マルイの電動ガン「M4A1カービン」をカスタムしたくなった。
当初はラージバッテリー化とサイレンサーの取り付けだったのだが、徐々にM16系カスタムの深みというか、泥沼にはまっていく様をご堪能ください。一応下にいくほど最新の記事だが、時系列が前後している箇所もあり。
■使用パーツ一覧 |
約買値 |
M16A2用固定ストック |
流用 |
M16A2用メカボックス一式(1Jチューン済み) |
流用 |
大友商会 AEG1900SCR |
\5,300 |
SYSTEMA ロングタイプモーター「ハイスピード」 |
\4,000 |
SYSTEMA メタルフレームM4タイプ |
\20,000 |
PDI M4A1ショートリアルアウターバレルBHDタイプ |
\10,000 |
マルイ プロサイレンサー |
\4,400 |
G&G R.I.S./R.A.S.FORWARD GRIP |
\2,160 |
CAW モスキートモールド
レイルシステム |
\10,000 |
ライラクス ストックリング |
\1,500 |
KM企画 M4A1用ハンドガードキャップ |
\1,800 |
G&P トリジコンACOG TA11スコープ |
\21,800 |
GUARDER企画 M16強化グリップ(黒) |
\3,800 |
←全長931mm、重量3.4kg(光学機器含まず、バッテリー、300連マガジン+BB弾フルロードの状態)。
M16A2があったので、パーツを流用して、固定ストックを移植。サバイバルゲームでの使い勝手を向上、動作の安定化、バッテリーコスト削減につながるはずだ。
M4のメカボックスは配線がハンドガード内に流れているので取り外し、1Jチューンしてあった、A2メカボックスと固定ストックを移植。
バッテリーは高品質で定評のある、大友商会のAEG 1900SCR 8.4Vとした。
このバッテリーは同じ8.4Vの公称電圧ながら、実電圧が純正より高く、回転数が高くなる。ちょっとしたカスタムガンにぴったりだ。
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バッテリーチャージャーはマルイ純正だと、容量が対応していないので、イーグル模型のミリタリーチャージャーを購入。放熱ファンがついていて、コンセントにつなぐとフガーッと結構作動音がうるさい。1A、2A、4Aの充電容量の切り替えが可能。充電が終わるとランプでお知らせ。その後30分間のトリクル(微弱)充電に切り替わる。AC100V電源、4~10(12V)セル、バッテリー容量は500~4000mAに対応。ニッカド、ニッケル水素電池にも対応。つまり、ほとんどのバッテリーに対応していると言うこと。定価\7,980。 |
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G&Gのフォワードグリップは、安い割にがっしりと装着でき、銃を持ちやすくなる。見た目的には好みが分かれるところ。
マルイのプロサイレンサーは意外に消音効果が高かった。もっともメカボックス音のほうが大きいので見た目の充実感のほうが大きい。 |
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ノーマルバレル先端にサイレンサーを付けるとなるとちょっと長すぎる。そこでアウターをショート化する。
PDIのM4A1ショートリアルアウターバレルBHDタイプ(約1万円)を購入。ジュラルミン削りだしのレシーバー基部一体型。
非常に軽く、強度もまあまあ。BHDタイプなので、ノーマルより8cmほど短くなる。
取り付けはフロントポストのピン位置が若干きついが、一度ドリルを通せば問題なく組み込める。 |
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チューンで落ちた回転数を速くするため、SYSTEMAのカスタムモーターを入れた。
組み込みは簡単、3分で終わった。撃ってみると、「スタンッ、スタンッ」とセミオートの切れがとても良い。フルオートはものすごい回転数だ。チューンしていたので、回転数が遅かったが、ノーマル同等か、それ以上に速くなった。
この手軽さで簡単に回転数をアップできるならば買いだ。ただし、モーター単体で空回しした際のノイズは純正モーターよりも大きい。 |
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M16用強化グリップを装着してみた。このグリップは底板を固定するネジ穴部分に真鍮パーツが埋め込まれており、ネジ緩みやネジ山潰れがない。ノーマルグリップより、つや消しが強い。OD色もある。ヒダカヤ/\3,800
※モーター保持が甘く、ギアノイズが発生しやすいかも。 |
■SYSTEMA メタルフレーム(\19,800/スーパーラジコン)
テイクダウン中に、アッパーフレームのピン穴部分が割れていることに気づく。
ヒビがだんだん広がってきて接着してもすぐ割れるので、ついにメタルフレームを導入することにした。
SYSTEMAのメタルフレーム(アルミダイキャスト)をスーパーラジコンにて約2万円で購入。
キット内には一体型メタルチャンバー、ダストカバー、フォワードアシストノブなどが付属。すべて金属製。
組み込みは金属フレームと言うこともあって、メカボックスの組み込みに干渉する部分が若干ある。
まずはアッパーフレームにメカボックスを後方からスライドさせるように挿入するのだが、テイクダウンピンの穴部分がメカボックス側面のセレクタープレートや軸受けの凸部に当たりやすい。事前にあたりをみて若干削っておく。
テイクダウンピンは後ろから差し込み、前を最後に上下に押さえ込みながら挿入。かなりカッチカチに組みあがる。
