ARMOR祭 2024 イベントレポート
レポート:Sasugo
2024年11月3日に千葉県のユニオンベース&METユニオンにて「ARMOR祭2024」が開催された。
「SFアーマー装備」とも言われる個性的な装備を中心とした多種多様なサバゲーマーたちが400人以上も集まる大型貸切サバゲーイベントで、今回も大いに盛り上がった。
その様子をご紹介しよう。
今年も参加者は個性豊かで、開会式が始まる前からすでに交流などで活気が溢れていた。
ARMOR祭は2016年から毎年開催されており今回で9回目の開催となる。
実はドレスコードは特に制限はなく、各々好きな装備や服装で参加して全国からサバゲーマーたちが集まるオフ会や交流会のようなイベントとなっているみたいだ。
開会式の様子。
登壇しているのはこのARMOR祭を取り纏めているモエガミ氏。
開会宣言の激が飛び、アーマー戦士たちは声を上げて喜び、今年も祭が幕を開けた!
シュミレーションゲーム「フロントミッション」に登場するロボット「OCU日本 ゼニス現地改修型」を作り上げた猛者が居た。
なんとARMOR祭に憧れて初参加でありながら初制作とのこと。
こちらは機動戦士ガンダムに出てくるモビルスーツ「ザクⅡ」を自分なりにアレンジした装備。
このような創意工夫がみられるのもARMOR祭ならではなのかもしれない。
オリジナル装備のアーマー戦士も大集合!
普段の定例会でのサバゲーや、コスプレイベントでもなかなか揃うことのない貴重な瞬間を、参加者それぞれが楽しんでいる印象だ。
ARMOR祭はMETユニオンならびにユニオンベースの両方を使って行われ、各フィールドでイベントやゲームが同時進行で行われている。
また、ユニオンベースで行われていたサバゲーは通称「Bullet」と呼ばれ、特殊ルールを中心にゲームを進めていた。
作り込んだ装備で戦うとさながらの映画のワンシーンようだ。
戦車も参戦!
戦車や大型アーマーなど、一部の参加者には耐久値として風船が取り付けられ、それが全て破られると行動不能になるという仕組みだ。
戦車に立ち向かうは武者!?
時代をも超えた戦い此処にあり!!
他にもシールドも常時使用可能で味方を守りつつ前線を押し上げるパワープレイもできるぞ!
モエガミ氏もゲームに参戦!
参加者とゲームで交流しながらイベントを支えていた。
他にもMETユニオンでは「LARP武器」と呼ばれている、刀身が軟質素材でできた近接武器を用いた近接チャンバラ「Blade」も行われていた。
武器もさまざまな形状があり、戦闘スタイルもさまざま。
こちらでは比較的西洋甲冑の戦士が多かった印象。
剣と鎧はとてもお似合いだ。
ゴブリンVS騎士とのファンタジーな戦い!?
いつものエアガンでのサバゲーだけでなく、近接サバゲーも楽しめるのもARMOR祭ならではなのかもしれない。
他にもARMOR祭ではセーフティエリアでもさまざまなイベントが催されており、ただサバゲーをするだけでなく、併せ撮影会や買い物に交流だけでも楽しめるのも、魅力の一つだ。
「併せ撮影会」はスケジュール毎に参加者から寄せられたさまざまなテーマやジャンルで集まって撮影する記念撮影会で、全国各地から戦士たちがこの日に一堂に会するので、貴重な経験と思い出が得られると好評だ。
こちらは「ケブラーマスク」併せ撮影会の様子。
同じ要素でも自身の手によってさまざまな個性が伺える。
昨年まで開催されてた「推しアーマーコンテスト」は名前を変えて新たに、参加型装備ファッションショー「アーマーコレクション」として開催!
多くの参加者に見守られながら自分自身の装備やパフォーマンスを披露できるとあって、みんな思い思いの表現で観客を魅せていた。
SNSで話題のちびっ子ガンダムもアーマーコレクション参戦!?
見事なパフォーマンスを魅せて観客を湧かせていた。
Tako on meの音楽に合わせて踊り列をなすネットミームから生まれた「ダンスパレード」も行われた。
独特の動きをしながら皆で行列を作り駆け巡る。
同じなんとやらは踊らにゃ損損♪
さらには手先が器用な参加者が多いこともあり、自慢のプラモデルを展示する「ロボ展」なる展示会も催されていた。
ARMOR祭ではセーフティエリアに出店エリアが設けられ、今年も全国からクリエイターたちが集まり、30店も出店していた。
今回はそんな1部のショップをご紹介!
