2012年4月1日に千葉県のビレッジ2にて開催されたサバゲ葉隠M-1の模様をレビュー。
ビレッジ2は2012年4月にオープンした新フィールドで、もともとラブホテルだった場所を利用した廃墟フィールド。森林フィールドのビレッジ1のすぐ隣にある。
今回はそのビレッジ2にてSATマガジン主催の葉隠マッチM-1が開催されたので取材してきた。
左がビレッジのオーナー、ツヨピーこと、大橋氏。右がコースディレクターの戦う写真家、トモ長谷川氏。
葉隠マッチは3つのステージによって構成されるタクティカルシューティングマッチだ。ステージごとに指定されたターゲットをいかに正確に、短い時間で撃てるかを競う。
まずは各ステージの紹介から。ステージ1はモンスターバリケード。
板に開けられた7つの穴から6つのターゲットを決められた順序で撃つ。
左端では必然的に左スイッチした体勢での射撃が求められる。
また自動車の地上高の隙間を想定した地面スレスレの穴はモディファイドプローンなどで撃つというテクニックも必要とされる。
バリケードをクリアしたらすかさずマグチェンジし移動、走り抜けながらこのターゲットに5発を叩き込む。
その後再びマグチェンジ、そしてこの窮屈なスペースに潜り込み、ドラム缶の隙間から前方のストップターゲットを撃って終了。
ストップターゲットはこのわずかな隙間から撃たなくてはならない。
第2ステージはNEW市郎バリケード。これも前回の葉隠マッチで登場したおなじみのステージ。
スタートの合図とともにバリケード前の四角いスペースに入り、はみ出ることなく、下の隙間からターゲットを2枚撃つ。
このステージでは外しても撃ち直しは許されない。ターゲットを外すと60秒のペナルティが課せられてしまう。
下から撃ったら、立ち上がって左右から上段左右のターゲットを2枚づつ撃つ。
もちろん左から撃つときはスイッチしなくてはならない。
これをライフルとハンドガンで2回トライする。
第3ステージはビレッジ2のメインの建物1階ガレージを利用したタクティカルステージ。
まずは建物脇でスタンバイ。スタート合図とともに建物内に侵入する。
そしてあらかじめ決められたホステージターゲットを撃たないように、それ以外のターゲットをすべて撃つ。
つづいて難所のブラインドターゲット。紙で仕切られた向こう側になる見えないターゲットを2枚撃つ。
あらかじめ脇からターゲットの位置を確認して撃つのだが、これがなかなか当たらない。
つづいてバリケードからの射撃。3つの穴から指定順にプライマリとセカンダリウェポンで撃つ。
バリケードをクリアしたら、ベッド下の敵を想定したターゲットを撃ち、その後2ボディ、1ヘッド、そして倒れた敵を想定してとどめの1発を撃ち、階段上のストッパーを撃って終了。慣れないと2分くらいかかり、上手い人でも1分を切れるかどうかといった難関ステージ。
今大会優勝者のヒラノ テツヤさん。
おめでとうございます!
今回参加のみなさま。お疲れ様でした!!
葉隠マッチはサバゲーのタクティカル要素と、シューティングマッチのタイムトライアルを兼ね備えた緊張感あふれるシューティングイベントだ。トモ長谷川氏による解説もわかりやすく、サバゲーにもフィードバックできるテクニックもたくさんある。今後定期的に開催予定だそうなので、機会があればぜひ皆さんも参加してみてほしい。
大会前の弾速測定の様子。
ビレッジ2のセーフティーエリア。室内なので雨天でもバッチリ。
さて、ビレッジ2の雰囲気をもう少し。
ビレッジ2は元ラブホテルを利用した廃墟系フィールド。正面の建物がメインの母屋。
母屋以外にも周囲に5つの離れがあるモーテルのような構造だ。
これも離れのひとつ。
壁を抜いて中に入れるようにしてある。
こちらは母屋の1階。元管理人室と思われる。懐かしい感じのエアーシューターがある。
母屋の裏手も通路として利用できる。
2階へ通じる階段は4か所ある。
利用客同士が顔を合わさないように設計されたラプホならでは。
突入するには綿密な計算が必要とされそうだ。
母屋2階の1室。
2階は区切られた小部屋があるが、すべて横壁を抜いてあり移動可能になっている。
これも2階の部屋。
まだオープンしたてでこれから作りこみも加えられるだろうが、窓からの光が明るく差し込み独特の雰囲気。
畳の和室もある。
ここも和室。なんか天井がすごい立派な作りだ。
2階隅の部屋。
キッチンがある。
ここは離れの部屋。
まだライトがないので真っ暗だ。
駐車場は9台分の駐車スペースがあるが、多ければビレッジ1の駐車場を利用できる。
まだオープンしたてなのでこれからの作りこみが楽しみなフィールドだ。
ビレッジ1 オフィシャルサイト