陸上自衛隊 富士学校 開設56周年記念行事 - 模擬戦闘訓練
[パート1 10式戦車お披露目] [パート2 観閲行進] [パート3 模擬戦闘訓練]
2010年7月11日、静岡県駿東郡小山町にある陸上自衛隊富士学校にて開催された設立56周年記念行事の模様をレビュー。パート3は迫力の模擬戦闘訓練をレポート。
衝撃の迫力!! 陸上兵器の競演 - 模擬戦闘訓練
まずはグランド奥に赤と黄色のスモークが上がる。この地点をてきが占領している想定で進軍する。
偵察部隊のバイクが敵陣に近づく。
バイクを倒してバリケードにし、小銃で敵と交戦。
ドドドドドッと機関銃を撃ち、87式偵察警戒車が火力で押す。
グランド右手には特科部隊の99式自走155mmりゅう弾砲、FH70、203mm自走りゅう弾砲が進入してくる。
射撃体勢を整える155mmりゅう弾砲 FH70。結構大人数で準備している。
敵陣には戦車教導隊、第1中隊の74式戦車が仮想敵として布陣。
ドカーンッと全身に響く轟音を上げ、特科部隊が射撃を行う。
つづいて74式戦車が登場。
グランド中央まで進み、ドパムッと105mmライフル砲を射撃。
92式地雷原処理車が、敵陣の地雷原を除去。
さらに90式戦車がグランドに侵入してくる。
96式装輪装甲車もやってきて、普通科隊員が展開、敵陣に突撃し、見事敵陣を突破、奪取した。
さながらミニ総火演といった内容の模擬戦闘訓練。
駐屯地内の広場には多くの売店が出店されてにぎわっていた。またこの広場には退役した武器車両が展示されている。そのいくつかを紹介しよう。
60式自走106mm無反動砲。
昭和35年から平成18年まで使用。106mm無反動砲と、12.7mmのスポットライフルを装備。重量8t、出力は105馬力、乗員3名、最大速度は約55km/h。
米軍より供与された
M4A3型中戦車「シャーマン」。
昭和27年から~47年まで使用された。
76mm戦車砲を備え、重量は32t。
出力は500馬力、乗員5名。最大速度は約42km/h。
これも米軍から供与された
M24型軽戦車「チャーフィー」。
昭和27年から昭和49年まで使用。
75mm戦車砲を備え、重量は18t。
出力は105馬力のエンジンを2基搭載し、乗員5名、最大速度は55km/h。
M32型戦車回収車。
米軍から供与されたもので、昭和27年から昭和55年まで使用された。M1型80mm迫撃砲を装備し、重量は約31t、回収能力は約27t。
乗員は6名。
61式戦車。
戦後初の国産戦車で、74式戦車が登場するまで製造され、昭和36年から平成12年まで使用された。
61式52口径90mm戦車砲を備え、出力は570馬力、重量32t、最大速度は約45km/h。
203mm榴弾砲M2。
米軍より供与。
67式30型ロケット弾発射機。
昭和43年に制式化された日本初の国産ロケット。
警務隊のバイク。
ヤマハ発動機製のXJR 400を使用している。
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2010/07/25
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