APS airsoft ガスガン SHARK.B-J
レポート:戸井 源太郎
香港のAPS airsoftからCO2のガスブローバックハンドガンが3種登場です。
どの機種もグロックをモチーフに各所に独自のアレンジを施したオリジナルのハンドガンになります。
今回はフルオートも可能なSHARK.B-Jをメインに3丁をレビューしたいと思います。
SHARK.B-J
SHARK.B-J スペック
全長 | 202mm |
重量 | 790g |
銃身長 | -mm(インナーバレル長) |
装弾数 | 22+1発 |
価格 | 15,000円(税別) |
発売日 | - |
動力源 | 内蔵式 CO2カートリッジ |
初速 | 最高:83.47m/s 平均:82.02m/s 最低:80.41m/s ジュール:0.673J |
樹脂製のパッケージで、中央のネジを外して開封します。パッケージサイズは223 x 165 x 43mmで非常にコンパクトです。
パッケージ内に綺麗に収納されています。中にCO2カートリッジ装填用のツール、グリップパネルが同封されています。取説はなく、同封されているカードのQRコードを読み込むようになっています。
オンラインの取説をダウンロードしてスマホで閲覧してみました。
スライド後端がセレクターになっています。赤い丸が3つ見える位置がフルオートになります。
フレームのトリガーガード上、FN Five seveNと似た位置にアンビのマニュアルセフティがあります。赤丸が見える状態で発射状態です。
両手で銃を構えた時に左親指でセフティ操作ができ、便利だと思います。
トリガーはストレートタイプですが、かなり肉厚です。
グリップはフィンガーチャンネル付きで、どことなくVP9やHK45など最近のHKのハンドガンとよく似ていると思います。またマグウェルも標準装備となっています。
バックストラップは交換可能です。交換用のパネルが1枚付属します。
アウターバレルの内側にはサプレッサー用のネジが切ってあります。アウターバレルはメタル製です。
現用ハンドガンには必須のアンダーレールも装備しています。ライトなど各種アクセサリーが装着できます。
フロントはホワイトドット、リアは半月形の珍しいデザインとなっています。
スライド上面には反射防止のセレーションが施されています。
可変ホップアップの調整はスライドを外して行います。スライドの外し方は、まずスライド左面、セフティの後ろにあるピンを押し出し、スライドを前方から抜けば簡単に分解できます。メカは東京マルイのものとよく似ています。
可変ホップアップの調節ダイヤルはチェンバー部にあります。反時計回りでホップがかかります。
マガジンは各モデル共通、ダブルカラムで装弾数は22発です。CO2カートリッジはマガジン内に収納します。重量はマガジンのみで313gです。
CO2カートリッジの装填方法ですが、まずマガジンバンパーを外します。フォロワーの下の切り欠きを下げ、バンパーを後ろから抜きます。 真鍮のキャップを付属のツールを使って外します。
CO2カートリッジは、マルシン製と同じ12gのものを使用します。ボトルネック側を下にして挿入します。 キャップは2重構造になっています。CO2カートリッジを装填する際は最初に中央のシルバーの部分を緩めておいて、金色のキャップ部を締めていってください。最後にシルバーの部分を締め込んでいきます。
後はバンパーを取り付ければ、発射準備完了です。CO2が残っている場合は圧力がかかっているためか、このキャップは外せないようになっており、生ガスが吹き出さないよう配慮されています。
DRAGONFLY-J
セミオートオンリーで、一番グロックのスタイルに近いDRAGONFLY-Jです。グリップやフレームやトリガーガードにはステップリングが施されています。SHARK.Bと同じマグバンパーが付属しています。
DRAGONFLY-J スペック
全長 | 202mm |
重量 | 762g |
銃身長 | -mm(インナーバレル長) |
装弾数 | 22+1発 |
価格 | 14,000円(税別) |
発売日 | - |
動力源 | 内蔵式 CO2カートリッジ |
グロックのようなトリガーセフティではなく、トリガーにクロスボルトのマニュアルセフティが採用されています。
DRAGONFLY-Jはフロントは赤、リアは緑の集光サイトが標準装備です。
BLACK HORNET-J
このBLACK HORNET-Jもスライドにセレクターがあり、フルオート可能なマシンピンストルです。グリップはグロックの3Genに近い形状です。マニュアルセフティはDRAGONFLY-Jと同じでトリガーにクロスボルトが装備されています。
BLACK HORNET-J スペック
全長 | 202mm |
重量 | 790g |
銃身長 | -mm(インナーバレル長) |
装弾数 | 22+1発 |
価格 | 13,500円(税別) |
発売日 | - |
動力源 | 内蔵式 CO2カートリッジ |
パッケージはシリーズ共通で、モデルごとにステッカーが違うだけです。
このBLACK HORNET-JとDRAGONFLY-Jにはマグウェルが付属しています。好みより装着しましょう。
実射テスト
実射テストはSHARK.B-Jで、東京マルイのベアリングバイオBB0.2g弾を使用しました。
CO2のガスブローバックなので、鋭いキック力があります。またフロンガスのものより発射音が大きく迫力があります。
ホップもしっかり掛かり、まっすぐ素直な弾道で好印象です。
CO2カートリッジも1本で2マガジン強、50発以上は撃てる燃費性能です。
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— ハイパー道楽 (@hyperdouraku) 2019年6月29日
飛距離も40m近くあり、距離30mでは十分有効射程範囲で、ボディにはヒットできる精度がありました。ガスブローバックのハンドガンとして初速は80m/s以上あり、飛距離、精度とも十分サバゲーで使える性能があります。
またSHARK.B-Jはフルオート射撃も可能です。そのサイクルはかなり速いです。22発のマガジンを1秒強で撃ちきる大迫力です。ぜひロングマガジンの発売もお願いしたいですね。
あまりにも強烈なリコイルでフルオートのときにトリガーを引いているのに途中で止まってしまうことがありました。フルオートの時はしっかり銃をホールドして撃つと良いと思います。
総評
世界的にフロンガスが禁止に向かっている中、日本国内の法規制に対応したCO2のガスブローバックは今後の市場に期待できます。気温が低くても撃てるだけでなく、フロンガスと比べて断然、環境にも優しいとメリットも多いのです。
実射テストではフルオートは少々不調な時もありましたが、弾が出ないなど基本的な問題、トラブルはなく、飛距離、精度ともサバゲーでガンガン戦える性能を有しています。価格も日本メーカーのガスブローバックと同程度、CO2としてはリーズナブルに設定されているのも評価できます。
オリジナルのハンドガンですが、有名モデルのいいとこ取りといったデザインも好感が持てます。一番の問題はどのモデルにしようかと悩んでしまうところではないでしょうか。
協力:FIRST、東京サバゲパーク
■関連リンク
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