今年はあの「大日本技研」が出店!
SNSやネットで話題の数々のカスタムガンが手にとって触れて見ることができた。
他にも大日本技研では試作品の銃剣型マズルキャップ「セーフプラグ」を展示しており、参加者にどの製品が欲しいからアンケートを実施。
よくあるエアガン購入時に付属している味気ないマズルキャップと打って変わって、取り付けるだけでお持ちのエアガンが銃剣のような見た目に早変わり。
安全性と見た目を兼ね備えたアイテムだ。
「実物大空想武器屋レアワークス」ではアクリル製の刀身の販売や、超巨大な剣を持つことができる体験ブースを設置されていた!
「新城技術工房」ではLEDで煌びやかに光るオリジナルのSFチックな近接武器を販売!
今年はサイバーパンククナイやSFチックなデザインのネクタイピンがあった。
「半機人研究(サイボーグ・ラボ)」ではまるでサイボーグのようになれる各種グッズを販売。売り子には斎藤ゆきえ氏と月島 圭氏が務めていた。
今年は台湾で活動する「ハイパーサバゲー台湾普及委員会」が海を超えて参戦!
オリジナルワッペンやグッズに日本ではなかなか手に入らない光学機器などを出品。
今やARMOR祭は日本だけでなく海外からも注目されているのだ。
「手染めウェザリングきき屋」ではウェザリングが施されたマントや衣服を販売していた。
ムラサメ・ラビット氏らが手掛ける「R.D.Lab」はジョイントマットなどで制作した大型武器やアーマーの展示や試着体験に、グッズ販売をしていた。
レザークラフター「Miki3」も出店!
ARMOR祭でも変わらずレザーホルスターなどを販売していた。
関西からは「時代物工房一助朋月」こと「下辺伊兵衛商店」が出店!
オリジナルの和装系アーマーなどを販売していた。
ARMOR祭では飲食店も出店しており「化け猫きっちん ゆち屋」が自慢の料理を振舞っていた。
せっかくなのでチーズ入りフランクとプーアル茶を頂いてみた。
ジューシーで肉汁が溢れてくるとともに中からチーズがなだれ出てそれらが絡み合って美味い!
そこにプーアル茶が脂を流してくれてスッキリしてくれて、とても相性の良い組み合わせだった。
他にも「サービスカウンター」が設置されており、経験者有志がARMOR祭初参加者や初心者へのアドバイスや、アーマー装備制作から人生相談(?)まで対応していた。
フリーマーケットブースも併設され、参加者たちは自慢のコレクションやレアなアイテムを放出ひていた。
ARMOR祭では公式カメラマンが複数人参加しており、イベントの記録から個人撮影ブースでしっかりとした撮影も行っていた。
個撮ブースでの実際の写真。
屋外でありながらしっかりと宣材写真が残せれる。
こちらはまた別のカメラマンによる個撮ブースの写真。
背景布を使用しており、スタジオさながらな雰囲気の写真だ。
閉会式には各ショップやユーザーからの協賛品などが提供され、抽選会が行われた。
あとがき
こうしてARMOR祭2024も事故なく滞りなく幕を閉じた。
9年目を迎えた今回のARMOR祭は、昨年の参加者は438名だったところ今年は451名も集まったそうで、例年よりも多く盛り上がりを見せた。
特に今年は参加者の半数が初参加のユーザーが多く、ARMOR祭にも新たな時代の流れを感じた。
それも昔からの参加者が次世代へ繋ぐべく有志で尽力しており、イベントを盛り上げようと支え広めてきた輪であり、確実なものになってきたと言えるだろう。
次はどんな夢を見せてくれるのか。
夢の祭典はまだまだ続いていく。
気になった方や今年参加出来なかった方もぜひ参加してこの感動を直に感じて欲しい。
[ARMOR祭2024]
開催地:ユニオンベース&METユニオン
ARMOR祭公式Web:https://armorfestival.jimdofree.com/
ARMOR祭公式X(旧Twitter):https://twitter.com/Armor_Festival
写真提供:ARMOR祭公式カメラマン[ずみ、顎門、彩輝、ほり、へい、廉慈]、有志カメラマン[腹黒]
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