ARROW DYNAMIC 電動ガン M1918A2 BAR
米軍の分隊支援火器のご先祖様
実銃のBAR(ブローニング・オートマチック・ライフル)はアメリカの銃器設計家、ジョン・M・ブローニングが設計したオートマチックライフルだ。当時の歩兵用ライフルのM1ガーランドと同じ.30-06スプリングフィールド弾を使用し、ボックスマガジンに20発を装填する。
装弾数8発のセミオートライフルであるM1ガーランドと比べると、当時としては強力な歩兵火力だったことだろう。歩兵用ライフルと同じ弾薬を使用し、歩兵が一人で運用できるフルオートマチック銃器のコンセプトは現代における分隊支援火器(SAW)に引き継がれ、しばしばSAWのご先祖様ともいわれる。
写真はグアム ワールドガン所有のBAR。民間用にセミオート仕様になっている。
実際に持ってみるとかなり重い。とても肩撃ちを続けられるような重量ではなく、やっぱり移動中は映画のように腰だめで撃つのだろうか。
ARROW DYNAMIC 電動ガン BAR スペック | |||||||||||
|
このBARを香港のブランド、ARROW DYNAMICが電動ガンでモデルアップ。
レシーバーやバレル、ガスチューブはアルミ製で全長120cmと大柄ながら非常に剛性感が高い。その分重量は約6kgとヘビー級ではあるが、実銃はこれよりもさらに2kgほど重いのだから当時の兵隊さんはもの凄い体力だと感心する。
アルミ製のレシーバー。コッキングハンドルを引けば連動してダミーボルトが後退する。セレクターはフルオートとセフティのみ。
レシーバーはアルミ製で剛性が高い。リアサイトはフリップアップ式。ダミーボルト内に可変ホップアップの調節レバーを備える。
キャリングハンドルはグリップ、アーム根本の計3本のネジを取り外して分解し、アーム部をバレルに挟み込むようにして取り付ける。この辺りの取り扱い説明書は一切付属していない。
リアルな木目調の樹脂製ストック。2本のネジで金属製のバットプレートを取り外し、内部にスティックタイプバッテリーを収納する。
陣地防御シーンで使用したい折り畳み可能な金属製バイポッドが付属。マズル部を一度取り外してから取り付ける。
キャリングハンドルとバイポッドを取り外せば、意外に軽快に扱える?
ハンドガード、ストックはリアルな木目調のプラ製。付属のバイポッド、キャリングハンドルを取り付ければサバゲーでの拠点防衛にも最適。もちろんこれらを取り外して軽快にフィールドを駆け回るのもよし。気分は米ドラマ「コンバット!」のカービー二等兵か、アニメ「ストライクウィッチーズ」のシャーロット・E・イェーガーか。
世界のミリタリー・トイガン・カタログ2013~2014 (Gakken Mook)
※本レビューはGakken Mookに掲載されたものを再編集して掲載しています。
■関連レビュー
東京マルイ 電動ガン トンプソンM1A1
東京マルイ 電動ガン UZI SMG
S&T 電動ガン M3A1 グリースガン