東京マルイ ガスガン ライトニングホーク .50AE 10インチ マグナポートカスタム
カプコンの人気ゲームシリーズ『バイオハザード』。その『バイオハザード2』リメイク版新作の『バイオハザード RE:2』に登場するライトニングホークという強力なハンドガンがある。
ベースとなるのはイスラエルIMI社が開発した世界最強クラスのオートマチックピストル、デザートイーグル.50AE。これをラクーンシティのガンスミス、ジョウ・ケンドがカスタムしたという設定だ。
このライトニングホークを東京マルイが18歳以上対象のガスブローバックガンとしてモデルアップ!
それではさっそくライトニングホークをレビューしていこう。
重量4,360gのハンドガンとしてはヘビー級のパッケージ。レシートやネームマスキングテープは印刷ではなく、本当にシールとして張り付けてある。パッケージサイズは横43 x 縦32 x 厚12 cm。
パッケージを開けると、木箱が登場!! これ本物の木製の箱なので、木目や色調、反りや歪み方が個体ごとに微妙に違うのだそう。凄い!!
木箱を取り出す。金具でロックされていて、ゲームでレアアイテム拾ったときのようにワクワクする~。
木箱の右側面にはシリアルナンバーの銘板も貼られている。
出た〜!! ビニール袋に包まれたライトニングホーク。これさえあればゾンビを一撃で吹っ飛ばせるに違いない!!という妄想が、妄想が~!!
ビニール袋にはケンド ガンショップの警告シールまで貼ってあって凝ってるなぁ。
パッケージ内容は、本体(10インチバレルスライド付き)、6インチバレルスライド、マガジン(装弾数27発)、弾薬箱、保護キャップ、取扱い注意・説明書、解説書、補足説明書、クリーニングロッド、他。
ここ最近恒例の特典であるサバイブマガジンも付属。内容はこれまでのコラボシリーズ同様にルポライターが本銃の鑑定を依頼され、バリー・バートン、ジョウ・ケンド、ロバート・ケンドとの関連性を追っていくストーリーとなっている。
面白いところとしては.50AEの弾薬箱が付属しているところ。REGULUS(しし座の星)という架空のブランドで、25発入りパックという設定のようだ。組み立てるとRIGHT製の.50AE弾ダミーカートと比較して高さもピッタリ。
バレル左側面には銃の名前であるLightning Hawkの刻印。10インチバレル+ダブルポートのコンペンセイターが装着された力強いフォルムのライトニングホーク。もはやハンドガンというカテゴリには収まり切らない規格外の迫力だ!!
ホールドオープンすればバレルは動かずに後部のスライドのみが後退する仕組み。実銃のデザートイーグルでもあるロッキングラグもリアルに再現される。
スライドトップにはピカティニーレイルを装備し、ドットサイトなどの光学照準器が搭載できる。
ダブルポートのコンペンセイター。フロントサイトは樹脂製の固定式。
バレル下にもピカティニーレイルが装備され、ウエポンライト等を搭載することができる。バレル固定なのでバーティカルフォアグリップを搭載しても面白いかも。※強く握りしめて破損しないよう注意が必要。
ドットサイトとウエポンライトを装着すればどんなB.O.W.が出現しても勝てそうな絶対的安心感!
スライドをホールドオープンさせ、チャンバー上部のカバーを引けば可変ホップアップの調節レバーにアクセスできる。スライドを外さなくても調整できるので便利。
またチャンバーカバーにはジョウ・ケンドが手掛けたプロトタイプであることを示す表示がある。
操作系が集中するゴツゴツとしたハンマー回り。スライドには新形状のアンビタイプ セフティレバーがある。リアサイトは上下左右の調整が可能なアジャスタブルタイプだ。
樹脂製のリアサイトはアーチ型のブレードタイプで独特のサイトピクチャー。
確実な操作が可能な新形状のカスタムセフティレバー。レバーを押し下げればトリガーとスライドがロックされ、安全装置が掛かる。セフティオン時にスライドが動かなくなるのは嬉しい機能。
トリガーは滑り止めのグルーブが入り、巨大なボディからは想像できないほどストロークも短く、スムーズ。トリガープルは約700g。
グリップはジョウ・ケンドのKの文字がモチーフとなったウッドタイプとラバータイプのワンピース・ハイブリッドグリップ。.50口径弾を使用するオートマチックなのでグリップは大きめだが、カスタムグリップで従来よりはスリム。手の小さい人だと指が回らないかもしれないが、その場合はツーハンドでしっかりグリップしよう。
テイクダウンラッチのロックボタンを反対から押しながらレバーを下にひねればスライドを前方へ取り外すことができる。
マガジンを抜き、セフティをオフにし、スライドを取り外して、10インチと6インチスライドを交換してみる。実銃同様、二本のリコイルスプリングを採用、スライドストップはスライド内側の金属パーツに引っかかり耐久性が高い。
スライドを入れ替えて6インチのオールステンレスシルバーモデルに変身!!
