東京マルイ 電動ガン トールハンマー
東京マルイのフルオート電動ショットガン、"トールハンマー"。
北欧神話のトール神が持つ雷槌の名が冠されたこの電動ガンは、カプコンの人気ゲーム『バイオハザード』シリーズ最新作の『バイオハザード7 レジデント イービル』の無料ダウンロードコンテンツ、『NOT A HERO』にてクリス・レッドフィールドの使用武器として登場する。
トールハンマーのベースとなるのは、2017年8月に発売されたSGR-12。AA-12で世界初搭載となった3発同時発射を可能にする独自の電動メカニズムを搭載し、東京マルイのオリジナルデザインとして作られたフルオート電動ショットガンだ。
SGR-12とトールハンマーは発売時期こそ異なるが、開発初期のころから同時進行で作られたモデルで、カプコン側の要望も盛り込まれたデザインとなっている。
SGR-12よりも長い13.5インチバレルを採用、ハンドガードの先端形状が“Cカッター”と呼ばれるデザインとなり、ハンドガードのクーリングホールの形状が異なるほか、ストライクハイダーの装着、ストックのバットプレート形状も異なる特別仕様となっている。
スペック & 弾速データ | |||||||||||||||||||||||||
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パーツリスト パーツリスト SGR-12 |
超豪華!! 専用ハードケースと充実の付属品
東京マルイの商品史上もっとも高価なトールハンマー、そのパッケージや付属物も超豪華仕様。
トールハンマーのパッケージはダンボールに梱包された状態で出荷される。118cm × 49cm × 21cmという大きさ。
完全限定品。開梱前からワクワクが止まらない!! メーカー希望小売価格が98,000円という東京マルイのトイガン製品中、もっとも高価なモデル。
大きさだけでなく、その重量も超ヘビー級!! パッケージ総重量は18kg近くもある。
梱包箱からハードタイプの専用ガンケースに入ったトールハンマーを取り出す。
ガンケースを包むビニール袋のシールにもアンブレラのデザインが施されて細かい部分にもこだわりが感じられる。
ケースに巻かれたスリーブパッケージにもトールハンマーの解説や三面図が記載される。
スリーブの裏にはジッパー付きファイルフォルダに入れられた取説関連書類が。
書類だけでもこんなにいろいろ付属している。取説はSGR-12用とトールハンマー専用捕捉説明書がある。
ケースに貼る無記名のネームシール、銃に貼るウエポンコードラベルが付属する。貼り付け用のコードラベルはデザイン上、米軍の管理コードとしても使用されるISO/IEC規格のデータマトリクス方式が採用されるが、裏面には通常のQRコードもあり、特別コンテンツサイトへアクセスできる。
特別コンテンツサイトにはバイオハザードファンや東京マルイファンにはたまらない情報が!
こちらの付属小冊子「SURVIVE MAGAZINE」は、いかにもアメリカの銃器専門誌のようなデザイン。
ある日本人記者がアンブレラ社の対バイオ兵器開発局を取材したという設定のルポルタージュ的な内容で読みごたえ抜群。裏表紙には製薬会社としてのアンブレラの広告も入っており、実に遊び心のあるこだわりの作り。
本格的な専用ハードガンケースは黒の精悍なデザイン。アンブレラ社から供与されたB.O.W.対抗兵器にふさわしい高級感と堅牢性!! 移動しやすいようにキャスターが付いており、ハンドルは横と上下の三か所にある。ロックレバーは4つ、エアバルブやキーホールも装備。なんと、このケースだけでも約10kgある! これに4.8kgのトールハンマーが収まる。
ガンケースをオープン。トールハンマー本体にぴったり合わせてカットされたウレタンクッション。マガジンは2本付属し、アタッチメント用のM-LOKレイルと小物箱が見える。ケース内寸で106.3cm × 34.5cm × 13.5cmある。
ウレタンクッションにはM9系ハンドガン用のカットも入っているが、具体的に何の銃が入るかは現時点では謎ということらしい。
小物箱には保護キャップと六角レンチ(2mm、2.5mm、3mm)、フロントサイトアジャストツールにBB弾少々が入っている。
M-LOKレイル、ウレタンクッション下にはクリーニングロッドのBBローダーが収まっている。
特徴的なハンドガード。クーリングホールはカプコンからの要望を受けて変更されている。左右にはレール拡張規格のM-LOKスロットを6つ備える。アウターバレル長はSGR-12の10.5インチから、13.5インチに延長され、シルエットがより伸びやかで美しく感じられる。
ハンドガード先端は"Cカッター"と呼ばれるアグレッシブなデザイン、そしてフラッシュハイダーはストライクタイプを採用する。アウターバレル上部にはアサルトライフルのようなガスオペレーションパイプも再現される。
マズルからは3本のインナーバレルが見える。
フラッシュハイダーは取り外せるが14mmサイズではなく、径の大きな逆ネジ規格。
ハンドガード下面には先端部にピカティニーレールがあり、それ以外はM-LOKスロットになっている。
樹脂製M-LOKレイル。7、5、3スロットの3本が付属する。
