SHOT SHOW コンパクトキャリーピストル特集
ラスベガスで開催されたSHOT SHOWでの実銃写真を中心に、流行の各社コンパクトキャリーピストルを紹介。主に口径は.380ACPを中心にチョイスしたが、少し大きめの9mmx19や、さらに小さい.32ACPなどもピックアップ。
S&W
M&P BODYGUARD 380。口径.380AUTO、2.75"バレル、6+1発。
そのBODYGUARD 380のCTCのレーザーデバイス付きモデル。マルイがガスガンでモデルアップするのはこちらのモデル。クラウンモデルもコッキングエアガンをリリースしている。レビューはこちら
M&P BODYGUARD 380 with Crimson Trace FDE。クリムゾントレースのレーザーサイトが内蔵された.380ACP口径のボディガードのFDEカラー。
2016年のM&P BODYGUARD 380ではCTCのレーザーサイトが後付けされている。口径.380AUTO、2.75"バレル、6+1発。
Ruger
LCP。いわゆる薄型コンパクトなセルフディフェンスガン人気のはしりともいえるピストル。
写真のモデルは2014年2月に登場したステンレスシルバースライドモデル。
LCPの口径は.380オート、装弾数は6+1発、全長131mm、2.75インチバレル、重量はたったの266g。
このLCP用のホルスターやらポーチやらブルーガンなどなど、様々なメーカーからイクイップメントが発売していたのを会場でも見かけた。ただ、実際に撃ってみるとストロークの長いダブルアクションのトリガーフィールが難しくて狙ったところに当てるのがかなり難しい。
LCP II。.380ACP弾を使用するコンパクトキャリーピストル。グリップフレームが樹脂製なのはLCPから踏襲するが全体的にモダンなデザインとなった。
装弾数6+1、2.75インチバレル、重量300.5g。トリガーセフティを装備したシングルアクションのトリガーになった。
COLT
Mustang XSP。2.75インチバレル、弾薬は.380オート、マガジン装弾数は6発。弾無しの重量は340g。ポリマーフレームのセルフディフェンスガン。
デザインはやはり1911系を踏襲している。シングルアクショントリガー。
Beretta
PICO。.380オート、INOX BRACK FRAMEバージョン。トリガーガード前にレーザーサイトやフラッシュライトが内蔵されたモデルもある。
上から見るとかなり薄いことがわかる。
両手にPICO。トリガーはダブルアクションオンリーだ。
NANO PINK FRAME。口径は9mmx19。トリガーガードレーザー付き。いろいろなフレームカラーが撮り揃っていた。
3032 TOMCAT INOX。口径は.32オート。側面のレバーでバレルがチップアップする。
SIG SAUER
P238 EXTREME。口径.380ACP、装弾数7発、ホーグのG-10 エクストリームグリップ装備。シングルアクションオンリーでMSRPは$752。写真にはSIG TACのX38-TGR(トリガーガードレーザー)が装着されている。
LEGION P238 X-RAY3。口径.380ACP。レーザーサイト、ナイトサイト、G10グリップ付。
P290 RS .380。口径.380ACP、装弾数は6/8発、重量581.2g。コンパクトなセルフディフェンスピストルという性格上、メインターゲットの女性に受けそうなカラフルなカラーバリエーションも多い。
P365 SAS。口径は9mm x 19のサブコンパクト。3.1インチバレル、装弾数は10発なので、.380AUTOのコンパクトキャリーより一回り大きい。
サイトピクチャーはこんな感じ。
Kimber
MICRO RCP (LG)。口径は.380AUTO。レーザーサイトグリップが付くのでLGと記される。
MICRO RAPTOR STAINLESS。口径.380AUTO、全長142.2mm、重量379.9g、装弾数6発、2.75インチバレル、アルミフレーム。MSRP:$960。セレーションやグリップが猛禽類の羽のようなテクスチャ。
Solo CDP。口径9mmx19、全長139.7mm、重量482g、2.7インチバレル、装弾数6発。アンビのセフティとマグキャッチ、写真のモデルにはCrimson Trace社のレーザーグリップが装着されている。
Walther
CCP M2 380。コンシールドキャリーを目的としたコンパクトピストル。口径.380ACP、装弾数8発、3.54インチバレル。
優雅なグリップデザインで、往年のワルサーのコンパクトピストルの雰囲気が漂う。
PK380。口径.380ACP、3.66インチバレル、全長165.1mm、重量544.3g、装弾数8発。ポリマーフレームは軽量化の定番。
トリガーガードの先にレーザーサイトが装着されている。他の.380オートに比べると少し大柄でバレル長も長い。