また、ノブやトリガーガードなど、ピン類を打ち込む穴は一度、同径のドリルを通しておいた方が良い。
テイクダウン、チャージングハンドルを引いてのボルトカバーオープン機能はなくなる(チャージングハンドル自体は引けるが、ガタつく)。ダミーボルトプレートは使用せず、ボルトカバーを開くとメカボックスが丸見え。
ボルトカバースプリングは閉まる方向にテンションがかかっている。つまりホップ調整は、爪でカバーを開き、カバーを押さえたまま行うことになる。
組み込み後、銃を持ってみると、ひんやりとした金属フレームの感触が楽しい。
質感はばっちりで首周りの剛性も高まった。ただ、純正プラフレームに比べると成型が粗い。ヒケ、ズレ、刻印のカスレ、塗装ムラなどが所々ある。まあ、それが本物っぽい雰囲気を醸し出しているともいえなくもないが。色はかなり黒に近い「塗装」。ハンドガードの樹脂の黒に比べたら、やや灰色といったところ。コストの問題もあるが、化学表面処理(アルマイトあたり)が良かったな。
アルミロアレシーバーの重量は213g
文字はともかく、跳ね馬の絵柄が微妙。実銃においても跳ね馬の図柄自体はメーカーごとに結構いろんなアレンジがあるようだ。マガジンキャッチ周辺に成型時の粗が見える。 |
- U.S.A.- の刻印がカスレ気味。純正セレクターを移植するのだが、フレームの肉厚がプラより薄いため、若干ガタつく。 |
フォワードアシストノブは付属の金属製(おそらく鋳鉄)。差し込んでピンで留める。ノブはバネが入っていて7mmほど可動。 |
ダストカバーも付属の金属部品。パーカー風のざらついた表面で柔らかく、錆びやすい。組み込む前に黒染めし直しても良い。スプリングは常に閉まるようにテンションがかかっている。 |
ロアフレームと固定ストックのサイズが1mmほどずれている。細かいことだが、気になる。テレスコピックストックでも、ストックスペーサーとのズレが発生するので気になる場合はスペーサーを削る。 |
PDIのアルミアウターと、SYSTEMAのメタルチャンバー独自のリブが干渉する。1.5mmほど差し込めないので、このリブを削る必要がある。 |
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マルイのハイマウントは格好はいいが、ライフルスコープを装着するとなると少々不安定だ。スコープの照準が狂うことは致命的なので、Tascoのスコープマウント#798DSCを装着。このままだと、ゴーグルを付けた状態でスコープを覗きにくくなるので、フリーダムアートのEXマウントで底上げする。アルミフレームが直接傷つかないので○。 |
持ったときのズシリとした質量、ひんやり金属の触感、ギシギシ言わない剛性の高さ、そして一体型メタルチャンバーにより、命中精度も高くなるだろう。また、長く使用していったときの塗装の剥がれ(掠れ)具合なども楽しみ。欲を言えば、ボルトカバーのオープンギミック、テイクダウン機能があったらなあと言うところ。
重量増はそれほど気にならない。固定ストックにバッテリーが入っていて、前後のバランスが非常によい。重心位置はボルトリリースボタン付近。
PDIアウターはRIS固定用のイモネジ穴が空いているので、インナーバレルを固定することもできて良い。剛性は、アルミフレームでほぼ確実となるので、このアウター導入による剛性アップはわずかだが、3ピースから1ピース構造になったことで、ねじれ強度が上がった。あとは、レシーバー基部ナットが緩まないようにドリルで穴を開けタップを切り、イモネジで固定してある。重量は特に大きな変更はない。強度としてはコレでほぼ出来る事はしたんじゃなかろうか。後はお好みでセレクターレバー、ボルトキャッチ、マガジンキャッチ、チャージングハンドルなどをカスタムパーツにしていけば良いだろう。
PDIのアウターバレルだが、アッパーレシーバー接合部がノーマルよりルーズに出来ている。このため、レシーバー基部ナットがちょっとでも緩むと、コクコクと上下左右方向にガタが出やすい。また、ジュラルミン削りだしだが、形状が細長いため、若干しなるような感覚がある。
回避策として、フレームとアウターバレル接合面にクラフトテープや、シールテープを形状に合わせて切って挟み込む。これで、テープが緩衝材の役目を果たし、レシーバー基部ナットを締め込むことで、ガタつきがなくなる。また、レシーバー基部ナットにネジゆるみ防止接着剤や、タップを切って、M3かM4あたりのイモネジで使用中の緩みを防止することも重要。
CAWのRIS std.を装着。試しにマルイのドットサイトをハイマウントで付けてみた。
ドットサイト+ハイマウントはやはり、サマになる。かっこいいし、機能的にもフリップアップリアサイトとフロントサイトに重なるようにダットがビタっと輝くのは結構うれしい。
CAWのRISは取り付けがちょっと固い。とくに、上側はフロントポストを外して装着した(アウターバレルをPDIのに変更したからかも)。そしてハンドガードリングが固くてはまらなかったので、RIS側を若干削ることになった。RIS上面のレイルカバーは脱着がしづらいので外しておくことに。
レイルの精度はそれほど高くなく、若干幅が狭いので、マウントする側のサイズによっては、ガタつく物もある。重量はさらに重くなって、スコープを搭載して4.0kg。ドットサイトなら3.8kgくらいか。
命中精度は格段に良くなった。ゲームで使用してみたが、やはりシステマの一体型チャンバー、剛性UPの効果が高く、ゼロインしたスコープのクロスゲージ中心に同じ弾道でスウーっと飛んでゆき、弾の落ち際も素直で好感が持てる。今までフルオートでブワーっと撃っていたが、この銃ではセミオートでもヒットできる自信が持てる。
見た目は結局「SR-16」になってしまった…。ゲームウエポンというところで行き着くところはSR-16なのか?
