KRYTAC ガスガン KRISS VECTOR
独自の反動抑制機構を内蔵したKRISS USA社の.45口径サブマシンガン、Vector。これをガスブローバックでKRYTACがモデルアップ。KRYTACはKRISS USAのエアソフトブランドなので、公式ライセンスというよりは、むしろ実銃メーカーのエアソフト製品といえる。
今回はそのKRYTAC ガスガン KRISS VECTORを動画を中心にレビューしていこう。
レシーバーは実銃でも樹脂製で、そのスタイルからSF映画にも登場する未来的なデザイン。.45口径のサブマシンガンとしてはコンパクトな部類で、米陸軍の新型.45口径サブマシンガンの開発計画によって2000年代後半に開発された銃だ。
KRISS USA独自の反動抑制機構のため、トリガーの位置よりもバレルの位置が低くレイアウトされている。
このことで.45口径弾の強い反動を抑える効果があると言われている。
ストックはフォールディングタイプ。折りたたんでも射撃には影響しないような設計となっている。コンパクトに持ち運びたいサバゲーマーにも向いている。
マガジンは大容量アルミ合金製で軽量、装弾数は60発だ。
ホップアップ調整はレシーバートップレイルにある穴から付属の六角レンチを入れて調整するスクリュータイプ。コッキングレバーは左側。セーフティとセレクターレバーは別になっており、それぞれアンビ仕様となる。
六角レンチはグリップ内のコンパートメントに入っている。
実射に関しては冬の低気温化と言うこともあり、マガジンを温めつつ射撃したが、室温20℃程度で初速は70m/s弱といったところ。弾道は20m先のマンターゲット上半身には難なく当てられる。夏場ならば30mでもガンガン当てていけそうな雰囲気だ。
ホップアップ調整はクリッカブル仕様により、調整がシビアで難しい。
ただ、2バーストモードでも弾道は安定しており、これをハンドガンのダブルタップで再現しようと思ったらかなり難しいので、近接戦闘での有用性は高いと思う。
なんといっても唯一無二のこのデザインと、ガスブロならではのリアルな操作性や分解方法、これに惚れてしまったら買うしかないだろう。
スペック & 初速
全長 | 616 mm / 396mm(ストック折畳時) |
重量 | 2,738g(空マガジン含む) |
インナーバレル身長 | 120mm |
装弾数 | 60発 |
価格 | 78,000円(税抜) |
発売日 | 2023年12月 |
動力源 | リキッドチャージガス |
初速 | 平均:68.38m/s ジュール:0.468J 回転数:800rpm(13.3発/秒) ※東京マルイFINESTBB弾 0.2g使用、ホップアップ適正、HFC134a、気温20.8度、湿度39%、室内5発での測定、ACETECH AC6000 Mk3にて測定。 |
協力:LayLax、さおりーぬ
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