lambda 精密インナーバレル検証

lambda 精密インナーバレル検証

リポート: 戸井源太郎

サバゲを楽しんでいる方々が求めるエアソフトガンとは? スタイルもあるでしょうが、本質は「遠くまで飛んで、よく当たるもの」ではないでしょうか? 東京マルイのエアソフトガンの性能、精度は素晴らしいものがあるのはご存知でしょうが、勝つためには、さらに上の精度を求めるのが心情ではないでしょうか?
性能アップするために、現在、エアソフトガン用の各種カスタムパーツが豊富に揃っており、自分好みにチューンナップできるのもエアソフトガンの楽しみの一つですよね。
そして、命中精度を上げる、飛距離を伸ばすにはインナーバレルを交換するのが一番手っ取り早い方法です。
各種揃っているカスタムインナーバレルで、今、最も注目が高いのが、lambda(ラムダ)です。
今回、このlambdaバレルを実際にテストしてノーマルと比べて、どのくらい変わるのか徹底検証を行いたいと思います。

lambdaシリーズ
今回、検証するバレルは大きく分けて、内径6.01mmと内径6.05mmのlambdaシリーズと内径6.03mmと6.08mmのSMARTシリーズと内径の4種類、ハンドガンから電動ガン、ボルトアクションライフル用と各種揃っています。
素材は内径6.01mmのlambda ONE、内径6.05mmのlambda FIVEは冷間鍛造にて製造されたSUS304ステンレス製を採用しています。内径精度は±0.001mm台と業界最高クラスを誇っている高精度インナーバレルです。
内径6.03mmのSMART 03と内径6.08mmのSMART 08はスチール製です。防錆対策に無電解ニッケルメッキ処理が施されています。またこのメッキのおかげで、内面は非常に滑らかです。内径公差は±0.01mm台となっていますが精度的にはほとんど同等と言ってよいでしょう。
この素材の違いは、スチールの方がコストが低いことにあります。スチールでもステンレスと同等の精度を有しつつ、よりお求めやすい価格帯のラインナップということだそうです。
ちなみに東京マルイ純正のバレルは一部を除き、電動ガンやガスブローバックはほぼ内径6.08mmの真鍮製を採用しています。

日本製の工作機械
made in japan
lambdaバレルは物創りの街、東大阪で日本製の工作機械、熟練の職人により製作している「made in japan」なのです。
lambdaは新ブランドですが、長年エアソフトガン用パーツの製造を請け負っていた実績があり、エアソフトガンの知識も豊富ですし、ステンレス、スチールと、どちらのバレルともチェンバー部分の工作精度は非常に高いです。
実はlambdaシリーズの評判は日本より先に欧州で高まっています。ある海外メーカーでは、すでに純正パーツとしてlambdaが採用されているそうです。

lambdaインナーバレル
今回、lambdaインナーバレルの各種で精度がどのくらい向上するのかを電動ガン、ガスブローバック、エアショットガンで実際に撃って検証してみたいと思います。
検証のために用意したバレルは
東京マルイ 電動ガンM4A1用
lambda ONE AEG363(内径6.01mm)/ 6,408円(税込)
SMART 03 AEG363(内径6.03mm)/ 3,888円(税込)
lambda FIVE AEG363(内径6.05mm)/ 5,340円(税込)
SMART 08 AEG363(内径6.08mm)/ 3,888円(税込)
の4種。

ガスブローバックは東京マルイ グロック22用に
lambda ONE GLOCK17(内径6.01mm)/ 2,904円(税込)

エアショットガンには東京マルイ M3ショーティ用の
SMART 03 M3 297x3(内径6.03mm)/ 11,025円(税込)
※AVANTEのOEM製品

と、lambdaインナーバレルの6種と各ノーマルバレルでグルーピングテストを行います。

ステンレス、スチール
ステンレス、スチールと、どちらのバレルともチェンバー部分のホップ窓は純正形状に倣い、両端に5度のテーパー加工を施しており、非常に高い工作精度です。
加工の際に出るバリや削りカス除去なども職人が1本ずつ手作業で行っています。
また全てのバレルにBB弾を通して異常ないか検品もされているとのことです。

