ショットショー2019 in ラスベガス パート1
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ショットショーは米国で毎年開催されている世界最大規模の銃器見本市。
今年もネバダ州のラスベガスにて開催されたショットショー2019に行ってきたのでご紹介。
まずは月曜日にラスベガス郊外の射撃場、ボルダー ライフル&ピストル クラブにて開催されたインダストリーデーの模様をどうぞ。
GLOCKの新作はG43XとG48。シングルスタックのサブコンパクトで、ライトグレーのPVDコーティングカラーが爽やか。
43Xと48の違いはバレル&スライド長。また43Xと従来の43の違いはグリップ長がことなり、43Xのほうが長い。つまり、コンパクトで言うところのG19と19Xの違いと似ている。
前後サイトはカスタムパーツに変更されていた。
Springfield ArmoryのXD(M)
10MM。10mm口径のピストルで、9mmと.45ACPの中間口径。反動も両者の中間に感じた。
おなじくSpringfield ArmoryのAR15、SAINT VICTOR。M-LOCKハンドガードレイルやストレートトリガーを装備。軽量化のためハンドガードのトップにはピカティニーレールがない。
民間モデルなのでセミオートオンリー。軽くてもとても撃ちやすいARだった。
ワルサーの新作はQ5 MATCH SF。SFの名が示すように従来のポリマーフレームのQ5 MATCHからスチールフレームに変更された。重量があるので構えた際に安定感がある。対照的にPPK/s .380ACPも試射。エッジの効いたフレームにストレートブローバックのガツンとくるリコイルが堪らない。
MOSSBERGといえばショットガンのイメージが強いが、今年はサブコンパクトピストルをリリース。
MC1scというこのピストルはホールドオープンからスライドエンドパーツを抜き取り、ファイアリングピンを取り外せるという安全設計セーフテイクダウン機構がある。写真のモデルはトリガー後ろにクロスボルトセフティを備えたバージョン。
マガジンキャパシティは9mmを7発。樹脂製のクリアマガジンというのも面白い。
Sol Invictus Armsでは民間用のAA-12セミオートモデルを発売。それにあたり、レンジデーではフルオートモデルのAA-12が試射できた。
分解清掃中のAA-12。サイドのピンを外すと簡単にパカリとプラ製のカバーが取れてまるでモナカ式のトイガンのよう。
12Gのショットシェルのフルオート射撃は超ド迫力!! その反動に耐えられるか心配だったが、以外にも撃ち始めてしまえばググっと抑え込める。オープンボルトでの射撃なので、撃ち終わるとストンと前に引っ張られるようにボルトが前進する。Photo by Shin
Sol Invictus Armsではもうひとつ、TAC9というピストルキャリバーカービン(PCC)を展示。
WINCHESTERでは350 Legendという弾を展示していて、これに対応するARも撃たせていた。
Arsenal FirearmsのAF2011A1 Duellerも撃つことができた。.45ACPのダブルバレル1911で、ワントリガーで同時に.45口径をぶっ放す。グリップもダブルサイズでリコイルもダブル! 何から何まで二倍の迫力でどこに弾が飛んでいっているかわからないほどだった。完全にネタガンである。
Kel-TecのブルパップショットガンKS7。KSGのシングルチューブマガジンバージョンと言ったところで、6+1発の12Gショットシェルを装填し、ポンプアクションで撃つ。フロントが軽くなったせいかマズルジャンプも激しく感じた。
Kel-TecのCP33という.22LRのオートマチックピストル。レシーバー後方にM4のようにチャージングハンドルがあり、これで装填、撃ち終わるとレバーが後退していた。
マガジンも独特で.22LRを33発も装填できるダブルカラムをさらにダブルにしたような装填方式。
QUARTER CIRCLE 10では各種PCCを試射できた。
その中でもこのMP5のマガジンをそのまま使えるPCCが面白い。チャージングハンドルはアッパーレシーバー左側側面に付いている。MP5マガジンなのでホールドオープンしないが、電動ガンだったらMP5のマガジンが使えるPCCがあっても良いかも。
GISELLEでは民間向けのSMR MK16を装着したARが撃てた。
軽くて握り易くて、これは1本と言わず2-3本欲しいなと。
EAAのブースではトルコから輸入されたショットガン、ブルパップのMKA 1923とAR10のようなスタイルのMKA 1919 MATCH PROが撃てた。
CMMGでは各種口径のフルオートARが撃てた。こちらは7.62mm x 39弾仕様のResolute 300 Mk47。
こちらはP90やFive-seveNで使用する5.7mm x 28弾仕様のBanshee 300 Mk57。
6.5mm GRENDEL弾仕様のResolute 200 MkW-15。
PROFENSEではなんとミニガン各種を展示。こちらは5.56mm x 45弾仕様のマイクロガン。
そしてM134ミニガンの射撃デモンストレーションが行われていた。30分に1回のデモでは沢山の人が集まって撮影していた。
1500rpmから3000、4500rpmのメモリが付いたコントロールパネル。この日は1500と3000回転でのデモが行われた。100m先のバックストップにトレーサー弾が着弾しものすごい砂煙を巻上げていた。近くで撮影していたが、イヤマフをしていても鼓膜が破れそうなほどの重低音。詳しくは動画で。
MAXIM DEFENSEのPDX。いやこれカッコいいっす! 電動ガンで欲しい!!
5ポジションのSCW stock system、HATEBRAKE muzzle booster、ALG Combat Triggerなどが装着されたジャケットの下に隠し持てるサブコンパクトAR。
KimberではMicro 9 ESVを撃った。ブラックフレーム+ゴールドバレルと、グレーフレーム+ブロンズカラーのバレルの組み合わせが素敵。
MAGPULではCz EVO3用のカスタムパーツを装着したモデルが撃てた。グリップやフォアグリップ、マガジンなどがMAGPUL製。
United DefenseのAK-103 X3。ショートバレルのAKで、撃つ度にマズルフラッシュが目の前で炸裂。
UMAREXのコンプレッションエアーのエアライフルを撃ってみた。4.5mmの金属製ペレットを50ヤード先のプレートに撃ってみた。まるで感触はエアソフトのようだが、威力はその比ではない。
会場の模様を動画でもどうぞ。
さて、次回はラスベガス市内のサンズエキスポ コンベンションセンターで行われた展示会の模様をお届けしよう。
ショットショー2019 パート2へ続く
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