▼米軍サイトで見つけたM4のアクセサリーパーツ類。全部欲しい。
■Trijicon(トリジコン) ACOG TA01NSN レプリカスコープ4*32
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ヒダカヤ/\23,800で購入。 値が張るが、形はかっこいい。
しかし、このスコープ、アイポイント(対眼レンズ側の焦点距離、アイリリーフとも言う)が短い。Trijicon社の実物スペックで1.5インチだから、約3.8cm。このレプリカも同様だ。ゴーグルして覗くと、ゴーグルと対眼レンズがくっついてしまうほど。ちょっと目との距離を離すと視野が狭くなる。M16固定ストックではちょっと遠すぎる。
あと、作りは結構雑で、スコープ内に塵が付いていたり、外装に傷があったり。
とりあえず、対眼レンズ焦点距離だけでも直したいが、調節ダイヤルもないし、対物レンズを回して直るものなのだろうか?
レンズの明るさもほどほど。スコープとしては最低レベルの出来だといえる。 |
キャリングハンドルを付けて、その上にマルイのM16用スコープを装着した。しかし、このスコープもアイポイントが6cmほどと短く、取り付け位置が固定されているので、ずいぶんと顔を対眼レンズに近づけないと視界が狭まる。
Trijicon(トリジコン) ACOG TA11 レプリカスコープ 4*35
トリジコンタイプのスコープ2個目を購入。
JANE(AI商会)で\21,800で購入。実物は1,295USドルだから約1/7価格。
梱包箱にはG&P Laser Product SP SYSTEMとある。
心配していたアイポイントの距離(実物は60mm、このレプリカも同じくらい)も十分、スコープ全長が長いこともあり、TA01NSNより格段にサイティングしやすい。
レティクルは当然光らないのだが、写真のようなかなり小さいデザインだ。クロスゲージになれた身としてはゲームでのサイティングにどの程度影響するかが、問題。
実物の倍率は3.5倍だが、この製品は4倍。レンズ内に目立つ埃や傷もない。塗装色は青みがかったダークグレー。
※最近G&Pから、レティクルが実際に発光するTA11タイプが発売されたようだ。欲しい!!
集光用のファイバーチューブはダミー。赤いOリングは購入時のオマケ。
デザインに関しては、小振りのTA01NSNのほうが無骨で派手な集光チューブもなく、優れているように思うが、
使い勝手を考えると、今のところ、このスコープがベスト。希少価値も高い。
20mmレール用マウント部分を外せば、M16のキャリングハンドルにも装着可能。
このTA11タイプスコープの全重量は494g。
フロンティアオリジナルの3-9*42ズームスコープの単体重量が341gで、マルイのハイマウントが110gなので、
494g - (341g + 110g) = 43g差。これぐらいの重さならばそれほど気にならない。
ちなみに、マルイのドットサイト重量は129g。純正プラキャリングハンドルは194g。
M4のレシーバーとほぼ同じ長さで収まりは良い。
あとは、左側面のシルク印刷を付けたいが、白のデカール?
ちなみに、文字は以下。
Trijicon(C) ACOG(C) Contains tritium.
The purchaser is exempt from
any regulatory responsibility.
U.S. Patent No. 4,806,007
Foreign Patents
Pending |
Trijicon
ACOGはトリチウムを含んでいます。
購入者は任意の規定する
責任から免除されています。
米国の特許4,806,007番
外国特許出願中 |
トリジコン社サイト http://www.trijicon-inc.com/
▲とりあえず、インクジェットプリンタでパテントテキストのシールを作ってみた。
実物のフォントはTimes New Roman Boldのようだが、インクジェットの解像度では白抜き文字が潰れてしまうので、ゴシック系のフォントにした。印刷はフォト光沢シール紙。印刷サイズは本来もう少し小さいはずだが、やはり文字潰れを考慮してこのサイズに。
ストックをインディのダークパーカー(エチゴヤ/\1,980)で塗装した。強化グリップの色調と合わせてみたのだ。
ノーマルのストックは黒の半艶だが、このダークパーカーでマットブラックに。
ブラックといっても、わずかに灰色。速乾性で、乾燥後の手触りは「さらり」としている。
これで、見た目はほとんどSR-16。本当はM4カービンなのに…。
■マガジンの塗装
マルイのM16用マガジンは色が実物とだいぶ違う。結構傷も多くなってきたので、マガジンの塗装を行ってみた。写真は左から、インディのダークパーカーで塗装、インディのパーカーシールで塗装、実物マガジンだ。ノーマルマガジンの色はほぼダークパーカーと同じ色でちょっとだけ赤っぽい。インディのスプレー塗料は両方ともやや青っぽい。実物マガジンはパーカーシールよりさらに明るいグレーで掠れた部分は下地の真鍮色のような黄色みがかった金属が出ている。さらに実物は使用経過によってやや光沢がある。
インディのスプレー塗料は塗装後そのままだと、さらっとしたつや消しだが、パーカーシールは柔らかい布で磨くことによりやや光沢感が生まれるようだ。
しかし、この塗装でも実物の色合いは出なかった。
どこかのメーカーでM16マガジン用スプレー塗料が発売してくれないかな。
