タクレット ガンキャリー・ウエストバッグ
最近オフの日にはどこへ行くにも肌身離さず持っていくウエストバッグがある。
それが今回紹介する「タクレット」。米国のTUFFプロダクツの製品。そもそもウエストバッグって海外旅行にいくときくらいしか使わなかったが、銃器写真家のトモ長谷川氏に勧められて使ってみたところ非常に使いやすく、手放せなくなった。
正面からタクレットを見ると左右にポーチのあるデザインとなっている。
身に装着している自分から見て、左のポーチ前面にはメッシュポケットがあり、私の場合は素早く取り出したい携帯電話などを入れている。
左右のポーチの間にはペンをさせるようになっている。何かメモを取りたいとき、すぐにペンを取り出せるので便利。
右側のポーチ部分は実際には奥に広がっており、見た目以上の容積がある。
上部についている大き目のハンドルをグイッと前へ引っ張ると、ベリッとベルクロが外れ、ジッパーもそのまま開放される。これがタクレットの最も肝心な部分。非常に素早くポーチを開くことができる。
そして、ポーチのフラップは90度で留まる。だらんと垂れ下がらないところが良い。
長財布やメモ帳など、かなり様々なものが収納できる大きさだ。
そして、ここがタクレットの真骨頂、というか、遊び心のある機能。
なんとハンドガンのホルスターが登場!!
ベルクロ留めなので各種サイズのハンドガンに対応できる。
そう、タクレットは本来、米国でコンシールドキャリー(銃を隠し持つ)のために作られたウエストバッグなのだ。こんなカンジでハンドガンを収納すことができる。ま、銃を持ち歩く文化のない日本では使わない機能なので、あくまで遊びの機能ということで考えたほうが良いだろう。トイガンを入れたまま街へ出かけて職務質問されたりしないように注意しよう(^_^;。
ただし、サバゲーフィールドでマグポーチ兼ホルスターとして使用するならば良いかも。
便利な小物も付属する。これは乾電池をまとめられるもの。シュアファイアなどに使用するCR123Aリチウム電池ならば3本ぴったり収まる。
ポーチ内の仕切に便利なベルクロで着脱できるポケットも付属。
右ポーチ前面のフラップを開けるとポケットになっている。
ここはベルクロのベースになっているので、ミリパチなどをつけてベルクロの粘着力を殺し、素早く開閉できるようにしている。
この前面のポケットには目薬や頭痛薬、小銭などを入れている。
結構細かく仕切られており、ジッパー付きのポケットもあったりして便利。
駐車場の駐車券や、車のキーなどもここに入れて置くようにして紛失を防いでいる。
左のポーチにはコンパクトデジカメを入れている。
衝撃吸収用にポケットティッシュもここに入れている。ミンティアもここ。
ベルト部分はシンプルな構造。
これもベルクロで手前のポケットに挟まれるようにして留められている。
ベルトはもう少し太くても良かったかな。
あとベルトの伸縮調整がイマイチ面倒なのでここももう少し工夫があればよかったと思う。
手前のポケットには三つに仕切られた伸縮ポケット(仕切り)があり、ここにシュアファイアなどのライトを入れている。またここにはM4カービンのマガジンがちょっときついが収まるサイズとなっている。もし、サバゲーフィールドで使用するならばマグポーチにもなる。
手前のジッパー付きポケットは体に密着する部分なので、海外旅行の際はパスポートや紙幣を入れる。
タクレットの色はコヨーテとブラックの2種類がある。
タクレットはコンシールドキャリーしたハンドガンを素早く抜いて撃つという機能を持たせている。
早ければ1.5秒以下でターゲットを撃つことができる。
この機能を利用したシューティングマッチの模様が下の動画。ズバッと抜いてビシッと撃つ。
これが意外にも楽しかったりするので、タクレットを買った際にはぜひ試してみて欲しい。
タクレットは何かと便利。ウエストバッグなので、両手がフリーになるし、リュックに比べて機動性は高い。車を運転するときも装着したままでOK。
また、バイクやラジコン、フィッシングを趣味にするユーザーにもオススメできる。小物を各ポケットに小分けに収納できるのでやホビーユースにはとても便利なのだ。
海外旅行に行くにもパスポートや紙幣を簡単に収納できるし、また防災用に必要なものを入れておいて、いざというときにこれひとつ持って避難するという使い方もできるだろう。
価格が16,500円とちょいと高いのが難点だが、一度使うと手放せなくなる便利なウエストバッグ、それがこのタクレットといえる。ただ、このタクレット、国内に流通している数が圧倒的に少ない。2011年の6月くらいから販売されたはずなのに、いくつかの取扱店でもすでに売り切れ。もっと多くのお店で扱えばいいのになぁ...。
参考までにトモ長谷川氏のタクレットの中身。いろいろなものが入っている。止血剤や包帯、ティーバッグまで。さすがです。
タクレットのイメージビデオ。
上の動画にも出演していたおじいちゃんは永田市郎さんといいまして、タクレットの開発アドバイザー。日本人で1970年代から渡米して銃器専門誌などで銃器レポートやカッチョイイ写真を紹介している海外銃器レポーターのパイオニア。
んでもってこのイチローさんが、タクレットの便利な使い方について紹介、そして本物の拳銃を使用した射撃方法などを解説するDVDがこれ「タクティカルシューティング 市郎スクール [タクレット編]」。
でも、このDVDも楽天でも、アマゾンでも売り切れ、ヤフオクですらなかなか見つからないんだよね...。欲しい方は直接SATマガジン編集部(03-3294-1372)へ連絡してみてね。
■タクレット取扱店
SWAT
田村装備開発
L.E.M.サプライ
山下刃物店
PKウェーブ
オペレーション・トレーニング・サービス
あふりか屋
2011/09/19
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