RWA エアガン リーエンフィールド No.4
今回は香港のエアソフトメーカー、RWA(レッド ウルフ エアソフト)のボルトアクション式エアガン、リーエンフィールドNo.4をレビュー。
リー・エンフィールドはイギリスで開発されたボルトアクションライフルで、弾薬は一般に.303ブリティッシュ弾が用いられる。1895年にイギリス軍に制式化され、数々の改良を繰り返し、第二次世界大戦後、L1A1に制式ライフルが取って代わった後も、その派生型が第一線で使用され続けた。
RWAでは第二次世界大戦期に採用されたNo.4をモデルアップ。
ボルトアクションのロマンがぎっしり詰まったレシーバー周り。
レシーバーは金属製で、剛性の高いがっしりした作り。レシーバー左にセフティレバーがあるが、レバーの操作は軽め。レバーを後ろに倒せばトリガーがロックされる。
リアサイトはフォールディングタイプで倒した状態でもピープサイトで狙える。
さらにリアサイトを立てると遠距離を狙うためのエレベーションサイトになる。このメカニカルなデザインがたまらない。
美しいリアルウッドのストック。もうこれだけでも手にしてみる価値はある。
バットプレート。ストック下にはスリングスイベルがある。
トリガーは細めでトリガープルは1.5kgほど。トリガーの前にマガジンリリースレバーがある。
マガジン装弾数は30発。マガジンはスチールプレス製のアウターシェル。
マガジンの差込口。BB弾がロードされると数発がBB弾のルートを通って前方へ流れチャンバーに導かれる。
フロントサイトとマズルまわり。フロントサイトガード、アウターバレル共に金属製。
ハンドガード留めとスリングスイベルを兼ねたリングがあり、このネジを緩めて可変ホップアップのスクリューにアクセスする。
アッパーハンドガードを取り外すとチャンバー上部に可変ホップアップのネジがある。調整の旅にハンドガードを取り外すのはちょっと面倒だ。外観は損なわれるが、アッパーハンドガードに穴を開けるという手もある。ネジは時計回りでホップが強くなる。また180度以上回すとパッキンを傷めるので調整の際は気をつけよう。
コッキングストロークは約80mm。コッキングの際にギャリギャリっとスプリングを引きずる感覚があるのが気になった。また、しっかりとコッキングしないとシアが掛かりにくいので確実な操作を心掛ける必要がある。
実射テスト
ビレッジ1のシューティングレンジにて30m、40mの射撃テストを行った。弾は東京マルイの0.2gベアリングバイオ弾を使用。弾道性能は抜群。初速が高いこともあって、30m、40mともに低進弾道で、近距離から遠距離までフラットに狙っていける。
まれに銃口を上向きにしてコッキングするとチャンバーから弾ポロすることがあったので、コッキングする際は銃口をやや下向きにすると確実だろう。
また、前述したが、コッキング時のスプリングノイズとシアの掛かりの確実性を上げるためにピストンとシリンダー回りの調整をしても良いかもしれない。
RWA リーエンフィールドNo.4はそのスリムで握り心地の良いデザイン、美しい木製ストック、高い剛性とコレクション性が高く、のみならず抜群の命中精度でサバゲーでも第一線で使えるエアソフトと言える。
そしてなんといってもボルトアクションライフルというロマンが使用者の心を駆り立てるのだ。
スペック&弾速データ
全長 | 1,120mm |
重量 | 3,125g (空マガジン含む) |
銃身長 | 500mm (インナーバレル長) |
装弾数 | 6mmBB弾 30発 |
定価 | 85,000円(税別) |
発売日 | 2017年10月 |
最高 | 90.82m/s |
平均 | 88.67m/s |
最低 | 86.88m/s |
ジュール | 0.786J |
協力:RWA、ビレッジ1
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