眩いばかりの輝きが美しい!! シルバーのデザートイーグルは実にカッコいい!!
ベーシックな6インチデザートイーグルのスタイルながら、カスタムフロントサイトとグリップで特別な雰囲気がある。リアサイトは固定式の樹脂製タクティカルサイトが付く。
フロントサイトは上が角型のグリーン集光アクリル、下が蓄光タイプのコンビネーションサイトが採用されている。
サイトピクチャー。明るい場所では上側の集光アクリルが光り、暗いところでは下側の蓄光が光り、あらゆるライトコンディションでターゲットを捉えやすい。
10インチスライドのライトニングホーク。全長は37cmともはやハンドガンとは思えない長さ。
実測1,245gと、重量もヘビー級。
6インチシルバーステンレススライドを搭載したライトニングホーク。こっちもカッコいいなぁ。
この6インチも1kg越え。実測で1,190gもある。
マガジンはシルバーメッキで美しい。装弾数は27発と十分。単体重量は367g。従来のデザートイーグルシリーズと互換性がある。
実射テスト
今回は室内9mでの実射テストを行った。
まず驚くのがそのリコイル!
以前にもノーマルデザートイーグル.50AEのレビューでも感じたが、とにかくマルイのガスブロのなかでもトップクラスのブローバックリコイルが味わえる。
ヘビー級スライドがドシッと後退し、少し遅れてスライドが後退しきるとドカッと手首にリコイルが伝わる。そして手首を通り越して肘や肩まで衝撃が走る!!
9mmクラスのスピード感のあるブローバックとは対照的。まさに300グレインの重量級50口径弾を撃ち出しているかのようなこの反動!! これは撃っていて楽しいガスブロだ。
もう、思わず撃っていてニヤけてしまうほど(笑)。
初速は10インチで79m/s平均、6インチで81m/s平均と、わずかだが6インチのほうが初速が高かった。インナーバレルは共に136mmなので、スライド重量などの影響だろうか。いずれにしてもマルイのガスブローバックハンドガンの中では高初速だ。
命中精度は9mでスタンディングで撃っても5cmにまとまる十分な精度がある。しかしそのパワフルな反動を確実に受け止めつつ、1.2kgの重量をしっかり支えながら撃たねばならない。容易に連射できないところも.50口径のマグナムハンドガンといったところだろうか。
総評
スライドコンバートで10インチと6インチを両方楽しめ、しかもその強烈な反動、27発の装弾数、ライトやドットサイトを搭載できる拡張性の高さ、初速や命中精度も高く、もうどんなB.O.W.が登場しても一撃で倒せそうな安心感。これはライトニングホークならではの魅力だ。
木製ケースをはじめとする気分を盛り上げる特典の付属、価格は42,800円(税別)と高価だが、それ以上の価値を感じる内容になっている。いやむしろお買い得感さえあるといっても良いだろう。
完全限定生産のこのライトニングホーク.50AE 10インチ マグナポートカスタム、バイオハザードファンはもちろんのこと、多くの方にこの楽しさを味わってもらいたい。
スペック
全長 | 370 mm (10インチ時)/ 270mm(6インチ時) |
重量 | 1,242 g(10インチ時、空のマガジンを装着した場合) 1,183 g(6インチ時、空のマガジンを装着した場合) |
銃身長 | 136mm(インナーバレル長) |
装弾数 | 27+1発 |
価格 | 42,800円(税別) |
発売日 | 2019年7月11日 |
動力源 | ガス |
初速 | 最高:80.61m/s (10インチ) 平均:78.89m/s (10インチ) 最低:77.69m/s (10インチ) ジュール:0.622J (10インチ) 最高:83.12m/s (6インチ) 平均:81.63m/s (6インチ) 最低:80.47m/s (6インチ) ジュール:0.666J (6インチ) |
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協力:東京マルイ
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