的な弾幕を張れる。弾道も素直で悪くは無い。
もともとこの手のサブマシンガンはより近距離での制圧に特化したウエポン。フィールドを縦横無尽に移動して敵に接近、BB弾をバラ撒き即座に離脱といったアタッカー的な戦い方に適している。
バイオハザードのミラ・ジョヴォヴィッチよろしく、二丁拳銃でフィールドを駆け回るというのも楽しいだろう。とくにこのクルツ系は軽量なので、女性やチームコマンダーのウエポンにも最適だ。
またバイクでフィールドまで移動するリーコン型サバゲープレーヤーにもオススメ。バックパックにシュマグで包んで装備一式を押し込み、気楽にゲーム参加というのはいつかやってみたいなぁと思っていたりする。
ハイサイクルとしては価格がリーズナブルなので初めての電動ガンを購入する際の選択肢としても良いだろう。
2012/12/24
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