ハンドガードとレシーバー上面は一体化したピカティニーレールで、各種対応光学機器が載せられる。レールガイドナンバーはなし。
フロントのスリングループはトップレールのネジ穴で左右に付け替え可能。
フロントサイトはM4パトリオット、SGR-12と同じ樹脂製のフリップアップ式。折り畳み時はピストルサイトにもなる。付属のアジャストツールで上下に調整可能。
リアサイトもフリップアップ式で左右調整可能。このフリップアップサイトはロック機構がないので、使用中に不意に倒れないように注意しよう。またフロント、リアサイト共に取り外すことも可能だ。
トールハンマーのアッパーレシーバーはSGR-12同様にアルミ押出材の切削加工。
ALBERT.W.MODEL 02のレーザー刻印が入る。またレシーバーエンドにはスリングループが左右に二か所ある。
レシーバー右面にはエジェクションポートが見える。樹脂製のロアレシーバーは細かいザラつきのある表面仕上げで質感は高い。こちら面にはマルイとASGKの刻印あり。
コッキングハンドルは折り畳み式。レバーを起こして引くと連動してボルトカバーがオープンする。
ボルトカバーが開くと可変ホップアップの調節ダイヤルが現れる。L(左)、T(上)、R(右)の3本バレルごとにホップの掛かる強弱を調整できる。
そして今回のトールハンマーでは、SGR-12では左右が斜め掛けホップだったのを、垂直ホップへ変更し、より遠距離にBB弾を到達させることができるようになった。
セレクターはレシーバー左側のみにあり、セーフ、セミ、フルオートのポジション切り替え。
インジケーターとレバーの位置関係が135度なので、操作に慣れないうちは戸惑った。
トリガーはAR系同様の形状で、ストロークが長くてやや柔らかめの印象。メカボックスにはFETを搭載しており、スイッチ部への負担を軽減している。
グリップはSGR-12同様、タンゴダウンタイプ。SGR-12、トールハンマー共に、モーターはメカボックス内にあるのでグリップ内は空。他の電動ガン用グリップに気軽に交換できるのも嬉しいが、このグリップの握り心地もかなり良い。
マガジンキャッチはトリガー前方にあり、左右から操作できるレバー式となっている。
マガジンは後側がシースルーでダミーの12番ゲージ ショットシェルが見えるオシャレなデザイン。SGR-12と同形状だが、ショットシェルのカラーがレッドからグリーンに変更されている。装弾数は96発で3発同時発射となるので、32連射可能となる。
マガジンはレシーバー側のガイドレールに差し込んで装填する。AA-12用マガジンと互換性があるのは良いが、この操作も慣れないと戸惑う部分だ。
ストック部には電動フルオートユニットが内蔵されるため、調節のできない固定式。チークパッドとバットプレートはラバーコーティングされており、バット部の形状はSGR-12とは変更されている。
バットプレートにあるアンブレラの立体マークがロックボタンとなっていて、これを押し下げるとバットプレートが外れ、バッテリースペースにアクセスできる。
バッテリースペースには接続用のミニコネクターのほか、ヒューズやバッテリーコンディションを示すパイロットランプがある。
東京マルイ製ニッケル水素ミニSバッテリーをこのように縦に収める。
実射テスト。ストレートホップ化、その実力は?
今回もビレッジ2にて実射テストを行った。距離は30mと40m、使用するBB弾は東京マルイベアリングバイオ0.2gと0.25g。30mではA3サイズと18cmプレート、40mではマンターゲットを使用した。
射撃に際してバイポッドを装着し、スコープで狙いを定める。0.2gBBは3000発の電動ドラムマガジン、0.25gBBはノーマルマガジンで射撃。
3発がダンッと同時発射され、ホップ調整された弾道は塊となって飛んでいく。
結果しては30mではマンターゲットに収まるグルーピング、40mでも概ねマンターゲットにヒットできる性能を発揮!! 0.25g弾ではよりグルーピングが小さくなる。
これ!! これぞ求めていた電動フルオートショットガンの弾道。
実際には3発が全く同じ弾道という訳ではなく、ある程度のバラつきがあり、それがショットガンとしての散弾効果を兼ね備えている。面制圧ウエポンとして、アウトドアフィールドでも十分に活躍できる弾道性能を有していると言えよう。
初速は80m/s程度で40m強を狙うのが限界といったところだが、3発同時着弾するとかなりのインパクトを感じるので、SGR-12に比べたら劇的に有効射程が伸びたと感じる。
AA-12/SGR-12共通の装弾数3000発の電動給弾ドラムマガジンを装着すると火力アップ!!
残弾を気にすることなく、バリバリとゾンビ退治可能!!
重量は4.8kgとかなりあるが、前後バランスが良く、剛性も高いので、それほど重さを感じさせない。
秒間約10発の回転数で3発同時発射、40m先までを狙える有効射程、そしてバイオハザードの世界観を盛り上げる特別感のある豪華なパッケージング。これだけの内容ならば98,000円(税別)という価格も納得といえるかも。
完全限定品の「トールハンマー」、バイオハザードファンはもちろんのこと、フルオートショットガン迫力の射撃をぜひ体感してもらいたい!!
協力:ビレッジ2
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