ノーマルマガジンの重量は195g。
■G&P 130連マガジン
香港のパーツメーカー、G&Pの130連マガジン。ノーマル68連マグをダブルカラムタイプにしたもの。色もほどよいグレー色。ゼンマイマガジンは嫌いだが、多弾数にこだわりたいユーザーにお勧め。ヴィクトリーショーに出店していたウィリーピートで\1,900で購入。値段もお手頃。
注) このマガジン、システマのアルミフレームに入らない。正確には入ることは入るけど、かなりきつい。マルイの純正プラ・ロアレシーバーには入る。また、130発フルに込めると装弾不良を起こす。100発程度なら問題はない。
この商品だけ偶然かもしれないし、製品誤差かもしれない。
■内部チューン
サバイバルゲームでフルオート射撃をしていたら、「ババババッ、ウィーン」と突然モーターの空回り音!! セフティゾーンに戻り確認すると、モーター、ギア、ノズルは連動して動いているが、ピストンが動いていない。しょうがないので、オーバーホールすることにした。
翌日、さっそくメカボックスを分解。中を見てみると、システマのポリカーボネイトピストン(ヘリカル用)の第1歯が根本から欠けている。そのほかの歯もセクターギアによってかじった後が見られる。その他のパーツは特に問題はない。
とりあえず、欠けたピストンの破片がメカボックス内に散乱しているので、すべてのパーツを取り外し洗浄した。
ここで、修理するならば、ピストンを買ってくるだけでよいのだが、ついでだから気になっていた点をチューンし直すことにした。
もともとM16A2用のメカボックスだったため、シリンダー容積がフルサイズ。それをM4カービン用シリンダーに変更。ボア・アップシリンダーだったが、M120以上でないとボアアップの効果が出ないらしいので、ノーマル径のテフロンシリンダーセットをチョイス。
つづいてギアだが、ヘリカルギア用のピストンは特殊な形状で、セクターギアのピストンとかみ合う歯幅が狭いので、今回のようなトラブルに遭いやすいのではと判断、純正互換ピストンが使用できるオールヘリカルギアに換装した。
▲SYSTEMAのオールヘリカルギア、スイッチアッセンブリー、カットオフレバー、セレクタープレートに交換。説明書通りにシムをセット。まあ、許せる範囲にギア音は小さくなった。スパーの縁にベベルと接触した擦れ跡が付いているがシム調整済み。
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▲SYSTEMAのテフロンシリンダーセット、ノズル、タペットプレート、ANGELのピュアポリカーボネイトピストン。仮組みして1000発ほど撃った後、分解して確認したが、傷一つ無い。耐久性に優れ、ギアとの相性もいいようだ。 |
ピストンは当初システマのNEWポリカーボネイトピストンを検討していたが、エチゴヤ東京店の店員が「あれは不良品に近いものがあります。レールクリアランスが大きく、すぐに割れてしまいます。」という。念のため、フロンティアの店員にも聞いたが、「そんな話は聞いたことがない」と言う。とはいうものの、NEWポリカーボネイトピストンは断念、最近人気のエンジェルというメーカーのスケルトンピストンを使用した。
軸受けもヘリカルギアに付属していたものだったので、オイルレスメタルに交換。
スプリングとスプリングガイドはそのまま流用、このM100スプリング、いい具合にヘタっていて、平均初速98m/sくらいに収まる。
純正スイッチはハンダ付け周辺の樹脂が溶けているので、スイッチアッセンブリも交換。ただし、効果のほどは?。
と、ここまでのパーツで一度組んでみたところ、セミオートの切れが悪くなってしまった。トリガーをじわりと引くとバーストしたり、フルオートになってしまう。仕方がないので、カットオフレバーとセレクタープレート、細かいスプリング類をシステマのものに交換、快調に動作するようになった。
ノイズレスグリップエンドも購入したが、このグリップエンド、モーターの保持がシビアで、取り付けの微妙な具合で、モーターが回らなくなったりする不具合が頻繁に発生したので、純正グリップエンドを使用することにした。ノイズも大して変わらないし、見た目はノーマルのほうが美しい。
■TNパーフェクトバレルとスプリングと初速
TNパーフェクトバレルを装着すると初速が4m/sほど上昇する。M100スプリングと、上記の各パーツとの組み合わせで平均初速が102m/sになった。これではゲームレギュレーションオーバーなので、1Jスプリングに交換することにした。
初速を測ると平均で93m/s。思っていたよりも低い数値だ。1Jは0.2gのBB弾を初速100m/sで飛ばすパワーのこと。どういう基準で1Jとうたっているのかよくわからないが、とにかくその中間のスプリングがないのだからしょうがない。
バレルで4m/s程度上昇しているはずだから、実質M90スプリングと言ったところか。ジュール換算で0.86J。箱出しノーマルよりほんの少し高いくらいだ。本当は98m/s欲しいんだけどねえ。
※SYSTEMAの不等ピッチスプリングには装着「向き」がある。ピッチの狭い方がスプリングガイド側。なお、SYSTEMAショールームに確認したところ、1Jスプリングは組み込み時の初速85~89m/s程度を想定しているとのこと。(M85とM90を統合して1J未満スプリングとしているようだ)
つまりバレル効果で今回の結果はドンピシャと言うことらしい。M95スプリング発売してくれ!! SYSTEMA!!
