SAA 新型ガスガン / トカレフ T-33 発火モデルガン タナカワークス 新製品
リボルバーガスガンや、モデルガンを製造するトイガンメーカー、タナカワークスにお伺いして新製品を見せて頂いたのでレビュー!!
まずは現在開発中のSAA ガスガン。まだ試作品なので、素材や仕上げは製品版では変わる可能性があるとのこと。ダイキャストパーツもまだ着色されていないプロトタイプだ。基本構造はシリンダー内に弾とガスを装填するペガサスリボルバー。
しかしこのSAAはモデルガンのようにベースピンがシリンダーを貫通している構造。ここでペガサスリボルバーに詳しい方なら、あれっと思うだろう。シリンダー軸はペガサスリボルバーではガスのバルブやノッカーになっており、従来機では前後の突起がシリンダーを支える形状になっている。
今回タナカが開発したのがこの新型ベースピンで、ハンマー側からノッカーを叩くと、ベースピン内部のパーツが90度変換してシリンダー内部のバルブを開放する仕組み。
そしてシリンダーにはインナーマガジンが復活し、多弾数化した。赤いパーツがマガジンフォロアー。
シリンダーのダミーカートリムは別パーツとなり、刻印の位置がランダムで、よりリアルになった。
さらにエジェクターロッドシュラウド内はサブマガジンとなっており、レバー操作でインナーマガジンにBB弾を送り込める。
装弾数はこのサブマガジンに10発、シリンダー内インナーマガジンに9発、シリンダーに6発で、合計25発となる。
可変ホップアップ機構を搭載し、リアサイト下にある小さなネジを回すことでホップ調整可能だ。
ネジを回すとフレーム上部のシャフトを介してチャンバーのホップ機構を作動させる。
本SAAの価格や発売時期は未定だ。
トカレフ TT-33 発火モデルガン
続いてはトカレフ TT-33 発火モデルガンだ。こちらは2022年7月に発売予定となる新作モデルガン。
ヘビーウェイト樹脂製で小柄ながら重量感がある。価格は29,480円(税込)
カートリッジは超ジュラルミン製で、軽いのでブローバック時によく飛ぶ。7.62 x 25トカレフ弾を模した形状だ。5mmキャップ火薬を使用する。
実際にトカレフを撃ってみたので、動画でどうぞ。
タナカワークスの新社屋
今回は昨年9月に移転したタナカワークスの新社屋にお邪魔した。工場が併設された大きくてカッコいいオフィスだ。
応接室にはタナカの新旧製品がズラリ。これを見ているだけでも時間を忘れてしまう。
タナカワークスは先々代がはじめた木工店からスタートしているので、木製ストックの美しさは素晴らしいの一言。
撮影協力:TANAKA WORKS
■関連レビュー
タナカ ワークス ガスガン S&W M13 3inch FBI special HW Ver.3
タナカ ガスガン S&W M327 Performance Center M&P R8 5inch HW Ver.2