VFC ガスガン コルト M16A1
ベトナム戦争から80年代までの冷戦期、米軍制式だったアサルトライフル、COLT M16A1をVFCがガスブローバックでモデルアップ。VFC ガスガン、コルト M16A1をレビューします。
バードケージ型フラッシュハイダー、細身のアウターバレル、フロントサイトベースは金属製。
フロントサイトピンの丸型断面もM16A1を忠実に再現している。
三角断面の樹脂製ハンドガードはM16A1の特徴的なパーツの一つ。内部の遮熱版、ガスチューブも再現されている。ハンドガードを取り外してバレルの根元にホップダイヤルがあるが、バンドガードリングのウェルドスプリングとホップ調整ダイヤルが非常に硬く、調整には難儀した。
アルミ製レシーバーの風合いも良く、刻印も打刻感のあるクラシックな雰囲気。
キャリングハンドルとA1タイプのL型切り替えピープリアサイト。チャージングハンドルを引けばガスブローバックなので、ボルトがフルストロークで後退し、弾がチャンバーへと送られる。
樹脂製のストック。バットプレートも樹脂製だが、トラップドアは金属製。ストック下部のスリングスイベルは後期型の固定式。
パーカーグレーの20連マガジンの装弾数はリアルカウントの20発。M2ヘルメットにコンコンと叩いてから装填したくなる。グリップもフィンガーチャンネルの無いA1タイプだ。
実射性能
気温25度の屋外で実射。マガジンのガス注入バルブは相変わらず海外仕様の無音タイプで、ガスが入っているのかが分かりにくい。発射リコイルは強く感じ、バッファチューブ内のスプリングがガショーンと作動する感触はまさにM16。
命中精度は20mでマンターゲットには当てられるかなというところだ。気になったのは初速が50m/s程度と低めな点。夏場の気温でガス圧が高まるとはいえ、もう少し初速があっても良いかなと感じた。
1m近くあるフルサイズアサルトライフルの割には重量が軽いので取り回しはとても楽。
どちらかというと、モデルガン的な楽しみの要素が強いコレクションモデルで、ベトナム戦から80年代の冷戦期を担った米軍のショルダーウエポン、M16A1、当時の装備を再現したいリエナクターにはおススメしたい。
スペック
全長 | 985mm |
重量 | 2,642g (空マガジン含む) / 245g (マガジン単体) |
トリガープル | 2075g |
銃身長 | -mm(インナーバレル長) |
装弾数 | 6mmBB弾 20発 |
定価 | 79,800円(税別) |
発売日 | 2024年3月 |
初速 | 平均初速:52.52m/s = 0.276J 発射サイクル:573rpm = 9.6発/秒 ※東京マルイバイオBB弾 0.2g、ホップアップ適正、室内5発での測定、気温25.4度、湿度36%、ACETECH AC6000 MKIII BTにて測定。 |
撮影協力:成福、東京サバゲパーク
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