トイガン・フォトコンテスト2016 結果発表!!
ハイパー道楽では皆さんの撮影したトイガン写真を集めたトイガン・フォトコンテストを開催、そしてついに今年の受賞者結果発表です!!
また今回の受賞作品の一部は3月27日発売のSATマガジン 2016年5月号に掲載されます。
最優秀賞 該当なし |
審査員 特別賞
以下の作品を特別賞とさせていただきました。
応募総数98点!!
ハイパー道楽フォトコンテストとして内容が確実に充実し、応募された方々の熱意の高揚を実感します。同時に皆さんのコレクションの素晴らしさにも驚かされてしまいます。
そもそも「よい写真」とは何でしょうか?
見る者が思わず心を動かされ、作者の意図が感じられるものではないでしょうか。
そんな作品づくりは、まず自分が感動する“世界観”を持つ事が最初の一歩です。そして、その“感動”を如何に表現して、他人に伝えられるか。これにつきると思います。
そして、抱いたイメージを表現するには技術が必要です。ラインティングや色味、小物やシチュエーション選びなど、表現のための技術はいろいろあります。トモが一番大切にしているのは「構図」です。これは師匠であるイチローさんからの請け売りになってしまいますが、仕事をする毎に、この言葉の重みを実感しています。
さらに、表現したいメインのアイテムを際立たせるライティングです。人間の眼は明るいものに注意が向けられます。レンズを向けるだけでなく、主役であるガンを引き立てられるような工夫が必要不可欠です。
良い写真にするための技術に“形式”はありません。表現したいイメージによっていくつか技術の組み合わせ条件が異なります。しかし、どれか欠けてしまうと物足りなさが生じます……。
そういう意味で優秀賞のTwo Hand
(YKさん)は、「斬新さ」で、今回もっとも印象的でした。
他にどのような作品を撮っていらっしゃるのか?
とても興味があります。
また、今回応募された中から、惜しくも入選から漏れた優秀作を例に解説させていただきます。
ShaRpneS
アングルや背景選びが凝っていて印象的です。それだけに銃口やストック下の空間処理が残念です。
Night shift
広角レンズと点光源で、銃の精悍さが感じられます。銃口にもう少し光があればいっそう強さが強調できます。
鋼鉄の死神たち
銃のアングルがよい写真です。しかも、2梃組み合わせると難しさがグッと増しますが、うまく処理していらっしゃいます。ライティングとフレーミングなどで工夫し、主役となるガンを際立たせたいです。
Blend
いわゆる1911系の多様性を表現なさったのでしょうか。情熱が感じられます。主役であるハイキャパが強調されるよう、ライティングすればメリハリが出てグッと印象的にできます。
四四&Baby Nambu Blue Effect
銃のアングルとライティングからも、かなりの経験者とお見受けします。カートリッジの置き方は難しいですね。揃いすぎてもバラし過ぎても気になってしまいます。主役であるガンを引き立てるさり気ない置き方……トモも毎回苦労しています。
落城 1995年 夏
某有名作品をモチーフにした写真。手にしたマウザーのアングルが惜しいです。
IT'S SHOWTIME!!
「ガンとフィギュアのカップリング」という独自の難題に毎回チャレンジなさっています。ガンのアングルに凝り、ライティングも工夫されています。背景の布にシワが気にならないよう注意しましょう!
やまびこは眠らない
真っ白とな雪と黒いガンを上手く撮影なさっています。背景をどこまで見せるか? 構図選びが肝要です。
皆様、今年もフォトコンに沢山の作品をご応募いただき、ありがとうございました!!
