NOVEL ARMS SURE HIT T2 Solar ドットサイト レビュー
ノーベルアームズのドットサイト、COMBAT T1と言えば、その性能とリーズナブルな価格設定でサバイバルゲーマーからシューターまで広く愛されているベストセラーモデル。筆者も長年サバゲーで使っている定番のコンパクトドットサイトだ。
そのノーベルアームズから新型ドットサイトのSURE HIT T2 Solarが2020年9月28日に発売される。製品サンプルをお借りできたのでレビューしてみよう。
ノーベルアームズではエントリーラインのCOMBATシリーズ、ハイクオリティラインのSURE HITシリーズがあり、今回紹介するT2はその後者に位置づけられる製品だ。
SURE HIT T2 Solarは、COMBAT T1の後継モデルではなく、いわば上位モデルにあたり、実銃での使用にも耐えうる設計となっている。もちろんCOMBAT T1は今後も継続して販売されるそうだ。
パッケージは白、グレー、レッドの3色カラーで高級感がある。
パッケージ内容はT2本体、クリーニングクロス、トルクスレンチ、キルフラッシュ、レンズガード(強化ガラス製)、レンズカバー、日本語の取扱説明書。
ボディはアルミ削り出しのアルマイト仕上げ。なんといっても目を引くのはトップに搭載されたソーラーパネル。SURE HIT T2 Solarの名称通り、ソーラーバッテリーとリチウム電池の「デュアルパワーソース」を採用しているのが大きな特徴だ。
右側面には輝度調整用のボタンがあり、▲▼のどちらかを押せばドットが点灯、どちらかのボタンを長押しで消灯する。また、点灯時は消灯時の輝度を保持しており、消し忘れ防止として10時間点灯し続けると自動消灯する機能もある。
着脱が簡単なQDマウントが標準装備。レバーのロッキングボタンがある確実な仕様だ。
ドットサイズは3MOAで精密射撃にも適している。輝度はナイトビジョン対応のN1、N2と、3〜11までの11段階に明るさを調整できる。
しかも、ソーラーバッテリー駆動は電池が入っていなくても機能する完全な2WAYとなっている。ソーラー駆動を謳っていても電池が入ってなければドットが点灯しない"なんちゃって2WAY"ではなく、完全2WAYというのが凄い!! そしてソーラーバッテリー駆動時でも輝度調整が機能する。
さらに素晴らしいのが青みの一切ないレンズのクリアさ。ぶっちゃけ5倍高価なAimpoint製のT2よりもクリア。付属の専用マウントの高さはM4のフロントサイトが下1/3に入るCo-Witness 1/3に設定されているのも万人に使いやすい設定だ。
参考までに同じ露出で撮った初期型コンバットT1のレンズ。長年筆者が愛用しているものだ。これでも実用上は何ら問題はないのだが、T2 Solarのレンズのクリアさが際立っていることがわかるだろう。なお、最新型のT1ではもう少しレンズがクリアになっているそう。
参考までに実物Aimpoint T2のレンズ。DD製マウントの高さはドットがフロントサイトの高さと同じAbsolute Co-witnessの設定となっている。
アジャストスクリューキャップを取り外してエレベーション/ウインデージのドット調整が行える。キャップの突起をマイナスドライバー代わりに使える。
1クリックは1MOAで、30m先なら1クリックで8.4mmの調整となる。最大調整幅は50MOA以上というスペック。
> MOAについての解説はこちら
本体左側面には電池をセットするバッテリーハウジングがある。
マグネットでレバーがくっついているので引き起こして、引っ張るとハウジングが取り外せる。
バッテリーハウジングにCR2032リチウム電池を1個使用する。電池の向きは本体にもマークがあり上側がマイナスになるようセットする。このバッテリーハウジングは実銃の衝撃でズレないようにかなり固めなので、マニュアルにはプライヤーなどの工具を使用して引っ張るとあるが、グローブをしていれば手でも引き出せた。