メーカー |
パーツ |
買値 |
購入店 |
システマ |
1Jスプリング |
\800 |
スーパーラジコン |
システマ |
ベアリング付付きスプリングガイド |
流用 |
|
システマ |
タペットプレート |
流用 |
|
システマ |
スイッチアッセンブリー
Ver.II |
\3,120 |
フロンティア |
システマ |
オイルレスメタル(軸受け) |
\1,280 |
エチゴヤ |
エンジェル |
スケルトンピストン(Ver2・3用) |
\2,800 |
エチゴヤ |
システマ |
ALLヘリカルギアSET純正タイプ |
\7,040 |
エチゴヤ |
システマ |
テフロンシリンダーセット(M4A1,SR-16) |
\5,740 |
フロンティア |
システマ |
セレクタープレートM16用 |
\800 |
スーパーラジコン |
システマ |
カットオフレバー
Ver2用 |
\960 |
エチゴヤ |
KM企画 |
TNパーフェクトバレル300mm |
\3,840 |
エチゴヤ |
--- |
金属シムセット |
\160 |
エチゴヤ |
|
合計: |
\26,540 |
|
▲KMのTNパーフェクトバレル300mmを装着し、ノーマルハイダーを付けてみた。このスタイル、人によって好き嫌いが分かれそうだが、取り回しはよい。全長768mm。バッテリー、スコープ、マガジン込みで重量約3.8kg。
さすがTNパーフェクトバレル、命中精度が上がった。室内8m、ホップ適正状態で、ノーマル364mmバレルのグルーピングが6cmに対し、TNは4cm。着弾痕の集弾が目に見えて向上した。すばらしい。ライラクスのプロメテウスバレルも気になるが、近いのが285mmしかない。
▲やはり本格的にテレスコピックストックが使いたくなってきた。最初のコンセプトとは全く逆だけど、 バランスは非常によい。全長はストックをたたんで684mm。
問題はバッテリーをどこに装着するか。モスキートのRISは内蔵不可タイプを買ってしまったので内蔵は無理。
となると、ヒューズ類はRIS内に納めるとして、レール上か下。アングスやICSのAN/PEQ-2や、PAC-4などのレーザーケースも良いが、リアルでコンパクトなものがなかなか見あたらない。
実際、RISに付けるものが無い。夜戦はしないので、フラッシュライトは付けないし、可視レーザーも使えない。フロント重量が軽くなれば、フォアグリップはあっても無くてもそう大して変わらない。しかもRIS自体重い。ただしRISはカッコだけはいいので惜しまれるのだが…。
■シム調整
SYSTEMA焼き入れ済みピニオンギア(\1200/エチゴヤ)に交換。シム調整を繰り返し、ノーマル並のギア音になった。ギアノイズはほとんど聞こえず、「フュッ」と言う感じの音になった。同時に「パウンッ」とピストンの前進音、マズルから弾ける空気音「ペシンッ」が一番大きい感じ。何とも心地よい音だ。
得た教訓は、モーターピニオンとベベルギアが発する音が一番大きい。したがって、ギアボックスをベベルギアのみで仮組みし、シム調整をするとうまくいく。 オイルレスメタルはボックスと擦れるとすさまじい音を出すので、接着剤で完全に接着してからギア組みを行う。
■二又バッテリー
固定ストック+ラージバッテリーをやめ、かつ同等のファイアパワーを確保するために、イーグル模型のGP2000mA
単3型 4*2タイプ(9.6V) ニッケル水素電池(スーパーラジコン/\3990)を購入、KM企画のテフロン被覆ハイボルテージ完成品アッセンブリー(\2240/スーパーラジコン)に交換し写真のようにストック内に納めた。銃を縦に振るとカタカタと音を立てるが、まあ、それほど気になるものでもない。
計測はしていないが、公称電圧が9.6Vとはいえ、回転数がかなり低く、8Vちょっと程度かと思われる。しかし、実容量は1600mAはあるだろう、高性能ラージバッテリークラスの容量なので、1Jチューン以下の銃にはぴったり。4000発は撃てるでしょう。
この状態でバッテリー、マガジン、スコープ込みで重量約3.4kg、軽く仕上がった。あと付けてみたいパーツはライラクスのLEタクティカルストック、SR-16ハイダーも欲しいところ。これからの電動ガンは、軽量・高剛性・コンパクトでしょう。
二又ニッケル水素バッテリー、使ってみると意外に電圧が低いことが判明した。純正ミニバッテリーよりちょっと高い程度。8Vくらいか。
説明書によるとニッケル水素バッテリーは1A充電のみ対応となっており、それ以上のアンペアで充電をおこなうと、デルタピーク感知ができなかったり、正常充電できなかったりするらしい。充電アンペアが低いと、放電圧も低くなる。これが原因かも。1A充電で1時間30分ほどの充電時間がかかるのも難点。
と言うことで、容量は落ちるが、同じくイーグル模型のニッカド9.6V・1100mA二又バッテリー[197g](\3990/スーパーラジコン)を購入。4Aで充電後撃ってみると軽い。それでも大友商会のAEG
1900SCR 8.4Vくらいだから、セルが小さい二又バッテリーの電圧はあまり期待できないのかもしれない。それでもまあ、1J~M100カスタム程度ならば十分だろう。このバッテリーでも2000~2500発程度は撃てるはず。
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■KM企画
US.Z-M社タイプファントムI スチールハイダー
(\3600/エチゴヤ)を装着。
このハイダー作りは丁寧で色も良い。爪ではじくと「チンッ」とスチール独特の澄んだ音がする。
