ショットショー2019 in ラスベガス パート12
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ショットショーは米国で毎年開催されている世界最大規模の銃器見本市。
今年もネバダ州のラスベガスにて開催されたショットショー2019に行ってきたのでご紹介。
市内のSans Expoコンベンションセンターにて行われた展示会の模様をどうぞ。
Zenith | SAFETY HARBOR FIREARMS | CANiK | SARSILMAZ | SAI | ZEV | ZRODELTA | Polymer80 | Vltor | STEYR | Uberti USA | SCCY | LEAD STAR | F1 FIREARMS | TROJAN FIREARMS | arsenal | LWRC | GLOCK STORE | LMT | Stag Arms | TRUST | Strategic Armory Corps | CADEX DEFENCE | L.W.Seecamp | Armament Technology | SCALARWORKS | VIRIDIAN | NRA
Zenith
ZenithはトルコのMKEが製造するMP5を販売する。DuraCoatでグレーとRAL8000に仕上げられたZ-5P。
このZ-5SCWに装着されているストックはSAFETY HARBOR FIREARMS製のKES Buttstock。M-LOKハンドガードはMidwest Industries製。Zenithのカスタムコッキングハンドルも標準装備される。
SAFETY HARBOR FIREARMS
KES buttstockのAR15バージョン。デモ用にカラフルなARが展示されていてまるで玩具のよう。
CANiK
TP9 Elite Combat。口径9mm、4.73"バレル、装弾数18発。スレッデッドバレル、オプティクスレディ・スライド、ファイバーサイト、アルミ製マグウェル、フラットフェイス4.8ポンド アルミトリガー、セラコートのFDEカラー。
SARSILMAZ
SAR 9。口径9mm、4.4"バレル、装弾数17発。
SAI
TEIR 1 G19X。GLOCK 19Xのカスタムガン。
これはガスブロでも欲しいなぁ。
ZEV
OZ9。グロックベースのカスタムガン。
ポリマー製のグリップ部と金属製の機関部が分離できるモジュラー式のインターチェンジャブルグリップを採用している。まるでSIG P320のよう。トリガーガード上のテイクダウンピン1本を抜けば簡単に取り外しできる。
OZ9 KC EUSEBIO COMPETITION。ZEVの契約シューターのコラボモデル。
ZRODELTA
Z9 MODULAR HANDGUN SYSTEM。グロック互換のピストルで、グリップやフレームの長さを各パーツ組み合わせて可変できるモジュラー式を採用する。
ベースとなるグリップフレーム。
昨年、WARSPORT社を買収したこともあり、
その動向が注目されていたが、今年のSHOT SHOWではWS-9をベースとしたSubZROというPCCを展示していた。
グロックマガジン互換の口径9mm、8.5"バレル、フルアンビ仕様レシーバー。
Polymer80
米国では機関部を含むフレームごとに銃器登録する。このグロック互換のフレームは80%の未完成品として販売されており、これ自体では銃器とみなされないので登録不要。穴あけキットが同梱しており、購入したユーザーが自ら加工することで完成させるというカスタムフレーム。
コンパクトフレームのPF840C、フルサイズのPF940V2がグロック用としてラインアップ。
Vltor
上のAK-47にはM-LOKハンドガード、RE-47ストックアダプター、I-MODストック、TDグリップが装着。下はPKMレシーバー装着のPKM。
SCARやM1Aのカスタムガン。下のM1AにはMP-1 MODPOD
LEGSが装着されている。
カスタムARも沢山展示されていた。
下は16" 9mm PCC COMPETITION GUN。
上の6"のTRUCK GUNは300BLK仕様。MUR-1Aや1Sといったアッパーレシーバーが装着されていた。
STEYR
オーストリアの銃器メーカー、STEYR。
L9-A2 MF PISTOL。口径9mm、4.5"バレル、装弾数17発。
グリップパネル交換可能なポリマーフレーム、ストライカー式。
Scout 6.5 Creedmoor。口径6.5mm Ceeenmoor弾を使用する狩猟用ライフル。畳むとシャシに一体化するバイポッドがオシャレ。
Uberti USA
イタリアの銃器メーカー、Uberti。
1873 Cattleman El Patrón Revolver。
Bird's Head Revolver、1851 Navy Conversion Revolver。西部劇ファンにはたまらない銃ばかり。
WalkerやDragoonもあった。
SCCY
CPX-3 TT。口径.380APC、2.96"バレル、装弾数10発。
ストライカー式のサブコンパクトピストル。
LEAD STAR
コンペティション用のカラフルでスケスケなライフルを展示していた。
肉抜きされた軽量なPCC!!
