東京マルイ ガスガン アルバート.W.モデル 01P
カプコンの大人気ゲーム『バイオハザード』シリーズ、『バイオハザード7 レジデント イービル』にて、アンブレラ社の対バイオ兵器開発局によって開発されたハンドガンという設定のガスブローバックガン、アルバート.W.モデル 01Pをレビュー。本銃のベースとなっているのイタリアはベレッタ社のオートマチックピストル、M92F。
1985年に米軍に制式採用され、『リーサル・ウエポン』『ダイ・ハード』『男たちの挽歌』など、多くの映画で主人公たちが使用したこともあって、世界中で爆発的な人気となったハンドガン。
『バイオハザード』シリーズにおいてはラクーンシティ警察の特殊部隊「S.T.A.R.S.」が採用するハンドガン「サムライエッジ」として登場、各隊員の使用するカスタムモデルはこれまでも東京マルイからモデルアップされてきた。
S.T.A.R.S.初代隊長、アルバート・ウェスカーが使用したモデルをベースとして派生した、「サムライエッジ〈アルバート.W.モデル 01〉」の量産モデルが今回紹介するアルバート.W.モデル 01P。
これらアルバート.W.モデルのシリーズは以前にレビューしたトールハンマー(アルバート.W.モデル 02)をはじめ、兵装システム化され、BSAAの特殊事案処理チームに配備されているという設定だ。
パッケージはシルバーを基調とし、新生アンブレラ社のブルーをキーカラーとした爽やかなデザイン。
パッケージサイズは横310 x 縦190 x 厚55 mm。
パッケージ内容は本体、マガジン、ウェポンコードラベル、保護キャップ、取扱い注意・説明書、補足説明書、解説書(SURVIVE MAGAZINE)、クリーニングロッド、フォロアストッパー×2、BB弾少々。
トールハンマーにも付属したSURVIVE MAGAZINEはアンブレラ社潜入レポの続きとなり、アルバート.W.モデルのバリエーションについての解説がされている。
なお、2018年2月に発売された限定モデル、電動フルオートショットガンのトールハンマーの専用ケースには、本モデル収めるためのカットが入っている。
スペック & 初速データ | |||||||||||||||||||||
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パーツリスト |
バイオハザードのコラボモデルというと、限定生産品というイメージが強いが、このアルバート.W.モデル 01Pは入手性の良いレギュラーモデルとなっている。ちなみに01PのPはPerformanceの意味。
箱から取り出してみるとまず感じるのがその重量感。マガジン含めて966gという数値だけでなく、フロントよりのウエイトバランスがよりリアルな、まるで実銃を扱っているかのような緊張感を覚える。
スライド前後に入ったセレーション、スライド前面ギリギリまでショートバレル化されるなど、タクティカルな雰囲気を醸し出すスタイル。角ばったアンダーマウントレールもタフな印象。左面にはUMBRELLA社の刻印がある。またスライドストップはロングタイプだ。
スライド右面にはアルバート.W.モデル 01Pのモデルネームがホワイトレターで入る。
トリガーガードはスクエアタイプで、前面にグルーブ処理が施される。
トリガーは金属製のスムースタイプ。レットオフも節度があり好印象。トリガープルはシングルアクションで868g(1ポンド15オンス)と軽く、ダブルアクションでは1.719kg(3ポンド12.6オンス)だった。
ピカティニー規格のアンダーマウントレールを備える。ウエポンライトなどを搭載可能だ。
SUREFIREのX300を装着してみた。さらにゴツさと重量感が増しスタイルアップ。ローライトコンディションでの戦闘にも対応。ポリマーフレームオートにはない精巧な魅力がある。
タクティカル・コンバット・サイトを採用。ホワイトドットが入り狙いやすい。
ホールドオープン。美しいステンレスシルバーメッキのアウターバレル。マズル部のラウンド処理も美しい。
M9シリーズ同様にデコッキング機能がある。スライドのアンビセフティを下げるとハンマーを安全に落とすことができる。肉抜きされたスケルトンハンマーがレスポンスの良さを演出する。
ハンマーを起こすと、ファイアリングピンが見えるのもリアル。
グリップパネル中央にアンブレラ社のブルーメダリオン。シボ加工が施され、しっとりとした握り心地のグリップ。バックストラップのチェッカリングも滑り止め効果抜群。後方へ伸びるビーバーテイルも素早くホールドできる。
アンブレラ社メダリオンのアップ。
グリップパネルはフレームを覆い隠すようにボトムまで伸び、マグウェルのようになっている。
マガジンは亜鉛ダイキャスト製で、従来のM9シリーズだけではなく、旧タイプのM92Fシリーズとも共通のもの。装弾数は26発だ。
実測重量は965g。ズシリとした重量感がある。
通常分解はフレーム右側のテイクダウンレバーを90度回してスライドを前方へ引き抜く。
マルイのM9シリーズ同様、インナーバレルにはウエイトが被せられており、フロント側の重量増に貢献している。可変ホップのダイヤルはチャンバー右横にある。
実射テスト
いつものビレッジ2のレンジにて、20m、30mの射撃テストを行った。
使用するBB弾は東京マルイのベアリングバイオ0.2g。ガスはHFC134aを使用。この日は猛暑日で気温が軽く35度を超える状況。
まずは射撃の模様を動画でどうぞ。
初速は76m/s平均と高めの数値が出たが、これは気温によるところが大きいだろう。
作動も何ら問題なく、バシバシと連射可能。これだけ気温が高いと逆に何か不具合が出そうなものだが、作動安定性は抜群だった。
命中精度で言えば0.2gBB弾で抜群に伸びやかな弾道をみせ、20mならA3プレートどころか、直径20cm圏内にまとめられる。30mでも激しいリコイルをものともせずに、マンターゲットの胸元にビシバシと集弾する素晴らしい弾道性能。
BSAA特殊事案処理チーム隊員になり切ってサバゲーでガンガン戦うには十分すぎる性能だと言える。
おそるべしアンブレラ社の技術力。あ、いや、マルイの技術力。
撮影協力:ビレッジ2
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