PMC 横浜 13th シューティングマッチ
2012年12月23日に横浜のシューティングレンジPCMにて開催されたPLATE MASTERS CHAMPIONSHIP Yokohama 13thの模様をレポート。略してPMCと呼ばれる。
今回開催される場所は神奈川県横浜市保土ヶ谷区にあるYOKOHAMA PCMというシューティングレンジ。
ややこしいが、PCMが場所の名前でPMCが大会名。アンリミテッドなどの会場に比べるとこじんまりとした印象。
3レーンのレンジで参加者が入れ替わりマッチが進行する。
ルールは6枚のプレートを時間内にすべて倒すことができるかを競うもの。
この「時間内に」というのがこのマッチの面白いところ。普通は「いかに早く撃てるか」を競うが、本マッチは制限時間内にミスすること無く撃てるかを競う。
シューターは6枚のプレートに対面し、4m、5m、6m、7mの距離から各2回づつ射撃する。的を外しても撃ち直しはできない。つまり、合計48枚のプレートへ48発射撃し、どれだけ倒せるかを競う。
プレートは直径10cm、それぞれの間隔は25cmで6枚、高さ1mに設置されている。
BB弾が当たるとパタリと倒れるが、制限時間になると自動的にターゲット根元がロックされ、弾が当たっても倒れなくなる仕組み。
制限時間は射撃する距離によって決められており、4mの位置なら4秒、5mなら5秒、6mなら6秒、7mならば7秒の時間内に6枚のプレートを倒さなければ前述のロックがかかってしまう。
さらに、この4つの距離で各2回射撃を1セットとして、2セット目が行われるのだが、この2セット目はなんと片手で撃たなければならないルール。しかも各距離で1回目は利手、1回目はウィークハンドでの射撃となる。
2セット目片手撃ちの制限時間は各距離+2秒で、4m6秒、5m7秒、6m8秒、7m9秒となる。
徐々に遠くなっていくプレートに緊張感も高まってくる。
左手での射撃などは相当なプレッシャーがシューターに掛かるはず。とくにパーフェクト(満射と呼ばれる)が掛かっている状況ならばなおさらだ。なんというか、これボウリングみたいな緊張感があるのかも。
このPMCの参加カテゴリーは3つ。
■オープン
光学照準器の装着、装具も自由なカテゴリー。
■アイアンサイト
光学照準器の装着不可。レースホルスターの仕様はOK。
■タクティカル
IDPAに準拠した銃、となっているが、IDPAなんて言われても普通の人にはさっぱりわからないと思うので簡単に言うと光学照準器を使用しない普通のハンドガン。
写真の様な箱に入るサイズ(222.2mm×152.4mm×41.2mm)と規定されている。
ホルスターはバレル基部までを覆うフルカバータイプを使用する。
この銃はオープンクラス1位のヨコタさんの使用するレースガン。グリップ形状やサムラスト、バリケード用の固定金具など様々な工夫が施されている。
各シューターの記録はまず紙に記入され、パソコンで集計される。
全96枚のプレートをすべて倒すと、名人の称号が与えられる。
上位入賞者のお三方。
左からアイアン部門、タクティカル部門1位のタカハシさん、オープン部門1位のヨコタさん、シニア部門1位のタケイさん。
おめでとうございます。
そして今大会参加者の皆さん。お疲れ様でした!!
l詳細リザルトは大会創始者の石井健夫さんのブログにてどうぞ。
Yokohama PCMのオフィシャルサイトはこちら
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