VFC ガスガン コルト M16A2 カービン
映画『ブラックホーク・ダウン』でデルタ隊員が使っていたCOLT M727、通称アブダビカービンをVFCがガスブローバックでモデルアップ。VFC ガスガン、コルト M16A2 カービンをレビュー。
M16A2のショートバージョンが今回紹介するM16A2カービンだ。コルトのモデルナンバーはM727。バレルが14.5インチとなり、M203グレネードランチャー取付用のくびれが設けられた。セレクターはA2の3点バーストは廃止され、一般的なセミオートとフルオートの切り替え式となった。UAEへも輸出されたことから「アブダビカービン」と呼ばれることもある。なお、バレルがさらに短い11.5インチ長のモデルはM733となる。
映画『ブラックホーク・ダウン』で米特殊部隊のデルタ隊員、フート軍曹やサンダーソン軍曹が使用したこともあり、日本でも多くのファンがいるモデルだ。
アウターバレルはアルミ製でM203グレネードランチャー取付用のくびれがある。フラッシュハイダーやフロントサイト周りはA2同様の仕様だ。
ハンドガードは細身の樹脂製で、上部の放熱孔は6つ。内部の遮熱版も再現されている。またハンドガード下側を外してバレル基部にホップ調節ダイヤルがあるのだが、デルタリングのスプリングがとても硬いので、動画内でも使用しているリムーブツールを使用したほうが良いだろう。
レシーバーは上下ともにアルミ製。固定式のキャリングハンドルが時代を感じさせるが、ここにマウントベースを取り付けてドットサイトを搭載したモデルを劇中ではデルタ隊員が使用していた。
マガジンハウジングには民間モデル仕様のランパンコルトとコルト社のダブル刻印。もちろんコルト社正式ライセンスによるものだ。
チャージングハンドルを引けば、リアルな造形のボルトがフルストロークで可動する。
ストックはXMタイプの後期型樹脂製で、4段階に調整できる。
グリップもA2タイプ。ガスブローバックなのでリアルサイズで薄くて握りやすい。
マガジンはVFCのM16シリーズ共通。パーカーグレー仕上げで装弾数は30発のリアルカウント。トップには空撃ちモードの赤いスイッチがある。
実射
気温が20度程度と言うこともあり、距離20mで実射を行った。初速は75m/s程度で安定している。0.2g弾ではややバラつく傾向にあったが、0.25g弾であればかなり弾道が安定した。
20m先のマンターゲットには概ね当てられる性能はある。夏場の気温ならば30m先をヒットできる性能はありそうだ。
なんといっても、伝説的な人気を誇ったミリタリー映画『ブラックホーク・ダウン』に登場した特殊部隊員たちが、迫りくる敵と戦うシーンに使われたカービンとして、強い思いれを持つファンは多いだろう。
ぜひ、手にして欲しい一丁だ。
スペック
全長 | 764~846mm |
重量 | 2,440g (空マガジン含む) / 382g (マガジン単体) |
トリガープル | 1,984g |
銃身長 | -mm(インナーバレル長) |
装弾数 | 6mmBB弾 30発 |
定価 | 64,800円(税別) |
発売日 | 2024年10月 |
初速 | 平均初速:74.7m/s = 0.558J ※東京マルイバイオBB弾 0.2g、ホップアップ適正、室内5発での測定、気温22度、湿度62%、ACETECH AC6000 MKIII BTにて測定。 |
撮影協力:成福、東京サバゲパーク
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