V-Twin Show in 名古屋 ぶらり一人歩き 2016年10月【イベント レビュー】
レポート:伊部 好乃輔
2016年10月29日(土)〜30日(日)に名古屋で平成になって初めてのミリタリーイベント「V-Twin Show in 名古屋 2016」が開催されました。
主催はビクトリーショーやヒストリカルゲームのアホカリプスなどの演出、運営をしているデューク廣井氏です。
内容もサムズミリタリ屋主催のビクトリーショーの名古屋版といったところです。
今までは、いわゆる名古屋人気質で、「ミリタリーの販売イベントは成功しない」と言われていましたが、ほぼ定員いっぱいの約80のブースが集まり、蓋を開けてみたら大盛況でした。
久しぶりに「にゃーごや」にも行ってみたかったので、「V-Twin Show in 名古屋 2016」をぶらりと散策してきました。
Qaraqorum(カラコルム)
NoveskeのKX3 フラッシュハイダーのような“COUGAR(クーガー)”を販売していました。これを銃口に装着するだけで、マズルフラッシュを再現できるアイテムです。
エアソフトガンの発射エアを感知して実銃のような発火炎を演出してくれます。昼間の野外でも光がわかるように設定してあるため、インドアでは眩しいくらいです。
TOY ENGINEER(玩銃商人)
ファンにとっては至高の未発火モデルガン「六研 エラン」の中古のM1911を大量に販売していました。
M1911の各種バリエーションがズラリと並んでいました。どれも1丁10万円以上です。
非常に精巧に作られているため、マガジンの出し入れすら気を使うそうです。スライド引いて、傷なんてついたら価値が下がります。
PDI
各種エアソフトガン用のパーツメーカーのPDIが新製品や今後の展開を展示発表していました。
東京マルイVSR-10用のアルミアウター&ストックです。今後はバレルのフルートや各パーツを好みで選べるセミオーダーでの販売を考えているそうです。
台湾のMODEL WORKS製のVSR-10互換のM40A3ストックもイベント特価20,000円で販売されていました。
PDIでは今後、3Dプリンターを使用して、トイガンパーツを製造していくそうです。まずは東京マルイ KSG用パーツの試作品が展示されていました。
HEAD 1950
高精度のインナーバレルやメインスプリング、サイレンサーなど各種KM各種パーツがなんと! V-TWIN SHOW特価で30%OFFでした。
L.A.HOBBYSHOP
ユーズドのハンドガン、パーツなどが中心で、程度のよいものがお買い得価格でした。
モデルワークス グレネード&エルフィンナイツ
日本刀の柄を型どったグリップや精巧な造形のセクシーグリップ「ぐり子さん」などを販売していました。
また漫画『GUNSMITH CATS』の作者の園田健一氏のサイン入りCz75(サイン色紙付き)を販売していました。しかも懐かしいMGCのガスブローバックです。
フューチャートリガー
電動ガンのピストン交代位置を4段階で設定可能なFETスイッチ「フューチャートリガー」を先行販売していました。このシステムの肝はスマートフォンを繋ぎ、アプリで各種設定を簡単にできることです。
フューチャートリガーを組み込んだ電動ガンのバッテリー配線に中継ボックスを介してスマホで設定します。ピストンの位置、バーストの弾数を設定できます。
DRESS & GUN
海外製パーツの格安販売だけでなく、自社で装備なども製作しているオンラインショップです。
目を引いたのは、このサイクロングレネードホルダーです。プラのテンションでしっかりトルネードを保持してくれます。また40mmグレネードにも使えます。MOLLEタイプとテックロックの2種ありました。
サージェンツハート
現在、入手が難しい実物の薬莢と弾頭による数々のダミーカートを販売しています。
.308口径ですが、最近はメーカーごとに弾頭の先端の色が違うそうで、それも忠実に再現しています。
ダミーカートのみならず、カートを利用したオリジナルグッズも製作しています。こちらはボールペンです。意外と握りやすくて書きやすいです。
Big-Out
画期的な電子トリガーのDTMを開発したBig-Outです。名古屋では初の出店ということで、DTMデモサンプルが大人気でした。みなさんキレのよいレスポンスに感動していました。
次の新製品がこれです。次世代・DTM専用ストレートトリガーの試作品です。
アングス
モデルガン、エアソフトガンの程度のよい往年の名品がズラリと並んでいました。
バーストヘッド
お馴染みボスゲリラのショップです。オリジナルグッズからHISGやメカニクスのグローブを扱っていました。ちなみにボスゲリラは台湾に取材に行っているとのことでした。
ホビージャパン
発売されたばかりのアームズマガジン最新号を持参して来られていました。
RedHam Custom
個人でパーツなどを製作しているRedHam Customさん。こちらは今、アメリカで人気らしいハンドガードカバーを製作。本物のMC生地を使用しており、長・短2種あります。
レプリカがないということで製作したKACのバリアストップです。
レール先端に装着し、ガードとして使用します。ちなみにこちらは実物だそうです。
ハートフォード
