ショットショー2016 in ラスベガス パート9

ショットショー2016 in ラスベガス パート9

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ショットショーは米国で毎年開催されている世界最大規模の銃器見本市。
今年もネバダ州のラスベガスにて開催されたショットショー2016。ラスベガス市内のサンズエキスポ コンベンションセンターで行われた展示会の模様をお届けします。
Knight's Armament | Nighthawk | STI | ARCHANGEL | SAGE International
NRA | ELETE DEFENSE | F-1 Firearms | SilencerCo | Sun Devil MFG. | その他

Knight's Armament


Knight's Armament
アメリカの銃器メーカー、Knight's Armament(KAC)。左が創業者のC・リード・ナイトさん。ARの生みの親、ユージン・ストーナー氏の遺志を受け継ぐ者の一人。右は息子さんのウィリアム・ナイトさん。

SR-30 SBR
SR-30 SBRを手にするナイト氏。SR-30 SBRは口径300BBLK、9.5"バレル、セミオートオンリー。今年はSR-15、SR-25、SR-30ともにM-LOK対応のハンドガードを装備したモデルも登場した。


Nighthawk


主にハンドガンを製造するアメリカの銃器メーカー、Nighthawk。
Silent Hawk
Silent Hawk。口径.45ACP。サプレッサーメーカーのSilencer Co社のOsprey Suppressorに対応したスレッデッドバレル装備の1911。

Silencer Co社のロゴ
スライド右面、セレーションの後ろにはSilencer Co社のロゴが入る。ヘイニーのトリチウムサイトはサプレッサーに合わせて高さのあるもの。

KESTRAL
KESTRAL。.45ACP、4.25"バレル。

グリップフレームには独特の滑り止め
ヘイニーのサイト、薄めのグリップパネル、グリップフレームには独特の滑り止め加工が入る。

BROWNING HI POWER
BROWNING HI POWER。ヘイニーリアサイト、14金ポイントの入ったフロントサイト、ハンドチェッカリングされたフレーム、カスタムトリガー、ビーバーテール、ココボログリップなどのカスタムが施されている。

STI


アメリカの銃器メーカーSTI、主にコンペティション用のハンドガンを製造。ハイキャパシティの2011シリーズでも知られる。
DVC Classic
DVC Classic。シングルスタックの1911。5.4"バレルで9mm、.40S&W、.45APCに対応。

スライド側面にポートを開けず
USPSAのレギュレーションに対応するため、スライド側面にポートを開けず、セレーションデザインにしている。ファイバーオプティックサイトを搭載。

DVC 3-GUN
DVC 3-GUN。ハイキャパシティの2011。口径9mm、5.4"バレル、軽量化されたスライド、アンダーレール、ファイバーオプティックサイト、アルミ製のマグウェルなどが付く。

反動も軽く
初日のインダストリーデーで撃ったのだが、独特のスティップリングで握りやすく、反動も軽く狙ったところにバシバシと当てられた。しかし価格は34万円ほどもする。


ARCHANGEL


ARCHANGEL OPFOR AA9130
アメリカの主にストックパーツを製造するArchangel製のモシン・ナガン用モダンライフルストック、OPFOR AA9130。10/15発のボックスマガジンも。


SAGE International


XM21 EBR
SAGE Internationalというと、M14のシャシシステムEBRで有名。ミリタリーディフェンス部門はSAGE Ordnanceとなる。三脚にドドンと据えられたBULA Defense System製のXM21 EBR。SAGEがシャシーM14ALCSを提供している形。

SFA M1A SOCOM 16にEBRシャシー
SFA M1A SOCOM 16にEBRシャシーを組み合わせ。16インチバレル。

SKS用のEBRシャシー
M14のほか、M1ガーランド、ルガーMINI-14、M1カービンようのEBRシャシーも製造しており、写真上はMINI-14、下はなんとSKS用のEBRシャシー。

NRA


NRAのブースにはバージニア州になるNRAの歴史博物館所蔵の銃器の一部が展示してあった。
World's First Automatic Handgun
World's First Automatic Handgun。説明文には蒸気機関で動作する世界初の自動拳銃とある。.44口径のパーカッションリボルバーがベースになっていて、スコープとモノポッドが装備される。まるでスチームパンクの世界。
ガントレットに実際に腕を入れて撃つのか、それともこの木製の手が勝手にハンマーを起こして引き金を引くのかはよくわからなかった。

PALM Pistol
PALM Pistol。煙草の箱の中に収まるサイズ。.22口径で12連発。

THE GAMECHANGER
THE GAMECHANGER。トランプのケースサイズのシングルショット.22口径ピストル。

ジョン・F・ケネディ大統領 SAA
COLT社がジョン・F・ケネディ大統領にプレゼントしたシングルアクションアーミー。エングレーブが美しい。

S&Wの1932マクギヴァンモデル
リボルバーの早撃ち名人、エド・マクギヴァンが使用していたS&Wの1932マクギヴァンモデル。後はSAA。

ELETE DEFENSE


ELETE DEFENSE
ELCAN製のホログラフィック・コンバット・オプティックのSpector HCO。ポストEoTechの筆頭候補のひとつ。

Spector HCO
まだプロトタイプということで所定アングルからのみの撮影だったが、左側面には輝度調整ボタンと電池キャップがある。

いずれ日本国内にも
ELETE DEFENSEが販売を手掛け、いずれ日本国内にも出回る可能性がある。

F-1 Firearms


F-1 Firearms
F-1 Firearms。コンペティション用のAR15パーツやコンプリートガンを制作する。

スッケスケ状態
このレシーバー、軽量化のためか、もうかなりのスッケスケ状態!! ボルトキャリアが丸見え!! いやーん!!