ワルサーのコンパクトピストルと言えばこれ。PPK/s。口径は9mm Kruz(クルツ)、.380ACP、9mmショートとも言う。
KAHR Arms
CW 380。.380オートのセルフディフェンスガン。2.58インチバレル、ポリマーフレームにマットステンレススライド。
Kel-Tec
P3AT。KEL-TECにもピンクのセルフディフェンスガンがあった。2.7インチバレル、口径は.380オート、重量235g、全長132mm、装弾数は6+1発。その他.32ACPのP32や、9mmのPF9等もラインアップ。
TAURUS
SPECTRUM。.380口径のコンパクトピストルで、現地法人のTAURUS USA社が初めてデザイン、製造したもの。
2.8インチバレル、口径.380Auto、装弾数6発、エクステンドマガジンで7発、スライドサイドとグリップにはソフトタッチオーバーモールドと呼ばれるラバー素材が張り付けられている。
シルバースライドや、グリップフレームなどのカラーバリエーションが豊富。
Curve。変わった形のハンドガン。丸っこくて、薄っぺらくてなにかカワイイ感じ。
右側面にはクリップが装備される。口径は.380ACP、装弾数は6+1発、2.5インチバレル。重量は289gと軽量。
正面にはレーザーエイミングデバイスとLEDライトを装備。このCurve、その名の通り、正面から見るとフレームが湾曲している。まさにカーブの名前通り。
738 TCP。.380ACP、2.8インチバレル、装弾数は6+1発。重量は289gと軽量。
CARRY ONというキャッチフレーズでブースに並んだカラフルなコンパクトピストル。
もはや黒いという拳銃の概念はそこにはなく、まるでスマートフォン売り場のような雰囲気。
Model 738 TCP。口径.380、全長133mm、重量289g、装弾数6+1発。ツルテカのホワイトカラー。
G2s。口径9mmx19。3.2インチバレル、重量は567gで、サブコンパクトクラス。
G2cはダブルカラムの12発、G2sはシングルカラムの7発。
Springfield Armory
911。.380ACP弾を使用するコンパクトキャリーピストル。911緊急コールを呼ぶ前に自分で対応するセルフプロテクションの意味がある。
G10素材のグリップ、G10素材のシングルアクショントリガー、2.7インチバレルで写真はシルバースライドのステンレスモデル。グリップレーザー付きや、ブラックモデルもある。
XD-S 3.3"。口径は.45ACPか9mmx19、3.3"バレル。CTCのレーザーサイト付。
HELLCAT OSP。3インチバレル装備で、SFAはマイクロコンパクトと呼んでいる。OSPとはOptical Sight Pistolの略。
口径9mmx19、装弾数11発、エクステンドマグを使えば13発というハイキャパシティ。コンシールドキャリーのニーズが高いローエンフォーサーのバックアップなどに良いかも。もちろんセルフディフェンスにも。
ドットサイトのダイレクトマウントに対応している。展示品に搭載されているのはSHIELD SIGHTSのSMSc。
Remington
RM380 Micro。口径.380ACPのコンパクトピストル。装弾数6発、2.9"バレル、346g。
CTCのレーザーサイト付モデル。
アルミフレームでアノダイズド処理。小さくてもしっかりした作りの印象。
GLOCK
G42。口径.380オートを使用するコンパクトピストル。3.25インチバレル。薄型コンパクトなセルフディフェンスガン。やはり米国ではこのセルフディフェンスマーケットが激戦区なのだと感じる。
ご覧のように手のひらサイズ。ちっちゃくてかわいいグロックだ。
小さくてもティルトバレルロッキングのショートリコイルで作動。しっかりとグロックしている。
SCCY
CPX-3 TT。口径.380APC、2.96"バレル、装弾数10発。
ストライカー式のコンパクトキャリーピストル。
L.W.Seecamp
LWS-32。口径は.25ACP、.32ACP、.380ACPがあるサブコンパクトピストル。装弾数は6発。シーキャンプと言えばWAのガスガンなどで発売された1911のダブルアクションカスタムを思い出すファンもいるだろう。そのシーキャンプ。
North American Arms
NAA-32 GURDIAN。.32 ACPを使用する小型ピストル。2.5インチバレル、装弾数は6+1発。
CCWはConcealed Carry Weapon(コンシールド・キャリー・ウエポン)の意味で、公の場で銃器を隠して携帯するということ。米国では州ごとにルールが異なるが、ほとんどの州で許可、あるいはライセンスという形でコンシールドキャリーがおこなえる。コンシールドキャリーの反対はオープンキャリー。これも州ごとに許可が必要だったり禁止されていたりする。
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