東京マルイ 電動ガン P90+
東京マルイが2023年5月17日に発売したFET搭載の電動ガンP-90プラスと、MS LiPoバッテリーを紹介します。
YAS's EYE
マルイのP90ラインアップと価格だが、スタンダードのP90とTRが29800、ハイサイクルが34800、特別モデルのバージョンレンが36800となっている。価格で見るとP90のラインアップ中、最もハイエンドではあるものの、次世代電動ガンと比べると、お買い得感のある価格だと言える。
外観形状は三面レイルのTRと同じだが、ブラック塗装仕上げで高品質感がある。
全長が50cmほど、重量がバッテリー含まず1.8kgほどと、コンパクトで軽く、取り回しは抜群だが、ブルパップという独自のレイアウトによる後ろ寄りの重量バランスと、寝たグリップアングルにより、ローレディーからふっと構えると射線が上を向きやすい。これに慣れるかどうかがP90を使いこなせるかどうかの鍵だ。
もともとパーソナルディフェンスウエポン(PDW)としてのP90は軍の後方要員や、航空機のパイロット、車両乗員などに向けた火器なので、携帯性が高く、シンプルな操作ではあるものの、ストックが固定式で長さ調整ができない、マガジン交換がしにくいなど、その近未来的なスタイルがゆえの弱点もあることは認識しておきたい。
照準に関して言えば、ドットサイトを搭載することで圧倒的に狙いやすくなるので、光学照準器の搭載をお勧めする。
トリガーはFETを搭載し、ストロークも短くなっており、トリガープルも従来のP90より1/3ほど軽くなっている。同時発売のMS LiPoバッテリーを使用することで、抜群のトリガーレスポンスとなり、連射サイクルも秒間18.5発を叩きだす。これはぜひ味わってもらいたい点だ。
命中精度はもはや言うこと無しの高さ。射撃動画を観てもわかるように30m、40m、0.2g、0.25gいずれも安定した美しい弾道は東京マルイならではの完成度の高さを伺わせる。
初速は箱出しで90m/s超、0.8Jと高めであるのも、ショートバレルのハイサイクル電動ガンに比べて魅力だ。
しかもMS LiPoで発射サイクル秒間18.5発(1112rpm)であれば、ハイサイクル電動ガンに迫る連射力であり、フルオート時の制圧力は高い。
P90が欲しい! このデザインが好き! という方は、数あるマルイのP90ラインアップ中、やはりこの新製品のP90+がおススメできる。
スペック
全長 | 510mm |
バレル長 | 247mm (インナーバレル長) |
重量 | 本体 1,805g (マガジン含む、バッテリーは含まず) MS LiPoバッテリー 85g ミニS ニッケル水素バッテリー164g |
装弾数 | 6mmBB弾 68発 |
定価 | 36,800円(税抜) / 40,480円(10%税込) |
発売日 | 2023年5月17日 |
動力 | 電動ガン / 7.4v リポ or ニッケル水素8.4V / MR30コネクター or ミニコネクター |
初速 | 平均初速:91.614m/s = 0.839J |
トリガープル | 674g(セミ) / 824g(フル) |
※MS LiPo 7.4V 1500mAh 35C リポバッテリー、東京マルイ 0.2g バイオBB弾使用、気温22.4度、湿度83%にて計測。
撮影協力:東京サバゲパーク、モケイパドック、P.O. Channel
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