東京マルイのガスブローバック、ウォーリアシリーズの第3弾「フォリッジウォーリア」。
2010年秋の全日本模型ホビーショー前に発表された。
MEUのフレームにハイキャパ4.3のスライドを搭載し、デザートウォーリアで導入されたアンダーマウントレールを装備。そしてなんといっても全身をフォリッジグリーンに仕上げられた特徴的なそのカラー。そして米陸軍制式採用のACUカモフラージュパターンのダイヤモンドチェッカーグリップという魅力的な構成となっている。
さっそくそのフォリッジウォーリアの詳細を見ていこう。
東京マルイ ガスガン フォリッジウォーリア スペック & 初速データ | |||||||||||||||||||||
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※東京マルイ ベアリングバイオBB弾 0.2g使用、ホップアップ適正、気温22.5度、湿度40.0%、XCORTECH X3200にて10発で測定。 |
左側面。角ばったスライドはハイキャパ4.3そのもの。成型色である程度このフォリッジグリーンカラーになっており、さらに艶消しの塗装処理が施されている。トリガーは黒染めされた金属性の3ホールトリガー。スライドストップ、アンビセフティも黒染めの亜鉛ダイキャスト製だ。
アンダーマウントレールにシュアファイアのX300ウエポンライトを装着。やはりライトを装着するとカッコよくなる。インドアゲームでは取り回しの良いハンドガンが有利、そしてライトも必須装備となる。チャンバー上部にはデザートウォーリア、ハイキャパ4.3同様に.45ACPの刻印。
リアサイトもハイキャパ4.3同様、亜鉛ダイキャスト製のノバックタイプ。フロントサイトも別パーツとなっており、ホワイトドットが入ったハイキャパ4.3同様のものだ。グリップセフティ、オーバルリングのハンマーも同様。
グリップはフォリッジウォーリア オリジナルの特徴的なパーツだ。
米陸軍で採用されているACUデジタル迷彩をプリントしたダイヤモンドチェッカータイプとなっている。
意外にもマルイのガバ系ではダイヤモンドチェッカーは初めて。メッキされた6角ネジも渋い。
グリップ底部にはランヤードリングを備える。いかにも軍用銃っぽいデザイン。
ホールドオープン。シルバーメッキされたアウターバレルは樹脂製。ダストカバー部にガッツりと突き出たアンダーマウントレールが迫力だ。
アンダーマウントレールはピカティニー規格を謳っている。実測してみると、幅21.1mm、ピッチ9.9mm、深さ1.8mmとやや浅め。シュアのX300は問題なく取り付けられているので問題になるようなことは少ないかもしれない。
ショートな4.3インチバレルのガバは、いかにもタクティカルなムードが漂う。インドア、アウトドアフィールド問わず使用できる。
通常分解(フィールドストリッピング)。東京マルイのガスブロハンドガンお馴染みだが、可変ホップアップの調節ダイヤルはチャンバー下に小さなダイヤルがある。
マガジンはMEUと互換のあるシングルカラムタイプを模した亜鉛ダイキャスト製で硬質のシルバーメッキが施されている。
6mmBB弾を28発装填できるので、ゲームウエポンとしても十分なキャパシティと言える。なお、マガジン1本の重量は196g。
空マガジンを装着しての実測重量は816g。
ゲームのサイドアームとして腰や腿に吊るすにはちょうど良いくらいの重さ。
ただし、CQCなどのタイトなハードタイプのホルスターにはアンダーレールが引っかかって入らないことがあるので、購入前のフィッティングを十分にしておこう。
さて実射。シングルカラムタイプのマガジンながらハイキャパ4.3のブローバックユニットによりドシッと重めのリコイルを味わえる。作動性も良く、真っ直ぐに飛んでいくその弾道性能もかなり良い部類。
シングルスタックのフレームなのでグリップの握りやすさもあり、ハイキャパ4.3とMEUの良いとこ取りといったモデルだ。
初速もそこそこありサバイバルゲームにもオススメできる。同じ環境、同じマガジン、BB弾、XCORTECH X3200にて測定してもデザートウォーリア4.3とほぼ同じ初速だった。
デザートウォーリア4.3とツーショット。事実上、この2モデルに性能差は無い。どちらを選んでも良いと思うが、自分のウェアや仕様するシチュエーションに合わせてカラーをチョイスするというのがオシャレだろう。
東京マルイオリジナルの架空モデルとはいえ、いかにも実在しそうなミリタリーテイストあふれる雰囲気はゲームでもシューティングでも楽しめるはずだ。