フリーダムアート グロック17用 アキュコンプD
フリーダムアート製のアキュコンプDを東京マルイ ガスガン グロック17装着してみたのでレビュー。アキュコンプDはグロックのフレームに固定してスライド前部を覆うように装着するコンペンセイター(反動抑制器)だ。素材は堅牢なアルミ製。フリーダムアート代表の丸山氏がアメリカに渡り、ガンスミスのジーン・シューイ氏と共に開発した本場の競技射撃のノウハウが存分に込められたカスタムパーツだ。
そのためアキュコンプ左側面にはShuey Customと刻印がある。
もちろん実銃と違ってエアガンでは反動抑制効果はないのだが、光学照準器を搭載して実銃のレースガン同様のスタイルで楽しめ、重量バランスも前方に寄るので組みあがって構えてみるとより実銃のバランスに近くなる。
アキュコンプDはグロックのアンダーマウントレール部にスライドするように固定する。付属のステンレス製トリガーピンで固定してサムレストを取り付ければ完了。同社のアサルトフレームとも相性は良い。
ただし、コンペンセイター全般に言えることだが、ホップアップ調整などでスライドを取り外す際にはアキュコンプ自身も取り外さなくてはならない。
カラーは9色もある。コンペティション用なのでファッショナブルにカラフルな銃も目立って面白い。
パーツ構成。アキュコンプD本体以外に、ロングインナーバレル、ジュラコン製バレルスリーブが付属する。今回は付属するマウントレールは使用せず、Aimpoint Micro T-1を搭載するのでT-1用のダイレクトマウント・スペーサーも合わせて送ってもらった。
組立に際してはまずグロック17のインナーバレル&チャンバーを取り外し、チャンバーを分解。付属のロングバレルに変更する。分解と言ってもネジ2本外すだけなので簡単。
インナーバレルを交換するとこのようにマズルからインナーバレルが飛び出る。
これをタイトなバレルスリーブでアキュコンプ内に固定する。
バレルのブレがなくなり命中精度が向上するわけだ。
フロントサイトは必要なくなるので取り外して同梱のフタを接着しておく。
フロントサイトを外さなくてもアキュコンプ自体は着脱可能なのでフロントサイトを残しておきたい場合はこの作業は不要。
T-1用スペーサーを取り付けるにはアキュコンプ側に穴あけ加工が必要。
下側からネジでT-1ドットサイトを固定する。T-1をダイレクトマウントするとかなりエイムラインが低くなるのでパララックス(視差)が少なくなる。
レースホルスターは形状を選ぶので注意
アキュコンプDを装着するとこれまでのタクティカルホルスターには入らなくなるので、レースホルスターが必要になる。さらにレースホルスターの中でもタイプを選ぶので使用可能な2つのレースホルスターをご紹介。
一つ目が現在メインで使用しているAIP製マルチアングル・スピードホルスター。Web Shop G.W.Aにて購入。価格は8,880円(税込)。6角レンチで分解可能で、これ1つでグロック、ハイキャパ、シングルスタックガバにも使用できる優れもの。
IPSC スピードシューティング ホルスター。ヤフオクなどで5000円程度で販売している。マズル部を固定するタイプ。ただドロー時のリリースが少し硬く、角度調節も大雑把なので、前述のAIP製を使用している。
上記以外にもJr.マイクロ、ゴースト、CR-Speedといったレースホルスターが使用できることをフリーダムアートの丸山氏から教えて頂いた。ただし国内で販売しているショップがなかなか無いのが難点。
なお、シューターに大人気のサファリランド製 #014 オープンクラスコンペティションホルスターのグロック用には対応していない。アキュコンプ部分が干渉し、アサルトフレームのトリガーガード形状も合わない。この他、隼やダブルアルファといったホルスターも使用できないので注意が必要。
今回アキュコンプDを使用して競技会に出場しようと思ったきっかけがこちら。カリフォルニアでトモ長谷川さんにお借りして撃ったグロック17がとても良かったから。
実際に撃ってみるとノーマルに比べ反動が少なくなり、銃をコントロールしやすくなるのを実感。さらにドットサイトの効果もあり、劇的にヒット率が向上。タイムも短縮できた。これに味を占めてエアガンシューティングでもタクティカルからオープンクラスに転向したというわけ。
フリーダムアート アキュコンプD 価格 29,800円
2014/03/22
■関連リンク
フリーダムアート グロック26/17用 フラッシュサイト
GunsModify製 リアルスタイル軽量ブリーチ
グロック17をタクティカルレースガン風にカスタムする!!
東京マルイ ガスガン グロック17 カスタム
東京マルイ ガスガン グロック17
東京マルイ ガスガン グロック26