東京サバイバルゲームフィールド ASOBIBA レビュー

東京サバイバルゲームフィールド ASOBIBA レビュー

「えっ!? 東京駅前にサバゲーフィールドがオープン!?」
「いやいやいやいや!! ないない、なに夢みたいなこと言っちゃってんの!!」

そんな夢が現実のものとなった。

東京サバイバルゲームフィールド ASOBIBA」が東京駅の八重洲口から徒歩3分というとんでもない好立地に2013年10月オープンする。


こちら東京駅の八重洲口。そう日本の首都、東京の、駅の、目の前に、サバゲーフィールドが出来ちゃったのだ。初めて聞いたときはにわかに信じらなかったが、プレオープンゲームがあるということで実際に遊んできた。


場所は本当に東京駅から徒歩3分のところにある。地下には居酒屋の白木屋、2Fには番屋という居酒屋があって、そのビルの3階から7階までの5フロアが今回紹介するASOBIBAとなる。ほぼビル1棟分がフィールド。マジか!!

東京駅前の一等地、いわゆる雑居ビルのエレベーターを3階まで昇ると、そこはもうサバゲーフィールド。
今回は軽装の私服装備にMP5クルツという最少装備にし、電車にて出かけた。


ゲームをするにあたり、安全面などの書かれた誓約書に記入をし、受付でプレーフィーを支払いセフティへ。プレーフィーは昼(09:00~16:00)/夜(16:00~23:00)の2部制で各5,000円/人、30人以上からの貸切という設定。


場内はコンクリートの壁面や露出し、ところどころにべニア板のバリケードが設置されている。
フィールドは4階から7階までの4フロアで行われた。


間接照明の部屋もあった。場内はかなり薄暗く、いわゆるローライトコンディション。ウエポンライトやドットサイトは装備していたほうが良いだろう。


エレベーターホール前もフィールドに。フロア中央に階段があって、唯一ここが各フロアへの連絡通路となるので攻防が激しい場所。


各フロアは大小さまざまな部屋で仕切られており、ドア越しの戦いが多くなる。


階下へ移動するプレーヤー。小回りの利くサブマシンガンやハンドガンで戦うプレーヤーが多かった。


そしてもともと温泉施設だったこともあり、5階にはFUROBAと呼ばれる大浴場跡がある。


この大浴場での攻防戦も熱い。「銭湯で戦闘!?」というダジャレを連発していたら周囲に引かれてしまったぞ。


この日はプレオープンということもあり、手探りでのゲーム運営。プレーヤーも積極的にゲームメイクや提案をスタッフに持ちかけていた。


現状ではやや殺風景ではあるが、まだこれからフィールドは作りこまれるという。


FUROBAへと続く石造りの通路。フロア内は結構入り組んでいる。


階段を上って上フロアへと移動する。この上下の攻略はかなり難しい。
フルサイズ電動ガンだと弾が当たると結構痛い。弾数制限のあるバンドガン戦がベストと感じた。


今回、モスカートのグレネードランチャーや、トルネードのハンドグレネードを持参したプレーヤーもいた。このトルネードがかなり効果が高く大活躍していた。

レンタルガンは電動ガンBoysのG36C。
ローパワーでも十分遊べる。
マスクやグローブなどもレンタル可能。
もちろん迷彩服などのウェアも。


3Fがセフティゾーンになっている。6人掛けのテーブルが8卓ほどあり、50人程度が収容できる。


そのセフティに併設されたシューティングレンジ。もちろんゲーム前には弾速測定もここで行う。


スタッフの皆さん。6人のメンバーで会社を立ち上げて作ったのだそう。中央の男性が代表の小林氏。
プレオープンということもあって、プレーヤーの要望や意見を熱心にヒアリングしていた。

サバゲーグッズのネット販売「41ミリタリー」がセフティにて販売協力していた。

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スタート前の様子。この日は公式Facebookで募集した60名のプレーヤーが集まった。