バレルサイドに小さな丸のポイント
4種を並べてみるとステンレス製のlambdaシリーズよりスチール製のSMARTシリーズがわずかに黄褐色気味に見えます。外観上の違いはほとんどないため、撮影しながら、どれが内径何mmなのかわからなくなったら大変だと思い慎重に取り扱っていましたが、バレルサイドに小さな丸のポイントが打たれており、このポイントの数が内径の表示になっていました。作業するのに非常に助かります。

バレル内面
バレル内面はピカピカでツルツルで摩擦は少なそうです。SMART 03、08はスチール製にニッケルメッキが施されているので、非常に滑らかにできています。

DEFCON1
今回の検証はDEFCON1(千葉県印旛郡酒々井町)のレンジを使用させていただきました。検証にはエイテック製の電子ターゲット・システム『Stealth-Target ST32』を使用しました。おかげで、検証は非常に正確でスムーズにテスト射撃の進行できました。
検証は以下のとおりに行いました。

検証方法
・エイテック製の電子ターゲット・システム『Stealth-Target ST32』を使用する。
・より精度を重視した検証なので、BB弾は東京マルイのベアリングバイオBB0.25g弾を使用し、一部、東京マルイのスペリオール0.28g弾も試しました。
・各バレルでの初速計測(XCORTECH X3000で計測)
・射撃テストはライフルレストに銃を固定して射撃する。
・距離23.2mから各バレルから10発1セットで5セット射撃する。その最小値のグルーピングを掲載する。標的のサイズは直径372mm。
・検証時の気温は22.3℃、湿度は80%。

 

lambda & SMART 東京マルイ M4A1での検証

スタンダード電動ガン、M4A1
リニューアルされてから約10年経ちますが、未だに人気機種の東京マルイのスタンダード電動ガン、M4A1です。検証するには一番よい機種でしょう。今回のテスト用に購入した箱出し新品を使用しました。

ノーマルバレル
東京マルイ M4A1
ノーマルバレル(6.08mm)
ベアリングバイオBB0.25g弾

最高初速 71.22m/s
平均初速 71.754m/s
最低初速 72.23m/s
ジュール 0.644J

 

グルーピング
『Stealth-Target ST32』に10発ずつ5回射撃し、そのグルーピングをみてみました。
ノーマルのバレルでもグルーピングがかなりまとまっています。最小は115mmで、最大174mmというベンチマークができました。

SMART08
東京マルイ M4A1
SMART08(6.08mm)
ベアリングバイオBB0.25g弾

最高初速 74.35m/s
平均初速 74.13m/s
最低初速 73.91m/s
ジュール 0.687J



最小で92.8mm
初速はバレルを交換しただけで2.4m/sほど向上しました。またグルーピングも非常に纏まっています。最大で107mm、最小で92.8mmとノーマルと明らかに差が出ました。内径が小さくなるほど初速が高くなると言われていますが、同じ内径で初速アップしたということはバレルの抵抗が少ないということでしょう。

lambda FIVE
東京マルイ M4A1
lambda FIVE(6.05mm)
ベアリングバイオBB0.25g弾

最高初速 73.09m/s
平均初速 72.795m/s
最低初速 72.44m/s
ジュール 0.662J


最小100mm
初速は内径が小さくなると高まると言われていますが、lambda FIVEではノーマルよりほんのわずか高い程度でした。しかしグルーピングは最小100mm、最大で155mmとノーマルより向上していることが実証されました。
グルーピングで最大155mmですが、1、2発フライヤーが出てしまった結果であり、ほぼ100mm前後で纏まっていました。総合的にみても精度は非常に高いと言えます。

SMART03
東京マルイ M4A1
SMART03(6.03mm)
ベアリングバイオBB0.25g弾

最高初速 76.13m/s
平均初速 75.827m/s
最低初速 75.65m/s
ジュール 0.719J


最小でも139mm
初速はバレルを交換しただけで、約4m/sも向上しました。グルーピングは最大で173mm、最小でも139mmと今まで一番悪い結果となってしまいました。
しかし写真をよく見ると1発だけフライヤーによりグルーピングが大きくなってしまったことがわかります。それ以外の9発は非常に纏まっています。他の4回もほぼ同様な結果となっています。
6点以内の黄色の円は直径180mmなので、フライヤー以外の着弾は、その半分、約90mm以内に集弾していることがわかります。
これはBB弾に原因があるかもしれません。

