ジャパン スティールチャレンジ 2013

2013年10月13日に東京都台東区にて開催されたジャパン スティールチャレンジ 2013のレビュー。
今年の優勝者はあのマック堺こと堺達也選手が大会二連覇を達成した。


ジャパン スティールチャレンジ(以下JSC)はその名の通り、米国のスピードシューティング競技会であるスティールチャレンジの名を冠した日本版。マック堺選手はこの米国のスティールチャレンジで2004年に優勝している世界チャンピオンだ。


巨大なエアタンクを接続して競技に臨むマック堺選手。


石井健夫さん、上矢ゆいちやんもシューターとして、そしてスタッフとしても参加。



上矢ゆいちゃんのアウターリミッツ ステージ。

トモ長谷川さん
トモ長谷川さんも参加。そのガン、凄いですね~。まるでリベリオンのクレリックガンみたい。

トモさんと堺さんのツーショットトモさんと堺さんのツーショット。
漫画シューターズレディ風に!?
この二人は仲が良いんですよ。

から揚げに七味マヨネーズを付けるかどうかはわからないけど。


Gunsmithバトンの大塚社長
Gunsmithバトンの大塚社長もエントリー。ピンクのスライドのハイキャパ。気合入ってますね~。

バトンアキバ店の店長
バトンアキバ店の店長、カズヤさんも参加。

鮫島カズキ
鮫島カズキ選手。

フリーダムアートの丸山社長
フリーダムアートの丸山社長。グリーンのグロックとウェアのコーディネート!!

JSCのステージは全部で8つ。どれもシューターの心理を突いた難易度の高いステージとなっている。
基本的には5つのターゲットをどれだけ早く撃てるかの競技。5回のトライで最も遅かったタイムを除いた4回の合計がそのステージのタイムとなる。

Five To Go
Five To Go。一番遠い12.5cmプレートが6mに設置。この距離感、アンリミテッドに比べるとかなり小さく感じるはず。

Pendulum
Pendulum。両端の15cmプレートは高さ130cm、中央3枚の12.5cmプレートは高さ100cmにセットされており、上下の変化があるステージ。

Round About
Round About。

Accelerator
Accelerator。

Smoke & Hope
Smoke & Hope。

Speed Option
Speed Option。

Show Down
Show Down。このステージは左右二つのボックスから2回づつ、5枚のプレートを撃つ。つまり4回のランでタイムの良かった3回の合計がステージタイムとなる。

Outer Limits
Outer Limits。このステージはボックスが2つあり、まず左のボックスから左の2枚のプレートを撃ち、右のボックスへ移動、右2枚のプレートを撃って、ストッププレートを撃つ。左利きならばこの逆で撃つ。
このステージは3回トライして、タイムの良かった2回の合計がステージタイムとなる。

シューターが移動して撃つ
シューターが移動して撃つというのは見ていても動きがあって面白い。

タイムが液晶モニターに表示
各選手のタイムが液晶モニターに表示される。こういう演出はわかりやすくてイイね!!

大会リザルトはジャパンスティールチャレンジの公式サイトにてどうぞ。
各選手の使用しているエアガンやホルスターの種類も載っていて道具選びの参考になる。

ハイパー道楽からMARUが参戦
さて、今大会はハイパー道楽からMARUが参戦!!
シューティングマッチ初参加の新米シューター、MARUのレポートでお届けする。

Japan Steel Challenge 初参加

シューティングマッチは敷居が高く新米シューターには厳しそうなイメージがあり、さほど興味が無かった私が無謀にもJapan Steel Challenge に参加し、シューティングマッチは何て楽しく素晴らしいんだ!もっと早くからやっておけば良かった!と180度心境が変化した経緯と感想をつづらせて頂きます。

シューティングマッチに参加するきっかけ

今年6月に行われたアンリミテッド2013に、ハイパー道楽のYAS隊長とマック堺さんの応援をしに行ったのが事の始まり。
マック堺さんから「MARUさん、出場しないんですか?面白いですよ!秋のJapan Steel Challengeに出場してみては?」と言われ、その時は「そんなの無理に決まってるじゃないですか!」と全くシューティングマッチに出場する事など頭の片隅にも無し。

