ショットショー2018 in ラスベガス パート1
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ショットショーは米国で毎年開催されている世界最大規模の銃器見本市。
今年もネバダ州のラスベガスにて開催されたショットショー2018に行ってきたのでご紹介。
今年はショットショー40周年ということで記念すべき節目の年となった。
月曜日にラスベガス郊外のシューティングレンジ、ボルダー ライフル&ピストル クラブにて開催されたインダストリーデーの模様。各社の新作銃を実際に撃って体験できる。
真っ先に行ったのがGLOCKブース。新作の19Xを撃つことができた。ちなみにこのカラーの名称はFDEでもタンカラーでもなく、コヨーテ(COYOTE)カラーなのだそう。英語の発音だとカイヨーテと聞こえる。
G19のコンパクトスライドにフルサイズグリップフレームを組み合わせたMHSトライアルモデルベースの市販バージョンと言ったところ。トライアルモデルと違うのはマニュアルセフティがないことくらい。
Gen5とのマグウェル比較。19Xはランヤードリングが装備され、マグウェル部がフレア状に広がっていない。Gen5の実銃レポートはこちら。
グリップはフィンガーチャンネルが無くなって、なかなかこれはこれで握りやすい。まだGen5を撃ったことがないので、いきなりすっ飛ばして19Xだが、トリガーフィールもクリスプで良い感じ。
マガジンもコヨーテ。装弾数はスタンダードが17発で、写真のエクステンドは2発多い19発。弾薬は9mm×19。
SpringField Armory(以下SFA)では新作サブコンパクトの911が撃てた。口径は.380ACP、2.7インチバレル。
小さくて可愛い。こんな高級トイガンあったら買っちゃうなぁ。
小さくて手の中にすっぽり収まる。
ほかにもXDE .45ACPなどが撃てた。.45口径にしてはとても撃ちやすい印象だ。
こちらは9mmのXDE-9。
携帯しやすいように幅がスリムなのがポイント。
LEUPOLDのブースにあったASHBURY PRECISION ORDNANCE(以下APO)のボルトアクション。
APO SABER ASX-A3。
WALKER'Sの電子イヤプラグ。旧来の大きなイヤマフはかさばるし、ヘッドギアを選ぶので気軽なシューティングならこらのイヤホンタイプのが便利そう。
バッテリー充電機能付きのケースも今年発売されるそう。
オリジナルハンドガードで日本でも知られるUnique-ARsで展示していたユニークグリップというAR用グリップ。ボトムのネジを緩めて握るとシューターの手に合わせて形状が変化する。ここぞという形が決まったらねじを締めれば形状が固定される仕組み。
DeserttechではブルパップボルトアクションライフルのSRS-A1が撃てた。サプレッサーが付いていたことも有り、射撃音はパシューンと、とても.308winを撃っているとは思えない静かさ。気分はジョン・ウィック!!
また、ついにMDRも撃つことができた。ずっとモックアップの展示だったから感慨深いなぁ。
Supressed Weapon Systemのサプレッサー。一見してブルバレルのようだが、マズルのキャップを取り外して、チタン製のシュラウドを取り外すと...。
内部がサプレッサーになっている。
このBLACK RAINの.308win仕様AR、バレルが太い!!
