Wall. Tactical Training Center フィールド レビュー
レポート:マロダルマ
2019年3月初旬に、徳島県にプレオープン中のインドアフィールド、Wall. Tactical Training Centerで遊んできたのでフィールドをご紹介します。
徳島県吉野川市、周りを農地や住宅に囲まれた中、路地を入って少し先にある倉庫のような建物が、今回お邪魔したインドアフィールド、Wall. Tactical Training Center(WTC)。
取材時点ではプレオープン中とのことでしたが、その時点でかなり本格的なフィールドづくりがなされている点が非常に印象的でした!
奥行き最大90メートル、横幅最大24メートルと広いフィールド内部。
ベニヤ板等を使って組み上げられたバリケードが配置され、本格的なCQBフィールドとなっています。
特に目を引くのがこのキルハウスゾーン。およそ2メートルはあろうかという高さの壁で囲まれたエリアで、このそびえ立つ壁はフィールド名の「Wall」の由来にもなっています
キルハウス内部は交差した通路で細かく区切られ、複雑な構造になっています。
小部屋の入り口には開閉可能なドアが取り付けられており、本格的なドアエントリーが楽しめます。雰囲気はかの有名なSASのキルハウスのよう!
まあ、SASのキルハウスなんて見たこと無いのでわかりませんけど!
どこに敵がいるのかわからない中、小部屋とドアを一つ一つクリアしていくのはかなり緊張感があり、突入するときは誰かに後ろについてもらわないと不安になるくらいでした。
フィールドマップを見るとわかりますが、WTCの内部は大きく2つの区画に分かれています。
建物2棟分をまるごとフィールドにしているため非常に奥行きがあり、進めども進めども端っこにたどり着きません。
マップのC地点辺りに初めて来たときは「えっ、まだ奥があるの!?」とびっくりしました。
Aスタート付近はキルハウスなどがあるため入り組んでいますが、Cスタートからセイフティ側はバリケード間の間隔が比較的開けています。
建物の広さを活かし、エリアごとにバリケードの配置の仕方を変えているため、場所によって戦い方も変わってくるでしょう。
キルハウス内のとある箇所には隠し通路が設けられていました。ほぼ匍匐でないと通れないくらいの低い通路で、なんとなくダイ・ハードのダクトシーンを思い起こさせます。
隠し通路の出口付近にはバリケードが設けられており、出てくる人が一方的に撃たれないように工夫されていました。
Cスタート地点には登ることのできる櫓があります。
Dスタート地点付近には十字に組まれた土台状のバリケードがあります。上に登ることはできませんが、中は入ってもOK!
こちらの足場も一見登れそうですが、スタッフがゲームを監視したり撮影するための足場のようで、参加者が登り降りすることは禁止されていました。
キルハウス風CQBフィールドには、やはりタクティカルな装いが似合いますね!
ゲームをするだけでなく、装備を揃えてチームを組んでCQBトレーニングをしたり、写真や動画の撮影をする…といった遊び方もできそうです。
フィールドの適正プレー人数は25VS25程度。
インドアとしてはかなり広く、床面もコンクリートやアスファルトで固められて動きやすいため、スピード感のあるゲーム展開が多かったですね。
シューティングレンジの奥行きは最大20メートルほど。以前は倉庫などに使われていたのでしょうか?
横幅が比較的広く取られており、一度に5人くらいは並んでも大丈夫そう!
セイフティエリアの最大収容人数は50人程度。広さに余裕のあるゆったりとした作りでした。
一つのテーブルに座れるのは4~5人ほど。
セイフティとフィールドを区切る壁には観戦用の大きな窓が設けられています。
めちゃくちゃ見やすいので、休憩中のゲーマーが自然と集まって銃撃戦を観戦しつつ談笑するという、古代ローマの闘技場みたいな遊びができます。
窓のあるカウンター席には電源タップが複数置かれていました。スマホを充電しながら観戦できますね!
フィールド内には監視カメラが取り付けられており、セイフティにはその映像を確認できるモニターがあります。
カメラは備え付けのマウスで操作することができ、アングルを好きに変更可能!
余談ですが、監視カメラ越しに戦いの様子を眺めるのってめちゃくちゃ悪役じみててワクワクしますよね!
ポット、電子レンジ、マガジンウォーマーも完備!
もちろんドリンクの自販機もあります!
更衣室は男女別に一つずつ作られており、一度に二人くらいは入っても大丈夫そうな広さがありました。
更衣室内には姿見も完備!
トイレは水洗式できれいです。また、鏡付きの洗面台もあり、コンタクトレンズを使ってサバゲーする身としては非常にありがたいですね!
セイフティにはプロジェクターも設置されており、ブリーフィング時にフィールドレギュレーションを大きくスライドで写して説明していました。
このやり方、全員がしっかりとルールを確認できるのでとても有効な気がします。
この日、大阪なんばにあるミリタリーショップ「リベレーター」さんがWTCに出張店舗をオープンしていました。CONDOR製品やG&Gの電動ガンなどがずらり!一部モデルは試射もできました。
CQBフィールドとしては国内でも有数の広さがあり、天候を気にせず伸び伸び撃ち合えるWTC。
名物のキルハウス内での戦闘はかなり緊張感に溢れ、ドアの向こう、室内に立てこもっている敵をどう倒すか考えているときは「これぞCQBだよな!!」とめちゃくちゃテンションが上がりました。
味方とバディを組んでクリアリングしているときなど脳汁出まくりです。誰とも会敵せず一発も撃たなかったのに「やりきった」感がすごかった。
普通のゲームももちろんとても楽しかったですが、キルハウスでCQBトレーニングをするのもめちゃくちゃ楽しそう!
ここで仲間と一緒にルームエントリーしてみたくないですか?僕はめちゃくちゃやりたいです!!
徳島に新たに誕生した本格CQBフィールド「WTC」
今後の発展がとても楽しみですね!
WALL.タクティカルトレーニングセンター
〒776-8555 徳島県吉野川市鴨島町上浦400-7
公式サイト:http://wtc.gr/
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