後日、ハイパー道楽YAS隊長の「アンリミテッド2013」のレビューを読み体験談を聞いていたら、何だか自分もスシューティングマッチに出場したい衝動が沸々と湧きおこり、YAS隊長の「来年のアンリミに向けて練習しましょう!」に二つ返事でOK! やる気満々。かくしてシューティングマッチの道に突き進む事となる。

シューティングマッチに参加するために

6月29日、ガンスミスバトンさんにて、ハイパー道楽YAS隊長の企画で、石井名人御指導によるガンハンドリング&安全管理&シューティングマッチのお作法の講習会。
このガンハンドリング&安全管理は大切! 基本の基本。これが出来なければエアガンを持つ資格無いぐらいに大切!
石井名人御指導

7月28日、ハイパー道楽アンリミテッド練習会。
ゲームやタクトレではマルイSIG P226E2を使用しているが、マッチにはもっと操作が簡単で有利なマルイGLOCK17をチョイス。
アンリミの5ステージを初体験。これは半端無く楽しい!面白すぎる! 最長5メートル先の5つの止まったターゲット。タイム計測せず普通に狙って撃てば何て事なく当たるのだが、いざタイム計測をすると当たらない当たらない。

ハイパー道楽アンリミッド練習会

8月1日、来年のアンリミテッドまで待てない!すぐにでもシューティングマッチに参加したい衝動で、思わずJapan Steel Challengeにエントリー。無謀。。。
マック堺さんの「2012 STEEL CHALLENGE 入門」DVDを購入しイメージトレーニング。

8月13日、
ハイパー道楽アンリミテッド練習会。
当日はマック堺さんのDVDに影響され、マルイ ハイキャパ5.1を使用し練習。グロック17より当たるような気がするが何か違う。
そうか、セイフティー解除が慣れないんだ。。。使用するGUNを迷走。。。

9月15日、
ハイパー道楽アンリミテッド練習会。
当日はマルイGLOCK17に戻る。とりあえず素人の私には操作が単純なマルイGLOCK17に決定!
素人ながら色々とカスタム。しかしガントラブル続出。どおなってだ。。。
すぐにブリーチ・バレル・チャンバー以外はノーマルに戻したところ、動作が安定。しばらくこれで練習!

10月2日、ガンスミスバトンさんにて、石井名人主催のタイニーSTEEL練習会。
JSCのフルサイズでは無くタイニー版だが、初めてJSCを撃つ。
タイニー版とはいえ、石井名人がセッティングしたステージ。
難しい。。。当たらない。。。こりゃヤバい。。。

10月6日、MMSにて、石井名人&SATマガジン主催のJSC練習会。
初めてJSCのフルサイズを撃つ。
想像以上に難しい。。。当たらない。。。こりゃヤバい。。。涙目。。。
練習会が終わるやいなや、ガンスミスバトンさんのレンジに直行!やっぱり当たらない。。。
そんなところに今井チーフからのアドバイスで、チャンバーとバレルをノーマルに戻す。
ブリーチ以外は全てノーマルにしたところ、やっと狙った所に弾が飛ぶようになる。
やっぱりノーマルが一番ですな!
不安がかなり緩和された!

10月9日、ガンスミスバトンさんにて、石井名人主催のタイニーSTEEL練習会。
フルサイズを撃っても、やっぱり難しい。。。タイムが伸びない。。。
石井名人主催のタイニーSTEEL練習会はタイニー版とは言えフルサイズのJSCと同じぐらいのタイムになるように、距離・ターゲットのサイズなど計算されいて本当に難しく面白い。
参加者一同、タイニーSTEELだけでも定期的に開催して頂きたい!と盛り上がり中!

