第2回 JWCSチャンピオンシップ
2014年10月3日~5日、茨城県稲敷市のサバイバルゲームフィールド、特殊作戦群区内にあるシューティング施設で第2回 JWCSチャンピオンシップが開催された。主催はGunsmithバトン。アメリカで開催されているWCS(ウエストコーストスチール)というシューティングマッチの日本版という位置づけで発足したJWCS。エアソフトガンを用いたスピードシューティング競技だ。
JWCSは7つのステージがあり、各ステージに設置された5枚のプレート(的)をどれだけ早く撃てるかを競う。
ブザーの合図とともに両手を肩より上にあげたハンズアップの姿勢から銃をホルスターから抜いて5枚のターゲットを撃つ。
5枚のうち、ストッププレートと呼ばれるタイマーを止めるセンサーが付いているプレートは最後に撃つ。それ以外の撃ち順はシューターの自由だ。
ホルスターを使わないライフルクラスやエントリークラスではステージに設置された小さいレッドフラッグに狙いを付けた状態でスタンバイする。
JWCSのスコアは筆記とタブレットによるオンライン入力システムの併用で、ほぼオンタイムでスコアが集計・公開される。
なかにはTOPの排莢式M4カービンで参加するシューターもいた。
コンクリートの床に落ちるケースの音がリアル!!
今大会にはMJマガジンの野沢ケンさんがシューターとして参加。かつてコンバットマガジンなどでライターを務めたトイガン業界の大先輩。ケンさんが撃っているのを見ているとなにかこう感動するものがある。
今大会ではBATON airsoftのM4CQB-Rフルメタルバージョンが参加者の中から抽選で1名にプレゼントされた。
JWCSではライフルクラスもある。ライフルは常にガンスタンドに立てておき、自分が射撃する番になったら手に取るという流れ。今回は私もオープンクラスに加えてライフルクラスにも参加してみたものの、オープンクラスのスコアは前回とほぼ同じという結果...。でもまあシューティング自体は楽しいのだけどね。
乙夜さんもライフルクラスで参加。前回より格段に上手くなっていて驚いた。
矢田選手はリボルバークラスで優勝。
石井選手は5部門にエントリー、そのうちタクティカル、バックアップガン、タクレットクラスの三部門で優勝した。
今大会は3日間で参加者42名、複数クラスへのエントリーが可能なので全部で86エントリーとなった。
全9クラスの優勝者は以下。
ハンドガン:オープンクラス | ブシ ノブシ 選手 |
ハンドガン:タクティカルクラス | 石井 健夫 選手 |
ハンドガン:リボルバークラス | 矢田 雅士 選手 |
ハンドガン:バックアップガンクラス | 石井 健夫 選手 |
ハンドガン:カウボーイクラス | 茂吉 雅光 選手 |
ハンドガン:タクレットクラス | 石井 健夫 選手 |
ハンドガン:エントリークラス | 椎名 信幸 選手 |
ライフル:セミオートクラス | ブシ ノブシ 選手 |
ライフル:マニュアルアクションクラス | 茂吉 雅光 選手 |
日本では様々なシューティングマッチが開催される。2014年は4月に開催されたアンリミテッド、9月のジャパン スティールチャレンジ、11月に開催される日本版ビアンキカップともいえるJANPSなど長い歴史を持つ大会がいくつかあるが、JWCSは2014年に始まった新しいシューティングマッチイベントだ。
JWCSは2014年7月に第1回大会が開催され今回で2回目となる。年2回のペースで開催される予定とのこと。日本でも今後、さらにシューティングスポーツが盛り上がることを期待したい。
JWCS シューティングレンジ
茨城県稲敷市伊佐部762
TEL 0299-94-8908 (特殊作戦群区)
営業時間 10:00~18:00
※JWCS公式レンジ営業日・営業時間は基本的に『特殊作戦群区』様に準拠します。
http://jwcs-shooting.com/
2014/10/09
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