マルイ純正のマズル固定用のイモネジ穴がないので、外観はリアルだが、取り付けの際は、アウターバレルのネジ一杯にねじ込み、止まったところが固定場所となるのでハイダーの穴を任意の場所に決められない。ネジロック液を軽く付けておくか?。重量は69g
ちなみに、KMの「ジンクメタルハンドガードキャップ」はガタツキが大きく、形状も悪いし、重いので純正プラパーツに戻した。ハンドガードはダークパーカーで塗装。
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■KM企画 スチールSR16ハイダー (\3150/ヒダカヤ)
KMのSR16ハイダーを装着。このハイダーの良いところは、スチール削り出しでエッジがシャープ、黒染めの性能も良く錆びにくい点だ。
PDIのBHDアウターバレルとTNパーフェクトバレル300mmとの組み合わせで、写真のようにジャストフィットする。バレル先端のテーパーからハイダー内側のテーパーにかけて、一体化したように組み込める。まるで実銃のマズルのようだ。命中精度に大きく貢献しそうな雰囲気。
個人的にフロントポスト根本ギリギリのCQB-Rはあまり好きではないし、そうなると285mmバレル仕様となってしまう。15mm長い、300mmという長さにアドバンテージがあるかどうかは何とも言えないが、ジャストサイズって響きが心地よい。
ちなみにPDIのアウターバレルはマルイのM733よりわずかに短い。
実銃の場合、フロントポストぎりぎりで10インチバレル、M733で11.5インチバレル(コマンド)、M4A1で14.5インチバレル(カービン)となる。PDIのは11インチと言ったところか。NATO
SS109 5.56mm弾を使用する場合、11.5インチバレル程度が限界と言われており、それ以上短いとジャミングが発生したり、サプレッサーを使用しないとすさまじい発射炎と轟音に悩まされるようだ。 |
■ファイアフライ「電気くらげ」(甘口)
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命中精度アップのため、ファイアフライの電気くらげ(\1280/スーパーラジコン)を装着してみた。
1J以下のパワー、0.25g以下のBB弾は「甘口」、それ以上は「辛口」が適合する。
素材はノーマルパッキンと同様の黒のゴム素材だが、バレル装着時の感じがちょっときつめ。構造はチャンバーパッキンのホップアップ部分に4本の縦状突起が付いている。
左の写真はホップ最大時の状態。4本の突起だが、両端の低い突起はほとんど突出せず、中央の2本のみが出っ張っている感じだ。
しかし、パッキンひとつが定価1600円ってかなり高価だ。 |
■グルーピング(命中精度)
室内無風8m/10発/マルイ0.2g/気温26度/ホップ適正
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一番上の弾痕は初段。ホップが強くかかったか、上目に着弾。
ノーマルパッキンに比べ、左右の着弾差が縮まったような感じだ。
野外での射撃は風があるので、何ともいえないが、弾道が素直になった感じはある。やはり、ドロップ際の左右のぶれが減ったように思える。
平均初速は88.18m/s。(0.78J、マルイ0.2g/ホップ適正)。
ホップ最小では平均90.77m/s、パッキン交換前のホップ最小初速が93m/sだったので、僅かだが、2m/sほど初速低下している。
パッキンの固さによる抜弾抵抗増加が原因であろう。
夏でこの状態なので、冬はもっと初速低下が起こる可能性がある。
ということは、M100スプリングホップ適正で1Jドンピシャか?
あるいはこのまま箱出しノーマル戦もクリア? |
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再度、グルーピングを計測した。
条件は上の条件にマルイのプロサイレンサーを装着しただけ。
やはり、同じような着弾結果となった。ノーマルに比べ、左右のぶれが格段に減っているし、上下のスピンばらつきもまずまず。
電気くらげの結果はおおむね良好といえる。
ちなみに、ノーマルバレル+ノーマルパッキンでのグルーピングは左の写真で言うと、およそ8点圏内(黒部分)にまんべんなく着弾する感じなので、ずいぶんと命中率は上がったと言える。 |
■アルミレシーバーの塗装
システマのメタルフレームの塗装が浮いてきて剥がれてきたので、再塗装することにした。
塗料は東美化学のトビカ トップガード。金属の黒染め風の色が塗装で簡単に再現でき、食いつきも強力らしい。
超微粒子のグラファイトを使用し、塗膜が2~3ミクロンと薄く、耐水、耐熱、耐油性に優れた皮膜を形成する。
入手は、江戸川区小松川のオフィスに直接出向いて3000円で購入。その際に担当者と話しながら、カタログと塗装サンプルを見せてもらい、塗装性能について聞いた。個人購入(しかも1本だけ)にもかかわらず、麦茶まで出していただき、すごい丁寧な待遇。
塗装剥げ部分と塗装サンプル。爪でかじると塗装がどんどん剥離してくる。 |
今回はトビカのトップガード(マットタイプ)を使用。 |
フレームを金属ブラシとサンドペーパーで磨き、塗装を落としてから再塗装。 |
↑塗装半日後の様子。
色差を表現するために、明るめに撮影。 |
↑塗装半日後の様子。
なんか、ツートンになった。アッパーの塗装は分解が面倒。 |
若干暗めに撮影。室内蛍光灯の肉眼だと上のように黒っぽく見える。光の反射具合でも明るく見えたり暗く見えたりする。 |
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←塗装から4日目。一度塗りのみだったのが原因か、マガジンハウジング部分を爪でかじると塗装剥がれが起きた。
角部分は塗装の厚みがでないので剥がれやすいのかもしれない。再塗装か、黒染めに走るか。 |