10月11日、ガンスミスバトンさんにて、石井名人主催のタイニーSTEEL練習会。
本番前の最終練習。
なんとか自分の納得の行くタイムに!
本番は2日後。人事を尽くし天命を待つ。

Japan Steel Challenge 初参加を終えて

シューティングマッチに出ると決めて2カ月。
初参加のJapan Steel Challengeでは全く緊張せず、知り合いの方々や初めてお会いした方々とも和気あいあいと談笑。
シューティングマッチを始める前の敷居が高いと言う先入観はどこへやら。

なぜ私が緊張しなかったのか。それは自分が何も分かっていない素人の初心者だったからに過ぎない。
1日迷惑を掛けず楽しめれば良いというだけの軽い気持ちだったからだと想う。
競技が終わる頃、トップシューターの方々を見学していて、その方々の競技に対する気持ち意気込みを見て感じたら、私のような軽い気持ちでは真剣に勝負をしてる選手の方々に失礼な気がした。
今後シューティングマッチに挑むからにはもっと緊張感を持って挑まなければならないと痛感。
多くのベテランシューターの方々が私のような初心者にも大変優しく丁寧に接して下さり、調子に乗ってしまった自分を反省。

もお1つシューティングマッチに参加するにあたり大切と感じ事がある。
道具のセッティングは早めに決めて、道具に慣れておかなと自信をもって撃てないと言う事。
まだまだ大切な事は沢山あるのだろうが、初心者の私には先ずはここから。
シューティングマッチの道は長いですな~~~。奥が深い。

リザルトは、総合158人中136位。タクティカルクラス24人中15位。
目標タイム110秒に対し結果は125.74秒。
総合優勝のマック堺さんのタイムは70.04秒。
トップシューターのマック堺さんとのタイム差はなんと55.7秒!!!!!
JSCは8ステージ、37回シューティングする内、29回のタイム合計での勝負。
と言う事は単純に1回のシューティングで1.92秒! 約2秒も違う!

シューティングマッチをやった事無い方でも、実際にトップシューターの真剣なシューティングを見ると、あまりの速さと正確さに愕然とする事でしょう。

私はゴルフに良く行くが、シューティングマッチはまるでゴルフのようだ。
今回のJSCでも、正にゴルフのトッププロのスイング・飛距離・技を目の当たりにした時と全く同じ衝撃を受けた。絶対に私にはその領域には行けないと確信する。。。

一方、へっぽこシューター・ゴルファーの私は、シューティングもゴルフも下手は下手なりに楽しめる。
撃ち方(スイング)はこうした方が良いかとか、タイム(スコア)が悪ければ道具が悪いのではと色々と仕様変更したり。。。あ~でも無い、こうでも無いとしているのも本当に楽しい。
結局は自分の心技体なんだが。。。

そして偶然のように、Japan Steel Challengeのタイムはゴルフのスコアと良く似ている。
トップシューター(トッププロ)は72切の2アンダー。
初心者の私は100超えの125。
JSCもゴルフも目標は100切ですな(^^ゞ

JSCに参加

さて、今回JSCに参加するのあたり、色々な方にご指導を頂いた。
ガンスミスバトンさんでの石井名人主催JSC練習会、MMSさんでの石井名人&SATマガジン主催JSC練習会では、多くの事を学び、多くの新しい友人ができた。
本当に皆さん気持ちの良い方ばかりだ。当初のシューティングマッチは敷居が高く新米シューターには厳しそうと言ったイメージは全くの偏見であった。
本当にシューティングマッチは面白い。なんでもっと早くやらなかったのかと後悔するほど。
自分との戦い!これまた醍醐味!本当に楽しい!
これからGunGun練習し、様々なシューティングマッチに出場と心に決めた!

最後に、
いろいろご指導を頂いた先輩シューターの皆様、Japan Steel Challengeのスタッフの皆様、レンジオフィサーをして下さった皆様に、心より感謝申し上げます。

参加シューター

来年の開催は会場である都立産業貿易センター 台東館が改装の為未定のようです。
運営の皆様のご苦労も痛切に感じますが、是非とも日本のシューティングマッチ最大かつ最高峰のJapan Steel Challengeを継続して頂ける事を切に願います。

MARU

2013/10/21


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