令和6年度 富士総合火力演習 2024
photo:王清正、蔡明航
2024年5月26日に東富士演習場で実施された富士総合火力演習、通称『総火演』の模様をレビュー。
10式戦車。44口径120mm滑腔砲搭載。最高速度約70km/h。重量44t。V型8気筒ディーゼルエンジンは1,200hpを発揮する。部隊運用の通信システム、C4Iを搭載。
90式戦車。44口径120mm滑腔砲搭載。最高速度約70km/h、航続距離約350km。重量50.2t。V型10気筒ターボチャージドディーゼルエンジンは1,500hp。
16式機動戦闘車。52口径105mmライフル砲搭載の8輪装甲車。重量約26t。最高速度は約100km/h。直列4気筒4ストローク水冷ターボチャージド・ディーゼルは570hp。
82式指揮通信車もまだ現役。重量13.6t。V型10気筒液冷ディーゼル305hp。航続距離500km。コンパクトな6輪装甲車は可愛さもある。これクラスの後継装甲車は配備されないのかな。
99式自走155mmりゅう弾砲。52口径155mm榴弾砲の最大射程距離は30km、重量40t、航続距離300km。自動装てん装置を搭載し、毎分6発程度で射撃可能。
19式装輪自走155mmりゅう弾砲。52口径155mm榴弾砲したFH70の後継装備。牽引式だったFH70に対して8輪軍用トラックに車載したことで機動力、展開能力が向上している。重量25t、乗員は5名だが、キャビンに乗れるのは3名までで、残り2名は車体中央部のカゴに座っている。
装填補助装置がある。
ラインメタルMAN社製トラックを日本製鋼所が輸入して砲を懸架している。フロントウインドウ下にJSW=Japan Steel Worksのロゴが見える。
中距離多目的誘導弾。6発のミサイルを搭載。推定射程約8~10km。前方に撮影用のドローンが見える。
迫撃砲の発射。こちらも後方に撮影用ドローンが見える。
92式地雷原処理車。ロケット弾を発射すると数珠つなぎとなった爆薬が展開され、着地後に爆発させることで、地雷原を処理するマインスイーパー。
UH-2多用途ヘリコプター。UH-1の後継機。後方にはオスプレイが見える。
スバルとベルの共同開発で、ベル412EPIがベースとなっている。
エンジンは双発で、メインローターブレードが4枚となっている。
V-22 オスプレイ。双発のティルトローター機で、垂直離着陸が可能。巡航時はプロペラを前方へ向けて高い航続性や速度能力を発揮する。最高速度556km/h、航続距離3590km。
CH-47JA チヌークからロープ降下する隊員たち。
木原防衛大臣の乗る3代目アルファード。
走って付いていく警護官は大変だなぁ。
夜間演習では曳光弾による射撃が行われる。
戦車砲の曳光弾は迫力がある。
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