色は黒に近いグレー。アッパーレシーバーは元々のシステマメタルフレームの塗装色(真黒)。ハンドガードはインディのダークパーカー。マガジンとストックプレートはインディのパーカーシールで塗装された色。
※塗装色は下地の状態でも変化することが確認できた。アルミダイキャスト地に直接塗装すると無彩色の明るいグレー。
また、すでに黒塗装がされているアッパーレシーバーに塗装したところ、やや青味のある濃いグレーに仕上がった。
サンプルではちょっと青く見えたが、このアルミフレームに塗装した感じでは、ほぼ無彩色のグレーに見える。グレーの度合いは、インディのパーカーシールより僅かに暗いグレー。
M4純正プラフレームのグレーより若干暗く、赤みを抜いた感じ。
塗装面は多少遠吹きしたせいか、ざらっとした感じ。完全なつや消しではなく、
ガンメタのような鈍い金属的な反射光を見せる。
塗膜が薄いので、文字潰れもない。
M16系のフレーム色としては、かなり良い色だと思う。
ちなみに、ブルータイプの色はマルイのパイソンのブルーに近い色だった。
■アルミフレームのサンドブラスト
再塗装するにせよ、アルマイトするにせよ下地処理は大事。と言うことで、ロアフレームをサンドブラストした。
もちろん自分では機械も技術もないので
業者(日本ブラスト加工研究所)に発注。2日後にはまるでステンシルバーフィニッシュのような美しい梨地のブラストフレームが納品された。価格は\4,000也。ちと高いが、一点物だからしょうがないか。
美しい梨地に仕上がったロアフレーム。 |
ブラストの荒さは3種類から選んだ。今回は中目。 |
刻印も消えることなく処理されている。 |
事前に整形粗をヤスリとサンドペーパーで磨いてある。 |
今回は塗装落としとアルマイト下地処理のためにブラストをかけた。このままだとアルミとはいえ酸化して汚くなってしまう。
アルミダイキャストにアルマイトはきれいに染まらないと言われているが、果たして結果はいかに? 乞うご期待。
▲[11/10] 以前から気になっていたアッパーフレームもサンドブラストしてみた。当然これも黒アルマイト処理へ。
ちなみに、今回も日本ブラストさんにお願いしたのだが、2回目という事もあってか、料金は\2650とお安くなっていた。
処理工程を聞いてみたら、まずサンドブラストで塗装を落とし、その後ビーズブラストで梨地処理をしたそうだ。ネジやレール部分もとくに角が丸まることもなく、綺麗に処理されている。このまま組んで綺麗なシルバー&グレーのツートンフレームというのもおもしろいけど、白錆が発生してしまうので表面処理は必要だ。
■アルミダイキャストフレームの黒アルマイト
ブラスト処理したロアレシーバーを納品後、そのままアルマイト処理してもらう業者(
シルバーメッキ工業株式会社)にもちこみ。
そして一週間後、ついに、黒アルマイト処理が完了した。価格は税込みで\10,000。正直、ホビーとしては高すぎるが、まあしかたがない。
綺麗に染められたアルミダイキャストフレーム。ブラストの下地も相まって、艶消しで肌触りはさらりとしている。 |
黒アルマイトと言っても染料が完全に染まるわけではなく、色はグレー。やや黄色~緑色がかったグレーで、例えるならば、マルイのハイマウントの色・明るさにかなり近い。 |
内側まで均一に染まっている。 |
光の反射具合が塗装のアッパーレシーバーとは違う。いかにも金属っぽい渋みのある仕上がり具合。
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ハイダーをKMのSR-16ハイダーに、ストックをライラクスのタクティカルLEストックに変更したM4A1カービン。
全長は最短で691mm、スコープ、バッテリー、300連マガジンフルロード込みの重量は約3.4kg。
この状態でゲームに使用してみたが、取り回しも良く、操作性も抜群でバランスも良い。ローレディから素早くターゲットをスコープ中心に捕らえることができる。 |
■アルマイトの感想
黒塗装のアッパーレシーバーと比べるとロアは質感、色共に明確な差が出る。
ゲームで使用してみたが、塗装とはまるで違う耐久性を感じる。使い込んでいった際に、今後どのような風合いになるのかが楽しみ。
一点物につき値段は高かったが、それなりの価値はあるだろうし、アッパー、ロア両方を一度に処理すれば、一点あたりの単価は落ちる。 |
後日、アッパーフレームをアルマイト処理したが、下請け業者が変更になったらしく、上がってきた色合いがかなり違う。 |
アッパーの色が薄い。また、色味が黄色い。ううむ。同じ色に染めるのは難しいのだろうか? |
質感、風合いは良いのだが、初期のベトナムM16のような色合い。同一のブラストで梨地処理しているので、光沢感は同じ。 |
表面の粉っぽさが気になったので、シリコンオイルで少々磨いてみると、ある程度色が近づいた。使っていくうちに馴染んでくるだろうか? |
さらに1日ほど手で触っていると何となく色が馴染んできたように感じる。
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わずかにアッパーが黄色いが、ほぼ同じ色に見える。 |
■M4A1コマンド
▲ 軽量・高剛性・高バランス・コンパクトにまとまったM4A1コマンドカービン(03/10/8現在)
各パーツに塗装を行った。まずアッパーレシーバーはシステマの元色は黒なので、ロアに色を近づけるためにトップガードでグレーに塗装。次に、PDIのアウターバレルはアルミ黒アルマイトだったので、インディのパーカーグレイで塗装。フロントポストはインディのダークパーカーで塗装。逆にマズルの座金は塗装を落とし、アルミの地を出した。
雑誌等で見かける実銃の色に近づいた??