プレトリアRippel Effect Systems社のレスリーサル37mmマルチショットランチャーを撃てた!! リボルバーに装填して3連射! これは楽しい。米国レスリーサル銃器の大手、ALSが輸入するとのこと。
シングルショットランチャーもある。
RugerのMARK IV。上がTARGET、下がLITE。
Rugerのポリマーフレームオート、SECURITY-9(上)、EC9s(下)。
DARK HORSEのフランジブル弾。9mmと.223rem。
フランジブル弾というと砕け散るイメージだが、施錠されたドアの鍵を破壊するほどの威力がある。
フランジブル弾の威力については以前にデザートシューティングの動画で解説しているのでどうぞ。
ARCHON FIREARMSのTYPE B。アーコンと発音する。
この銃、もともとはイタリアのArsenal FirearmsのSTRIKE ONEがベースで、その後、Prime MFG傘下になったArsenal Firearms USAのSTRYK Bとして米国向けにアレンジ、さらに今年はリブランドされてARCHON FIREARMSのTYPE Bとなった。
Ring PowerのTHE ROCKという突入用ドーザ。
こんなトーチカを運べる。防弾性能は.308winくらいまでだそう。
CMMCのピストルキャリバーカービン、GUARD。9mm口径と.45口径版がある。マガジンはグロックのものを使用できる。
CMMG Mk4 DTR2, .224 Valkyrie。このほか、今年の新作としてMkW ANVILシリーズで6.5 GRENDEL、.458 SOCOM弾仕様のライフルも発売される予定。
FEDERAL製の224 Valkyrie弾。
実際の弾薬。弾頭重量は90グレイン。昨今民間ライフルでは様々なライフル弾が採用されている。22 Nosler、224 Valkyrie、6.5 Creedmoor、6.5 Grendel、300BLKなどなど、沢山あって覚えるのが大変。
CMMGのTAC SNAC。サラミ。
PepperBallのTCP。レスリーサルウエポンで、ペイントボールのようにCO2か、窒素ガスのカートリッジをグリップ内にセットして発射する。
弾はこのような球形のペッパーボール。ターゲットにあたると破裂して紫色の煙が立ち上がり、吸い込めば戦闘不能になっちゃうのでしょう。
ZENITHのZ-5P。9mm。H&Kのライセンス版MP5といったところ。ロア形状は旧タイプ。MIDWESTのM-LOKハンドガードが付いているのがカッコいい。
ZENITH Z-43P RIFLE。5.56mm×45。ローラーロッキング独特のリコイル。ARを撃ちなれているとちょっと違和感を感じるかも。
PHONE SKOPEのスコープにスマホを取り付けられるアタッチメント。スマホで録画するのに便利。
鏡を使って反射させているので、普通に接眼レンズから狙うこともできる。
WaltherのPPQ SC。サブコンパクトのPPQ。9mm口径、3.5インチバレル、装弾数10発で写真のエクステンドマグで15発。
Beretta APX。これも撃てた。数発程度の射撃感想だが、とても撃ちやすい普通のポリマーフレームオートという感じ。
FN 509
Agency Armsカスタム。
INLAND MFG.のM30 IMP。.30カービン弾を使用するM1カービンクローンのピストルバージョン。
HONOR DEFENSEのHONOR GUARD。9mm口径のサブコンパクトピストル。
フレームのカラバリが豊富。
SIGのMCXがGeisseleのブースで撃てた。Geisseleのトリガーユニットが組み込まれていることも有り、AR15系とは違ってなんかこう、ものすごく無駄のないリコイルとか音とか。ほんの少しの射撃だったが非常に好印象だった。
American TacticalではドイツのGerman Sport製GSG-MP40インポートモデルが撃てた。
ただ、撃ちに行ったときにはすでにFMJが切れており、セミジャケッテッドホローポイント弾しかなく、ジャムばかりだった(^_^;。
HUDSONのH9のバリエーションモデルH9Aが展示。スチールフレームがアルミフレームとなり軽量化、グリップパネルは樹脂製になった。スライドデザインも少し変更されている。撃ち比べてみたが、個人的には重量のあるH9の撃ち味のほうが好き。
IWIではセミオートショットガンのTavor TS12。
ごついデザインで、ハンドガード部分が回転式3本一体のロータリーチューブマガジンとなっていて、各チューブに5発づつショットシェルを装填できる。
これはトイガン化されそうな雰囲気。
1本のチューブ分の弾を撃ち終えるとホールドオープン。トリガー前のロックレバーを解除し、チューブマガジンを回転させると次の初弾が自動装てんされる仕組み。
コルトの新作M686 PULS。.357Magの7連発リボルバー。
S&W PC ProSeries SW1911 Sub Compact。口径9mm、8+1発、3インチバレル。
動画でもどうぞ。
さて、次回はラスベガス市内のサンズエキスポ コンベンションセンターで行われた展示会の模様をお届けします。
ショットショー2018 パート2へ続く
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