「優れた写真作品とは?」 審査委員長のトモさんもおっしゃっていますが、毎回考えさせられるテーマです。
トイガン・フォトコンテストはカスタムガン・コンテストとは異なり、写真の芸術性を求めるものです。
お気に入りの銃をポンと置いてシャッターを切っただけでは見る人に気持ちが伝わりません。
テーマ(ストーリー)、アイテムチョイス、照明、構図、背景、露出などの技術を駆使し、トイガンへの愛情や作品作りに対する情熱も必要です。
いろいろと考えながら撮影することが作品作りの苦労でもあり、最大の楽しみでもあります。
そうすることで結果的に作者の意図が作品に込められ、見る人に感動を与えるのだと思います。
ハイパー道楽賞に選んだ4作品はどれも引き込まれるものがあります。
スチーム・グロックはスチームパンクの世界観を印象付ける小道具の配置や色遣い。
two man cellはインドア戦の息遣いまでも聞こえてきそうな立体感や色遣い。
四四&Baby Nambu Blue Effectは銃の生々しい質感表現やクリアな空気感にハッとします。
Blendは幾何学的に並んだ銃とカスタムパーツに愛着を感じ、「きまぐれ」という題名も良いですね。
是非皆さんもじっくり時間をかけて作品作りに取り組んでいただき、また来年に開催予定のフォトコンテストにご応募ください。楽しみにしています!!
今年も「トイガンフォトコンテスト」の審査委員を僭越ながらやらせていだきます。
今年のコンテストは構図をメインに選出させていただきました。
みなさんも、いつも雑誌やチラシ、ポスターでガンの写真を見て、カッコイイとか、これ欲しいと想像を膨らませているかと思いますが、撮るとなるとまた別問題。特にガンとなると長細かったり、ハンドガンはL字とかだったりしてカッコよく撮ることは大変難しいのです。ガンがカッコよくみえる位置がわかるまで経験が必要です。
応募者の中に、ただガンを置いただけの方が毎年、一定数いらっしゃいます。やはりただ置いただけでは、迫力や勢いがまったく感じられません。せっかくガンはカッコイイのに、台無しです。ガンをちょっと立たせるなど工夫するとグッとよくなるでしょう。
「学ぶ」という言葉は「真似ぶ」が語源という説があります。まずは雑誌などに掲載されているイチローさんやトモさんの写真をみて、ガンの配置、構図を真似てみるところから始めるとよいでしょう。写真技術は二の次で、まずは構図をしっかりさせましょう。露出とか絞りとか小物の配置、ライティングは、それからです。
私も写真の知識ははっきりいって素人レベルですが、運よくイチローさんやトモさんの現場にも居合わせれるという恵まれた環境でしたので、まずは彼らの写真の構図を真似るところから始めていますが……まだまだです。あとは画像処理でなんとかすることもあります(笑)。
しかし、いくらパソコンでいろいろ写真加工ができるようになったといってもベースとなる写真の画像がカッコよくなければ、どう頑張ってもカッコよくなりません。
あと一つアドバイスとしては、アップを除き、銃口を切らないほうがいいですね。ガンのガンたる所以はここにあります。逆に余裕を持たせたほうが、弾丸が飛んでいくイメージにもなるかと思います。
皆さんの来年の挑戦、楽しみにしています。
トイガン・フォトコンテスト2016 作品一覧
皆さんから応募のあった写真はすべて、作品一覧ページで公開しています。
今回の最優秀賞の各1名様に東京上野アメ横のミリタリーサープラスの老舗「中田商店」様よりご提供の、素敵な賞品をプレゼントいたします。
「トモ長谷川賞」より1名様 JT-203-BK CHRIS CAMERA SHOULDER BAG BLACK |
|
「ハイパー道楽賞」より1名様 JT-204-WL DANOS CAMERA BAG WOODLAND / 容量5L |
|
「SATマガジン賞」より1名様 JT-06A-FG URBAN WAIST PACK II FOLIAGE GREEN |
|
また上位入賞者は3月27日発売のSATマガジン 2016年5月号誌面へ掲載されます。 |
過去のフォトコンテストはこちら!!
トイガン・フォトコンテスト2015の模様はこちら
トイガン・フォトコンテスト2014の模様はこちら
トイガン・フォトコンテスト2013の模様はこちら
トイガン・フォトコンテスト2012の模様はこちら
ガンフォト・コンテスト2011の模様はこちら