■ライラクス LE タクティカルストック
特殊部隊やSWATでも使用されているヘビーデューティーなデザインのストック。\10,750/フロンティア。
形状はロックリバーアームズやブッシュマスターなどの民生品を模したもので、リトラクタブルレバー前のラウンドカットが特徴。
実物より形がカクカクしているような気もするが良い出来だ。
ゴツイデザインがかっこいい。純正ストックよりも一回り大きく見える。実際、純正ストックより1cmほど長い。 |
そのため最短縮でも純正ストックパイプは奥まってしまう。同社のロングストックパイプを買えばぴったりなのだが、ううむ、これは罠だ。 |
純正ストックの重量は126g、LEタクティカルストックは186g。アルミ削り出しの6ポジストックパイプが是非とも欲しい!!。
ゲームに使用したが、とても構えやすい。ただし、下部のスリングフックはタクティカルベストやベルトに引っかかりやすいので取り外した。
■システマ(Z-SHOT) アルミ削りだし
ハンドガード・リング(\1200/SYSTEMAショールーム)
■システマ(Z-SHOT) 強化セレクターセット(\1520/SYSTEMAショールーム)
深溝設計でスプリングテンションが強く掛かるようになっているが、内径のタイト感はない。 |
3mm幅、0.5mm厚のプラ板を内側に接着しハンドガードを強く保持するように改造。インディのダークパーカーで艶消し塗装。 |
↑アルミとスチールパーツの噛み合いが悪く、フレームとのガタが大きかったので、アルミ部分のみ純正のプラパーツに変更して組み付けた。 |
ハンドガードリングは、「タイトな勘合」をウリにしているが、内径を測ると純正より1mm大きい。純正よりも若干深溝だが、ハンドガードにあてがった感じも特にタイト感はない。
ただし、純正の亜鉛ダイキャスト製49gに比べ、アルミ削り出しのため、17gとかなり軽量。
仕上げはアルマイトだが光沢感がありプラパーツのようにも見え、リアルとは言えない。
セレクターレバーはスチールロストワックスで、内側の銀色の部分はおそらくアルミ製。純正はこの部分がプラなので強化されている。仕上げはパーカライジングだが、写真では購入直後のためオイルが塗布されており、光沢感がある。オイルが乾燥するとマットグレーとなる。
手入れをこまめにしないと結構赤錆を発生する。 |
■KM企画
アルミ削り出しハンドガードスリップリング(3割引きで\1680/激震祭)
KM企画のハンドガードリングを購入。システマのリングと比較した。左がKM、右がシステマのもの。
素材はアルミ削り出しで仕上げもアルマイトのようだ。KMのほうが艶消しが強い。KMリングはリング脱落防止用の突起以外完全純正互換といえる。 |
下の拡大写真を見ると解るが、KMのリングのほうが明らかに良く設計されている。KMのリングはレシーバー基部ナットとの密着を高めるため、肉厚になっており、そのぶん重量は5g増となっているが、純正ハンドガードに対しても、きつく保持されるため、ガタツキが少ない。買うならKM製をオススメする。 |
KMのリングはレシーバー基部ナットとツライチになり、肉厚があるので隙間もない。22g。 |
システマのリングはルーズな作りで、レシーバー基部ナットともツライチにならない。17g。 |
■ライラクス 6ポジションロングストックパイプ
激震祭ファーストブースにて激安の\3800で購入。タクティカルストックに合わせ1cmほど長い。また、レシーバー側にあるリングは別パーツとなっており、フレームに取り付け後、締め込むことにより、強く保持する。 |
分解はM3イモネジ。純正はM4イモネジなので、分解工具がひとつ減る。イモネジはゆるめるだけでOKなので、本体に付けたまま。紛失しにくい設計。
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純正と比べてネジ頭が手前に来るように設計されている。分解するのに長いドライバーを必要としない。 |
買ってから気づいたが、このストックパイプはアルミ製で純正より長いにもかかわらずかなり軽量。
純正ストックパイプは335gなのに対し、ライラクスのは203g。132gの軽量化!!。 すばらしい。本体がアルミなので、仕上げはアルマイトかも。だとすると、耐久製も抜群なはず。
ストックパイプは純正パーツの中でも重い部品のひとつなので、その辺をパッケージに書いておけばもっと売れるだろうに。
よく、純正のストックパイプの塗装が剥げているM4を見かけるが、純正の亜鉛ダイキャストは塗料の密着が悪く、再塗装しにくい。これは安い買い物をした。 |
■アーマードギャラリー スーパーリアルトリガーガード(\2,800)
渋谷アーマードギャラリーオリジナルのトリガーガード。スチール製で仕上げはパーカライジング処理。色はグレー。重量は18g。純正は14g。 |
黒アルマイト処理したアルミフレームに違和感なく収まった。グレーの色調、手触りも良い。アルミフレームに対しての誤差も少なく、カタつきが少ない。 こまめなメンテをしないと赤錆を発生する。 |