発売されたばかりのビンテージ・モデルガン第4弾、モーゼル HScのカッターウェイモデルがイベント特価で販売されていました。
サンドブラストなど各種フィニッシュ違いのバリエーションも特価で並んでいました。
頭壊組(トウカイグミ)
東海と掛けているのか聞くのを忘れましたが、愛知県で実物装備などを販売しているそうです。東京のVショーにも出店しているそうですが、今回、名古屋でのミリタリーイベントということで大変喜ばれていました。
x115x Taylor
プレートキャリア、マガジンポーチやコンバットシャツなど全てオリジナルデザインで製作しています。縫製も含めメイド インジャパンです。近未来的なデザインで最初は実物輸入品かと思いました。
オリジナルデザインのシンプルで軽量なプレートキャリア、XP-10 STD。マガジンポーチも使いやすそうです。価格は86,000円です。
グッドフェローズ各務原店
岐阜県各務原市に店舗を構えるグッドフェローズさん。香港のトイソルジャー、HISGの装備が中心で扱っています。
サムズミリタリ屋
老舗のミリタリーショップのサムズミリタリ屋もこのV-TWIN SHOWに全面協力しています。社長のオサム氏は「名古屋で、しかもあまり告知もしていなかったのに、大盛況なので、これはビジネスチャンスになりそう」と嬉しそうでした。
サムズミリタリ屋オリジナルのキッズ用のBDU。自衛隊の基地祭とかでは、爆発的な人気なのだそうです。
BaseEXCHANGE
愛知県岡崎市にお店を構えるBaseEXCHANGEさん。実物装備の販売だけでなく、お店にはシューティングレンジ、喫茶コーナーもあり、夜はBARになるとのことです。一度行ってみたいですね。
古鷹屋
旧日本軍の実物品やレプリカを製作している古鷹屋では、旧陸軍の略帽の大小2種が…小さいのはペット用ではなく、ジッパーが付いており、実は財布となっているのです。これはグッドアイデアですね。
アップデート
現用イギリス軍装備専門店で最新のMTP(Multi Terrain Patern)各種装備が全て揃いそうです。ちなみにオーナーが着ているのが軍用で、展示されているベストは警察用とのことです。
フライングフォートレス
.50口径の凹みありとはいえ、薬莢が500円というのはお買い得です。しかも1944年製という年代物でした。
ベトナム戦争時代の浄水剤や虫ジュース(防虫剤)、フットパウダー(靴用の消臭・抗菌剤)の実物デッドストック品が!
貴重なものばかりなのに、その安さにも驚きました。
コンバットマガジン
元祖ミリタリー雑誌のコンバットマガジンも名古屋に参戦していました。
ミニミリ in V-TWIN
VOLK TACTICAL GEAR
サバゲ時のガスやら弾を入れる小物入れとして重宝しそうな折りたたみ式のマルチフォールディングバッグです。大小2種あり、好みで選べます。
VOLKで現在製作中のフェイスードの原型です。細かいところまでかなり作り込んでいます。また頰付できるよう両サイドがカットされているのが良いですね。
ミニミリ in V-TWIN
明日香縫製
ミリタリーのレプリカパッチからアニメパッチまで各種全て自社で製作しています。
今の売れ筋はロシア特殊部隊、アルファ部隊のパッチだそうです。
ミニミリ in V-TWIN
ADDiCT
メインは実物軍用無線やヘッドセットですがパッチやオリジナル装備も製作しています。
試作品の軽量レッグパネルです。今後はストラップを交換してコンパクトなチェストリグにもできるようにしたいとのことです。
こちらは自宅でポーチ類などを保管するためのユーティリティタペストリーです。裏面は全面ベルクロでパッチの保管にも使えます。またハンガーにかけれるようにもなっています。
ゲンブンマガジン
小林源文閣下も最新作を持参して名古屋に来られていました。
モデルガン・ファストドローの参加者体験も行われていました。友達同士で対決して盛り上がっていました。
V-Twin Show主催のOFFICE DUKEのデューク廣井氏。10月29日(土)は600人強、30日(日)は300人強で約1,000人の入場者で大いに賑わっていました。
気になる今後の開催は年一度くらいのペースで、時期は2017年10月〜2018年1月の間で検討中とのことです。
会場となった茶源ホールはJR東海道線熱田駅から徒歩15分ほどのところにあります。名古屋中心部にも近いし、アクセスしやすいですが、マイカーの場合、周辺の駐車場はちょっと少ないかもしれません。
会場の近くには三種の神器の1つである草薙剣(くさなぎのつるぎ)を祀る神社として有名な熱田神宮があります。実は今まで行ったことがなかったので、この機会にお詣りしてきました。ショッピングに観光と、充実した名古屋ぶらり旅となりました。
関連リンク
2016年7月のビクトリーショー
2016年3月のビクトリーショー
2015年12月のビクトリーショー
2015年9月のビクトリーショー
2015年7月のビクトリーショー
2015年3月のビクトリーショー
2014年11月のビクトリーショー
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2012年12月のビクトリーショー
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