対物レンズに付属品のキルフラッシュを装着。ハニカム状のプロテクターがBB弾の被弾や、レンズ反射による敵からの発見を防ぐ。
クリアにターゲットを捉えたい場合は付属品のレンズガードを装着してもよい。レンズの光学性能を落とさないようにポリカーボネイトではなく、あえて強化ガラスで作られている。また、レンズガードにはキルフラッシュを取り付けることもできる。
ハイマウントの底面にはノーベルアームズのロゴが刻印される。
付属のレンチでマウントを取り外す。フットプリントはこんな感じ。
長年愛用している初期型のCOMBAT T1とSURE HIT T
Solarの外観を比較してみた。全長はほぼ一緒だが、大型のダイヤルが無くなったので、スリムで小柄になった印象だ。
接眼レンズ側の比較。こちらも右に大きく張り出したダイヤルが無くなったので、わずかな差だが視界が見やすくなった印象だ。接眼レンズが少し奥まったことで不意にレンズに触れにくくなり、わずかに外光の差し込みも抑えられているような気がする。なお、最新型のCOMBAT T1ではT2 Solar同様の窪みのある接眼レンズとなっている。COMBAT T1も息の長いモデルなのでマイナーアップデートをしているのだ。
ドットの大きさはスペック上、COMBAT T1が4MOAで、SURE HIT T2 Solarが3MOAだが、比べてみた感じ、半分くらいの大きさに感じる。むしろCOMBAT T1がスペックに対して大きめで、2MOAのAimpoint T2と比べても、SURE HIT T2 Solarの3MOAがスペック通りのドットサイズと思える。
対物レンズはスペック上、T2が21mm、T1が22mmだが、覗いたときの差はほとんど感じられない。レンズコーティングカラーはわずかにT2のほうが青みが強い赤。どちらもロータスコーティングという撥水コートが施される。
左側面はシンプルで刻印などもない。好みのマークをレーザー刻印したくなる。前述のとおりT2にはバッテリーハウジングがある。
右側面にはT1のような大型のダイヤルがなくなり、デジタルスイッチ式となったことでオートオフ機能が付いたのは嬉しい。なお、価格はCOMBAT T1が18,500円(税別)で、SURE HIT T2 Solarが24,000円(税別)。
SURE HIT T2 Solarと、今後発売予定の3倍コンパクトマグニフィアとの組み合わせ。
一押しのコンパクトドットサイト!
全体のコンパクトさはそのままに、いやむしろちょっと小さくなった感じで、超絶クリアなレンズと3MOAドット。しかもソーラーバッテリー駆動とリチウム電池駆動の完全独立2WAY仕様、外観もカッコ良くなって、オートオフ機能やQDマウント、レンズガード&キルフラッシュ付。
これは文句なしに現時点で一押しのドットサイトだ。メーカー希望小売価格は24,000円(税別)で、実売だと税込で2万円ちょっとといったところだろうか。一般的にレンズガードだけでも2,000円くらいするので、非常にコスパの高い高性能なドットサイトと言えるだろう。
スペック
倍率 | 1倍 |
対物レンズ径 | 21mm |
レティクル形状 | ドット |
ドットサイズ | 3MOA |
パララックスフリー | 100ヤード(91m) |
最大調整幅 | 50MOA以上 |
1クリックの調整幅 | 1.0MOA |
光度調整 | OFF / N1、N2、3~11の11段階 |
耐衝撃 | 600G |
防水 | 1m/30分 |
撥水 | レンズはロータスコーティング済 |
全長 | 69mm |
重量 | 177g (マウント含む) |
使用電池 | CR2032リチウム電池 1個 |
メーカー希望小売価格 | 24,000円(税別) |
SURE HIT T2 Solar 取扱い説明書PDF (4.74MB)
ノーベルアームズ WEBサイト
http://www.novelarms.co.jp/
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