SUREFIRE X300 ウエポンライト

今度、千葉のユニオンアウトドアフィールド内のU-BOXというインドアフィールドでガスブロハンドガン戦をすることになった。やはりインドアの薄暗いフィールドではライトは必須装備。これまではハンドガンに装着するライトと言えばレビューにもしばしば登場する、マルイのプロライトくらいしか持っていなかったが、この際だからとシュアファイアのX300ウエポンライトを購入した。

シュアファイア(Surefire LLC)は米国のフラッシュライトメーカーで、その製品は各国の警察、軍隊で使用されているトップブランドだ。シュアファイアのフラッシュライトはそれまでの明かりを灯すためのライトではなく、瞬間的に強力な光を相手(つまり犯人や敵兵士)に照射することによる目くらましの効果を目的として開発されている。
日本では七洋交産 株式会社が日本総代理店となっていて、正規品であれば日本語マニュアルも付属する。


東京マルイのガスブロ、グロック17に装着。このフレームはマルイ互換のガーダーのタンカラーフレームだが、マルイの純正フレームでもX300は装着がちょっとキツい。前方から差し込むときは良いのだが取り外すときはかなり辛い。なので着脱しにくいときは、いったん六角レンチでライト側のレールガイドを留める左右各3本のスクリューを緩め、レールガイドをちょっと浮かせて取り付ける。この際、スライドにレンチの痕がつくので気になる場合はスライドを外してから取り付けるのが良いだろう。

さすがにグロック17とはデザインの相性が良く、雰囲気は抜群だ。ただし、マルイのガスブロ グロックの場合、マウントレイル下面のシリアルナンバープレートがマニュアルセフティとなっており、ライトの装着と同時にセフティが掛かってしまう。これを避けるにはガーダーのハメ殺しのカスタムパーツを利用するか、マニュアルセフティがかからないようにするための固定措置が必要になる。

SUREFIRE X300のボディは軽量&タフなアルミ製でブラックハードアナダイズド仕上げ。
重量は電池込みで108g
実測重量はSF123A電池込みで108gと軽量。
ちなみにマルイのブロライトは224gなので半分以下の軽さだ。
ボディ上部に樹脂製のレールガイドがあり、左右それぞれ3本のネジで固定されている。
また銃側マウントレールの凹部にあわせてロックするレバーラッチがあり、スプリングにより常に上方向にテンションがかかっている。

パッケージには20mmピカティニーレール用のアダプターレバーラッチも付属する。
レンズからLEDを覗く。
米国クリー社のLEDを使用し、110ルーメンの驚異の明るさを誇る。
X300 ボディ後部ボディ後部には左右両側から操作できる点灯用のテールスイッチがある。

X300 テールスイッチ
左右どちらかのテールスイッチを押すと、押している間だけライトが点灯する。
またスイッチを上下どちらかにひねると常時点灯となる。
このスイッチはバッテリーカバーごと簡単に交換でき、リモートコードスイッチなどのオプションパーツに換装することでライフルなどの長物でも使用できるようになる。

X300 ボディ底部ボディ底部には電池を入れるためのプラスマイナスの指示が書いてある。
X300のバッテリーはCR123Aリチウム電池を2本バッテリーはCR123Aリチウム電池を2本使用する。60ルーメン以上を維持した連続点灯時間は2.4時間。
バッテリーカバーのリリースが不用意に外れないように固定するロックピンが付属する。

東京マルイのFN 5-7にX300を装着
東京マルイのFN 5-7に装着。未来的でメカニカルなフォルムのファイブセブンにはX300が抜群に似合う。
取り付けはキツキツのグロックに比べ、ややキツ目ではあるものの、比較的すんなりとレールガイドを緩めることなく取り付けられた。取り外すときはレールガイドのスクリューを緩めたほうが外しやすいだろう。

KSCのグロック19にX300を装着
KSCのグロック19Cに装着。コンパクトなグロック19ではちょっとライトが長すぎる感じ。
X300に対し、KSCのグロック19の寸法はドンピシャ。キツくもなくユルくもなく、ロックもカチッと決まる。
サポートハンドの親指でクイッとライト後部のテールスイッチを押し込むと、ビカッと110ルーメンの強力なLEDライトが点灯しターゲットを照らす。

KSCのSIG P226RにX300を装着
KSCのSIG P226Rに装着。エレガントなデザインのSIG P226もウエポンライトを装着すると一気に迫力が増す。
KSCのP226Rはレールに対してやや緩め。レバーラッチでロックはかかるものの、やや前後にカタつく。スペーサーを噛ましてあげればガタはなくなるだろう。

デト・ウォーリアにもX300を装着
ガバメント系にも装着してみた。これは東京マルイのデザートウォーリア4.3のフレームに、同じく東京マルイのデトニクス.45のスライドを載せたデト・ウォーリア。マルイのガバシリーズはスライドとフレームに互換があるのでこういった遊びが簡単にできる。
しかし、デザートウォーリアのレールにもX300はキツく、レールガイドのスクリューを緩めて取り付けた。レール側面に六角レンチの擦った痕がついてしまうので、気になる場合は事前にメンディングテープなどを貼って保護してから装着するのが良いだろう。

デトニクスの短いスライドに、デザートウォーリアのフレーム
デトニクスの短いスライドに、デザートウォーリアのレールが突き出た顎のようになり無骨な感じ。
これはこれで面白いでしょ。コンパクトで取り回しが良い。

X300の110ルーメンの強力な光明るさはさすがに110ルーメンだけあって強力そのもの。
写真は真っ暗な部屋の中で1.5m程度の近距離の白い壁に照射。中心に直径50cmほどの明るい円ができ、その周囲も明るくなる。
これは遠くを強力に照らしつつも、自分の近くの周囲も照らすという、索敵やCQBにはもってこいの配光パターン。
この明るさなら20~30mくらい離れても十分明るいだろう。

U-BOXで照射テストインドアサバイバルゲームフィールドのユニオンU-BOXで照射テスト。
距離は約20m。110ルーメンのX300は中心だけではなく、周囲も明るくなり手前の土嚢も確実に照らしている。これなら状況を把握しやすい。
G&P M3タイプライト同じシャッタースピード、絞り、状況下でのG&P M3タイプライト。
キセノンバルブで60ルーメン。
中心はそこそこ明るいが、周囲は暗い。たとえば手前の土嚢に敵が隠れていてもわからないだろう。

従来のキセノンバルブに比べ、長寿命で発熱の少ないLEDライトであり、軽量でコンパクトなボディのX300ウエポンライトはハンドガンに装着するライトとしてはかなりイイ感じ。

これで、次回のインドア戦が楽しみだ。

SUREFIRE(シュアファイア) X300

2010/03/22


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