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KRYTAC 電動ガン KRISS VECTOR GEN2 V2
KRISS USA社のエアソフトブランド、KRYTACが電動ガンのKRISS VECTOR GEN2 V2へアップデート。最新ベクター電動ガンをレビュー。
レシーバー前部にはVやKRISSといった実銃メーカーのエアソフトブランドならではの公式刻印がある。LayLaxからお借りしたサンプル品だったためフラッシュハイダーは異なるが、マズルはM14逆ネジ仕様となっており、アウターバレルも金属製だ。
フロントサイトは樹脂製のフリップアップ式、金属製チャージングハンドルは折り畳み式となっている。
こちらが実際の製品に付属するフラッシュハイダー。
レシーバーは実銃同様に硬質感のある樹脂製で、射撃モードを切り替えるセレクターレバー、安全装置のセーフティレバーが別々にあるのが特徴。セミ、フルオート射撃に加え、2点バースト射撃ができるのも実銃同様だ。ボルトキャッチはダミーながら金属製で可動する。ロアレシーバー前側にマグキャッチ。
セレクターとセーフティは両側から操作できるアンビ式。実銃では独自のクリススーパーVシステムを搭載するレシーバー内にニューネオジムモーターを含むメカボックスが収まる。またFCU搭載のマイクロスイッチEトリガーシステムとなっており、アクティブブレーキ、低バッテリー検出、ギアストリップ保護機能なども装備する。
GEN2アッパーレシーバーとなったことで、ストックはARバッファチューブ仕様となり、それに伴いストックもARスタイルの6ポジションストックとなった。
バットプレートをオープンしてバッテリーをストックチューブ内とに収納でき、さらにバッテリーサイズによってはバット部に縦に収納することもできる。コネクターはT字タイプ。
バッテリースペースが従来型のグリップから、ストックチューブに変更されたため、グリップ内はコンパートメントとなっている。
ホップシステムもアップデートされており、安定した弾道が実現している。
実射
実射は気温12度、屋外30m、40mにて行った。弾道性能は思わずあれっと声が出るほどに良い。というのも従来型のベクター電動ガンの弾道の印象からは見違えるほどに安定した弾道を見せたからだ。
初速も安定しており、普通に30m先、40m先のマンターゲットに箱出しでバシバシとヒットできる性能になっている。チャンバーやホップパッキン周りの仕様もリファインされていると言うことが実感できる性能だった。
この日フィールドに居合わせた、ベクターオーナーのモケイパドック工房チューナーさんにも試射頂いたが、従来型ベクターとの差をはっきりと感じて「これは凄く良くなってますね!」と驚いていた。
クリスベクターという独自のスタイルは唯一無二と言ってよいだろう。コレクターも多く、オーナーズミーティングも開催されるほどの熱狂的なファンがいる。ドレスアップやカスタムパーツも多く発売されており、唯一無二でありながら自分好みにカスタムできる楽しみもあるモデルといえるだろう。
このデザインに惚れてしまったあなた、そして従来型ベクターのオーナーさんもぜひこの性能をチェックしてみて欲しい。
スペック
全長 | 645~725mm |
重量 | 2,688g(空マガジン、バッテリー含む)176g (マガジン単体) |
インナーバレル身長 | 155mm |
装弾数 | 95発 |
価格 | 78,000円(税抜) |
発売日 | 2024年12月 |
動力源 | 7.4V リポバッテリー |
初速 | 平均初速:87.48m/s = 0.765J 発射サイクル:802rpm = 13.4発/秒 ※東京マルイバイオBB弾 0.2g、7.4V 1100mAh 20C リポバッテリー、ホップアップ適正、気温12.6度、湿度30%、ACETECH AC6000 MKIII BTにて測定。 |
協力:LayLax、東京サバゲーパーク
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