ショットショー2020 in ラスベガス パート11
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ショットショーは米国で毎年開催されている世界最大規模の銃器見本市。
今年もネバダ州のラスベガスにて開催されたショットショー2020に行ってきたのでご紹介。
[True Velocity] [CMMG] [Winchester Repeating Arms] [arsenal] [SCCY] [LWRC] [CIMARRON F.A.] [F1 Firearms] [FALKOR DEFENSE] [Marlin] [ANGSTADT] [B&T] [Daniel Defense] [zrodelta] [SUREFIRE]
True Velocity
樹脂製の薬莢を使用したTrue Velocityの新世代弾薬。従来の真鍮製薬莢に比べて30%軽いそう。
5.56mmx45、6.5mmCM、6.8mmTVCM、308Win、7.62mmx51、
.338 Norma Mag、.50BMGのバリエーションがある。
DillonAeroの.338 GATOLING GUNに装填されたTrue Velocity。銃器の搭載車両や航空機の軽量化に貢献する。
Beretta Defense Technologiesのブースにこの新型弾薬6.8mmTVCMが装填されたNGSW-R(Next Generation Squad Weapons)プログラムのGeneral Dynamics / Beretta RM277ライフルが展示されていた。
CMMG
BANSHEE 300, MK4。口径5.7mmx28。5インチバレルのピストル。
マガジンが従来のFNタイプではなく、専用のボックスバナナマガジンとなっている。
Winchester Repeating Arms
WILDCAT。.22口径のセミオートライフル。18インチバレル。
簡単に内部ユニットが取り外せる。ロータリーマガジンの装弾数は10発。
arsenal
AK-20。フリーフロートのM-LOKハンドガード、サプレッサー用サブソニック弾対応のガスレギュレーターが装備される。
8.5インチのショートバレルのAK20R。仕様弾薬は5.54mmx39、5.56mmx45、7.62mmx39、.50beowolfがある。
1947年にミハエル・カラシニコフが作ったAK-47の基本システムが発展して2020年の現在まで使用されている。
SCCY
DVG-1。口径9mmx19、装弾数10発、3.1インチバレル。
ドットサイトを搭載したDVG-1RDもラインアップする。
LWRC
LWRCのSMG-45。口径.45ACP、8.5インチバレル。
ピストル弾を使用するSMG。デザインがARっぽくないのがカッコいい。
ストックはsbのハンドブレイス。
CIMARRON F.A.
最新のオートマチックのみならず、オールドスタイルのシングルアクションリボルバーもリメイクされて沢山展示されているのがSHOT SHOWの魅力。
1851 Navy コンバージョンのエングレーブモデル。
パーカッションリボルバーのスタイルだが、センターファイアのカートリッジ方式に作られている。
バックストラップにもエングレーブが入っている。
F1 Firearms
BDRx-15スケルトンレシーバーに、X7MハンドガードのカスタムAR。
F1のカラーリングも凄い。Shadow Camo Forestと呼ばれるカラー。痺れる!!
Mermaidと呼ばれるカラーリング。色鮮やかでビッカビカに光っている。
BSF-19 Pistol。軽量化されたスケルトンスライド、7075 T6アルミ製フレームを採用している。
FALKOR DEFENSE
FG-9。9mm口径のグロックマガジン互換のピストルカービン。
地図の等高線をイメージしたカモフラージュが秀逸。
PHANTOM 300 BLK。口径.300BLK、10.5インチバレル。
Marlin
Marlinではレバーアクションライフルが展示されていた。MODEL 336C シリーズ。口径は30-30 Win。
最近のレバーアクションにはM-LOKハンドガードも付いてしまう。そういえばマルシンからもこんなスタイルのを出していたなあ。
MODEL 336 DARK SERIES。口径30-30 Win、装弾数5発、16.25インチバレル。
MARLIN M1898 SHOTGUN。口径12GA。Marlinは1898年から1933年までショットガンを製造していた。ヒヘリテージコレクションの展示。
MARLIN M1917 MACHINE GUN。こちらもヘリテージコレクション。口径.30-06。戦車や航空機に搭載された。
ANGSTADT ARMS
MDP-9。グロックマガジン互換の9mmピストル。
ローラーディレイドブローバック機構を採用する。
ボルトが後退すると、独特のローラーが見える。
ハンドブレイスは取り外し可能で、レシーバーエンドはピカティニーレイル仕様。レシーバー一体型ハンドガードの上部に左右スイッチ可能なコッキングハンドルがある。マズルはトライラグ仕様。
B&T
APC9K。コンパクトなピストルキャリバーカービンだ。
シューティングレンジではUSW A1やUSWを撃つことができた。
Daniel Defense
DDM4 PDW PISTOL。口径.300BLK、7インチバレル、MFR XL 6.0ハンドガード装備。
MAXIM DEFENSEのハンドブレイスが付いたピストルモデル。
サプレッサーとMAXIM DEFENSEのPDWストックが付いたSBRも。
Zrodelta
READYシリーズのAR。上からMISSION READY、RANGE READY、GAME READY。
ハンドガードはWARSPORTのデザインを汲んでおり、LVOA譲りだ。
搭載するスコープはUSO TSシリーズ。
MODULUS。様々なパーツを組み合わせて自分好みの一丁を作れるモジュラータイプのハンドガン。
SUREFIRE
MINI SCOUT LIGHT PRO。可視光版と、IRモード付のバージョンがある。レイルマウントが標準装備となる。
SCOUT LIGHT PRO。中央はM600DF。
まとめ
今年のSHOT SHOW 2020で注目度が高かったのはSIG SAUER、H&K、True Velocityブース等をはじめとするNGSWプロジェクトの新型弾薬やそれを使用するオートマチックウエポン、ライフルなどの展示だ。
6.8mm口径の軽量な新素材カートリッジ弾を使用したりと、戦闘重量の負荷軽減を目指す銃火器は現在米軍が推し進める旬なテーマと言える。
その他、サブ/コンパクトピストルといったコンシールドキャリーに適した拳銃や、昨年同様にピストルキャリバーカービンなどの新製品も多い。今年は5.7mm口径や.22口径の新製品も多く見られた。
エアソフト製品で言えば電動ガンの電子化はハイエンドモデルのみならず、エントリーモデルにまで普及している。より高性能でトリガーレスポンスの良い電動ガンが低価格で手に入る時代になり、また新たな価値観をもった製品が求められるかもしれない。
実銃メーカーの正規ライセンスを取得したモデルはもはや当たり前だし、KRISS USAのKRYTAC、SIG SAUERのSIG AIRといった実銃メーカー自らのエアソフトブランドも今後ますます多くなりそう。
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