ASOBIBAフィールドマップ
ASOBIBAフィールドマップ

さてさて、一プレーヤーとして実際に遊んでみた感想を。
まずフィールドが4フロアあり、たとえば4階と6階でフラグ戦、という感じだと5Fの階段上下で渋滞が発生する。どうしても階段が一か所なのでボトルネックになるのだ。



そして階段の攻防はかなりハード。壁がボードやコンクリなので跳弾がかなり怖い。
あまりにも跳弾が多いので途中から跳弾ヒットは無しというルールが適用された。

しかし跳弾で当たった弾か、直接弾かの判断は各個人に委ねられるので、ヒット判定がなかなかに難しい。
ゾンビ行為も誘発しやすいので、フィールド内の跳弾対策は今後必須だろう。

セミオートのみでの制限でも、電動ガンでバシバシ連射されると膠着しやすいので後半戦は弾数制限を100発、30発などと変えながらのプレーを行った。人数にもよるが今回の30vs30人だと、個人的には携行弾数は50発以下で十分と感じた。

また審判がフィールド内にいるものの、スタートと終了の合図が聞こえづらいので場内アナウンス設備などが今後追加されればよいと思う。

フィールド内は雑居ビルの半スケルトン状態で、まだバリケードの作り込みも未完成といった感じ。もちろんこれから作りこむのとのことだが、東京駅前の好立地ということで、新規サバゲー層を開拓していく方針になるという。平日、周辺の会社帰りの若いサラリーマンやOLなども顧客になるだろう。

となるともう少しフィールド内造作もこだわって作ったほうが良いだろう。
例えばデスクとパソコンが並んだようなオフィスのシチュエーションや、組事務所のような怪しい雰囲気、あるいは洞窟やジャングルのような自然地形、武器や爆弾の並ぶテロリストの隠れ家といった小物にいたるまでの作りこみがあればより気分も高まるはず。
照明も電球程度の薄暗い感じだったが、もっとカラフルな怪しい間接照明でコンセプト居酒屋かアミューズメントレストランのような内装になればツイッターで写真が拡散した場合の効果も高まるだろう。
音響設備が整えば、戦場の効果音や、ノリの良いBGMなどもプレーを盛り上げるのに一役買うだろう。
場内にライブカメラを設置してセフティで観覧できたり、Webサイトで公開といった仕組みも面白い。

またフィールドは4フロアではあるが、7階が少し小さめ、階段の攻防が膠着するので、むしろ各フロアが独立したフィールドとして貸し出しても良いだろう。1フロアならば10vs10のバンドガン戦で十分遊べる。

プレー時間も半日というよりは時間チケット制にするなど気楽にゲームを楽しんでいけるシステムが良いと思う。なんといっても周囲は飲み屋の立ち並ぶ歓楽街。ゲーム帰りに仲間で一杯いったり、それこそサウナやマッサージで疲れを癒すといったことが可能なのもASOBIBAの最大の強みだ。

フィットネスクラブのようにメンバーにはガンロッカーを貸し出して装備一式を保管できるようなサービスもあれば、毎回重い装備を持ち込むこともなく、リピート率も高まるかもしれない。

さらには秋葉原のガンショップ並みの販売店を併設したり、マッチ規模のスピードシューティングスタジオを併設し、週末にはトップシューターを招いての射撃レッスン会やアイドルイベントなど行えるような総合トイガンスポーツ施設としての展開も考えらえる。

いずれにしても、かつてないタイプのフィールドであることは確か。

ASOBIBAはこの執筆現在、ネット上の資金調達サイトで不特定多数からの出資を募っている。
出資者の期待を裏切らないためにも、ぜひとも今後発展してもらいたい可能性を秘めたフィールドだ。

東京サバイバルゲーム フィールド ASOBIBA
〒103-0027 東京都中央区東京都中央区日本橋3-3-15 日本橋K-1ビル 3~7F
JR東京駅八重洲中央口 徒歩3分
地下鉄東西線日本橋駅 徒歩3分
地下鉄銀座線日本橋駅 徒歩3分
ASOBIBA 公式サイト
※ASOBIBA 八重洲店は2014年3月で営業集了しました。

2013/10/19


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