F1 FIREARMS
UDR-15-3G Skeletonized Rifle。カラフルな3Gun マッチ用ライフルが沢山展示。こちらはNebulaと呼ばれるカラーバリエーション。
TROJAN FIREARMS
3Gunコンペティション用のHELEN / HELEN X。
こういった軽量化されたスケルトンレシーバーは今後エアソフトスポーツでも流行りそうだ。
arsenal
AKの設計者、ミハエル・カラシニコフの生誕90周年記念モデルのAKを展示。
ゴールド(MTK90G)とシルバーモデル(MTK90S)が美しいケースに入って展示されていた。
LWRC
IC-PDW 8.5"。口径5.56mm x 45。作動方式はショートストロークガスピストン。
GLOCK STORE
FM9。GLOCKマガジンが使用できる9mm PCC。とにかくこのスタイルのPCCがいろんなメーカーで発売されていた。
LMT
SHORT RAIL MOUNTED GRENADE LAUNCHER。40mmグレネードランチャーでスタンドアロンフレームを取り外せばM4にアンダーマウントできる。
MWSアッパーを搭載した7.62mmライフル。上がCQBアッパー、下がM-LOKアッパー。
Stag Arms
Stag ArmsもPCCシリーズを展示。レギュラーフレームは9mm、.40SW、ラージフレームは10mm、.45ACPに対応するマルチキャリバー仕様。
アンビのマガジンリリース。
TRUST
KIRICI M818。トルコKRC ARMS製。12GA3"チャンバー、20"バレルのセミオート・ブルパップショットガン。装弾数5発のボックスマガジン仕様。
ゴツイ!!
Strategic Armory Corps
Strategic Armory傘下のSURGEON RIFLESとJ. Allen Enterprisesのコラボによるカスタムライフル。
SURGEON 591 SCALPEL SHORT ACTIONの口径6mm Creedmoorをベースに、シャシはJAE 700、カラーリングはポルシェをイメージしている。
CADEX DEFENCE
CDX-MC KRAKEN。セラコートのスナイパーグレイカラー。口径は6mm Creedmoor、.260 Rem、6.5 Creedmoor、6.5 x 47 Rapua、.308 Win、.300 Win Mag、.300 Norma Mag、.338 Rapua Mag、.338 Norma Magに対応するマルチキャリバー。
L.W.Seecamp
LWS-32。口径は.25ACP、.32ACP、.380ACPがあるサブコンパクトピストル。装弾数は6発。
Armament Technology
ELCAN Specter DRのドットサイトオプション、XOPTEKとして、日本のノーベルアームズ社のMRSドットサイトが採用されていた。凄い!!
SCALARWORKS
光学照準器用のマウントを製造するSCALARWORKS。LEAPシリーズは、MICRO (T1系)/MRO/RMRの各種ドットサイトに対応。軽量でデザインもカッコよく、取り付けダイヤルが大きいので、手で簡単に回して取り外しできる。注目のブランド。
LEAPシリーズにはスコープマウントもある。
VIRIDIAN
X5L CAM。アンダーマウントできる500ルーメンのライト、グリーンレーザーに加え、フルHDのビデオカメラが内蔵されている。ハンドガン戦の撮影に使える!!
NRA
全米ライフル協会、NRAのブースでは映画に登場したプロップガンを展示。
『リーサル・ウエポン』でメル・ギブソン演じるマーティン・リッグス刑事が、『ダイ・ハード』でブルース・ウィリス演じるジョン・マクレーン巡査部長が使用していたBeretta 92F。
『ダイ・ハード』で悪役のハンス・グルーバーが使用していたH&K P7M13。
『ダーティーハリー1/2』でクリント・イーストウッド演じるハリー・キャラハン刑事が使用していたS&W Model 29。
TVドラマ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』でデヴィッド・ロッシが使用していたSig Sauer 1911。
『グラン・トリノ』や『ジョーズ』に登場したM1ガーランド。
『CROSSFIRE TRAIL』のWinchester Model 1876、『Last Stand at Saber River』(1997)のAllen Firearms Henry Rifle。
SHOT SHOW 2019のレポートはこれにて終了。100社近くのエアソフト、実銃関連ブースを紹介してきたが、まだまだ紹介しきれていなかったり、見切れなかったブースは沢山ある。世界最大規模の銃器トレードショーの規模は計り知れない。
今年の傾向としては、多くのメーカーで9mm口径を使用するPCC(ピストルキャリバーカービン)が展示されていたことだろう。また、3Gunマッチ用の軽量なスケルトンフレームのライフルも多く見かけた。
エアソフトで言えば台湾MOAで取材した各社の製品が北米に輸入され、現地法人で販売されているのが如実に感じられる。電動ガンの価格帯は日本よりも安く、エントリーモデルが$150から、ミドルレンジのモデルでも$300~$400ほどだ。まあ、何千ドルもするPTWもあるにはあるが、北米市場でもまだまだメジャーではない感じ。実銃メーカーのライセンスも積極的に取得される一方で、SIGやKRISSのように自社でトイガンブランドを立ち上げるメーカーもある。米国においてはエアソフトは実銃のエントリーと位置付けられ、法律的にも台湾同様に日本に比べて緩やかだ。
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