SilencerCo


SilencerCo
バーのようにオシャレなSilencerCoのブース。ベストブースショーShot Show2016を受賞したそうだ。

MAXIM 9
サプレッサーメーカーのSilencerCoで展示していたMAXIM 9。

まるでSFに出てくるブラスター
まだプロトのようだが、グリップフレームもオリジナルで、まるでSFに出てくるブラスターのようなスタイル。


2015年に発表されたS&WのM&Pをベースとしたモデルも展示されていた。

OSPREY MICRO
OSPREY MICROシリーズのサイレンサー。

ブロックのよう
ブロックのように複数のパーツで構成された構造。


Sun Devil Manufacturing


"double devil" Twin AR System
"double devil" Twin AR System。ショットショー会場で展示されていた最もド変態的な銃。

レシーバーがブリッジで繋がっている
アッパーレシーバーがブリッジで繋がっている。トリガーは別々なので、左右の手で引き金を引く。電動ガンでも作れるね、これは。

あまりにも衝撃的なので動画もどうぞ。これぞアメリカ!!


その他気になったもの


BOND ARMSのPatriot
BOND ARMSのPatriot。上下二連のピストルでバレル部分が簡単に交換でき、30種類の弾薬を発射可能。

カーボンファイバー・ハンドガード
BRIGAND ARMSのカーボンファイバー・ハンドガード。もう網としか言いようのないハンドガード。当然、持ってみるとメチャクチャ軽い。ウナギも採れそう。

Trijicon MRO
Trijicon MRO。SRSよりもずいぶん小型のドットサイト。日本でも流行るだろうか?

DCL-120
DI OPTICALの.50口径マシンガン用ドットサイトDCL-120。レンズ デカっ!!

EoTechライクな丸とドットの組み合わせ
覗くとEoTechライクな丸とドットの組み合わせ。

TRU-SPEC A-TACS iX
TRU-SPECでは新型迷彩、A-TACS iXのウェアが展示。遠目で見るとタイガーストライプのようなカラーリング。

HEXGRID
5.11タクティカルに展示してあったHEXGRIDというシステムのプレートキャリア。六角形の穴に装備を固定する新しい仕組み。

ラリー・ヴィッカース
BLUE FORCE GEARのブースでは、元デルタフォース隊員のラリー・ヴィッカースさんにお会いした。

まとめ


今回のショットショー2016で感じたことのまとめを。

・ハンドガンのスライド搭載型ミニドット & スレッデッドバレル

昨年あたりから様々なメーカーがハンドガンのスライドに直接載せるミニドット搭載オートマチックをリリースしている。今年もその勢いは加速。今後もこのトレンドは続くと思う。
また、サプレッサー装着可能なスレッデッドバレルも多く見られた。

・ARレシーバーのアンビ化

すでにKACなどからアンビレシーバーは登場していたが、各メーカーもこれに追従しつつあり、マグリリースは右側からもボルトロックできるものも見られた。

・AKのモダン化、7.62 x 39弾、AKマグを使用できるライフル

CMMGをはじめ、いくつかのメーカーからAKマガジン+7.62x39弾を撃てるARがリリースされ始めている。今後も増えそうな気配。

・M-LOK対応レールの拡充
以前はKeyModが多かったが、今年はM-LOK対応するレールが格段に増えた印象。

・AR用ショートストック、PDWストックの増加

Troyなどに代表されるシャフトアーム式のPDWストックや、LWRCのUltra Compact Stock、LMTのショートストック、MAGPULのMOE SL-Kなどいろいろな種類が見られた。

・40mmグレネードランチャー増加

LMTをはじめ、いくつかのブースで40mmグレネードランチャーを見かけた。今後も民間用ランチャーって増えていくのだろうか?

・ポストEoTechホロサイト

EoTechがいろいろと大変なので後継の座を狙ってホロサイトの需要が増加しているような気がする。

・ARスタイルの9mmサブマシンガン

お手軽な9mm弾を使用できるARスタイルのサブマシンガンレシーバーおよびコンプリートガンが多く見られた。グロックマガジンが使用できるモデルも多かった。

・軽量化された.308ライフル

CSASSの流れかコンペティション向けに.308口径の軽量化ARライフルが各社から登場。

当然これらの銃は昔からあるタイプのものも多いが、今年のショットショー会場を回ってみてなんとなく個人的に感じたことなのでご了承ください。

次回でショットショー2016のレビューはついに最終回、パート10ではエアソフト関連のブース&商品を紹介しよう。

ショットショー2016 パート10へ続く
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2016/02/25

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