平成27年度 自衛隊観艦式
photo & report:岡崎雄昌
今回で28回目となる自衛隊観艦式が平成27年10月18日に行われた。
自衛隊の観艦式は世界的にも珍しい、観閲艦と受閲艦双方が航行しながら反航する方式で、観閲艦には先導艦、随伴艦などがついて7隻で観閲部隊を編成し、6隻からなる観閲付属部隊が並走する。その間を20数隻の受閲部隊が反航して観閲を受けた。
横須賀基地にて警備にあたる陸警隊。89式小銃からはバイポッドが外され、ピカティニーレールを介してドットサイトが装着されている。
観閲付属部隊のあぶくまと反航する、受閲部隊の潜水艦こくりゅう。
こくりゅうはこの後の訓練展示で潜行と浮上を披露した。
観閲艦を務めるくらまにつづく、うらが、てんりゅう、しらゆき。本番当日、くらまには観閲官である内閣総理大臣が乗艦する。
戦術運動で、同型艦であるさみだれ、および準同型艦のおおなみと共に一斉回頭するきりしま。
観閲を終え、それまで観閲部隊の左舷側を航行していた観閲付属部隊と、反航していた受閲部隊が観閲部隊右舷側に遷移してきた。
訓練展示を終えて反転、あぶくまを追い抜いていくLCACー2101。高い波により大きくピッチングしながら航行していた。
今回が観艦式初参加となるP-1によるIRフレアーの射出。2機のP-1が射出を行った。写真は1番機。
観艦式を終え、それぞれの出航した港に戻る艦艇群。くらまは平成29年に退役する予定なので、今回が最後の観艦式になると思われる。
ブルーインパルスによる「さくら」。何度かフライパスするだけだと思っていたのでおおいに盛り上がった。
言わずもがなの初参加であるいずも。この日は観覧者を乗せていたが、本番ではSH-60K5機を飛行甲板に並べて登場した。
いずもの前部エレベーター。艦の内壁はエレベーターの部分だけ黒く塗装されている。
こちらはいずもの格納庫。艦尾から艦首を見たところで、画面右側の青い滑車がある部分が舷側エレベーターの扉で、前方にスライドして開く。
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