またlambdaから「内径が小さくなれば、初速は上がりますが、飛距離は落ちる傾向にあると」と伺いましたが、私は初耳でした。
それが現実なのか、実際に野外で試射も行ってみました。使用弾はベアリングバイオBB0.25g弾です。
距離40mではボディサイズのターゲットなら問題なくヒットしました。
距離50mでもほぼフラットな弾道で得られました。人物大ならヒットできそうなポテンシャルがありました。検証の結果、飛距離が落ちるように思えませんでした。
逆にホップの伸びがよく、遠距離でも素晴らしい精度のバレルと思えました。

lambda ONE
東京マルイ M4A1
lambda ONE(6.01mm)
ベアリングバイオBB0.25g弾

最高初速 75.65m/s
平均初速 75.267m/s
最低初速 74.37m/s
ジュール 0.708J


初速は75m/s台
初速は75m/s台と非常に安定しており、ノーマルより約4m/sもアップしています。
グルーピングは最小で94.5mmと今まで一番よい結果が出ました。しかし最大で127mmでした。これも7、8発ぐらいが団子状態で纏まっているのですが、2、3発フライヤーが出てしまっています。それがなければ、80mm前後に纏まっていただけに非常に惜しいです。内径がタイトなので、それにBB弾の精度が合ってないのかもしれません。

lambda ONEでも野外で遠距離射撃を行なってみました。使用弾はベアリングバイオBB0.25g弾です。
lambda ONEも距離40mではほぼ全弾ヒットできました。ノーマルより集弾率もよい感触を得ました。
距離50mでも人物大のターゲットならヒットは可能でした。ただ内径がタイトで、BB弾との相性のせいか、SMART03の方がまとまっていた印象を受けました。lambda ONEでも飛距離が落ちるように思えませんでした。ノーマルに比べたら中、遠距離とも良好な結果だと思います。

初速、精度は向上
lambda、SMARTシリーズともにノーマルに比べて明らかに初速、精度は向上しています。
しかしフライヤーがあったのも事実です。
これはベアリングバイオBB0.25g弾の精度に問題があるかもしれません。
そのため、より精密な東京マルイのスペリオールBB0.28g弾を使用し、ノーマルとlambda ONE、lambda FIVEでも同様の検証を行ってました。


東京マルイ M4A1
ノーマルバレル(6.08mm)
スペリオールBB0.28g弾

最高初速 65.79m/s
平均初速 65.413m/s
最低初速 65.15m/s
ジュール 0.599J


113mm
ノーマルバレルとスペリオールBB0.28g弾の組み合わせの最小グルーピングは113mm、最大は128mmでした。BB弾を換えるだけで最大値のグルーピングが約60mmも小さくなりました!

lambda FIVE
東京マルイ M4A1
lambda FIVE(6.05mm)
スペリオールBB0.28g弾

最高初速 66.17m/s
平均初速 65.784m/s
最低初速 65.15m/s
ジュール 0.606J



スペリオールBB0.28g弾での初速はわずかにアップしましたが、ノーマルとほぼ変わりがありません。
しかしグリーピングは最小99.6mm、最大で116mmと素晴らしい結果を得ることができました。
ベアリングバイオBB0.25g弾での検証と比較してもグルーピングの最小値はほぼ同じですが、最大値が155mmから116mmと大幅に改善されました。

lambda ONE
東京マルイ M4A1
lambda ONE(6.01mm)
スペリオールBB0.28g弾

最高初速 70.84m/s
平均初速 70.425m/s
最低初速 69.89m/s
ジュール 0.694J


最小で98mm
lambdaONEとスペリオールBB0.28g弾での組み合わせでの初速はノーマルバレルと比べて約5m/sも向上しました。
グルーピングは最小で98mmと0.25g弾より僅かに大きくなりましたが、最大値は113mmで、検証の5回中3回が100mm前後と素晴らしい結果を得られました。

 

lambda 東京マルイ GLOCK22での検証

lambda 東京マルイ GLOCK22での検証
実銃ではGLOCK17の.40口径版のGLOCK22をテストに使用しました。
エアソフトガンとしては「22」の方が発売が新しいだけに部分的にパーツがバージョンアップしています。
こちらもコンディションは購入してからレビューで使用したものなのでほとんど撃っていない状態のものになります。

銃はレスト
GLOCK22も電動ガンと同様、初速計測と実射を行いました。
銃はレストした状態で、距離23.2mから10発5セットのグルーピングテストを行いました。
BB弾はベアリングバイオBB0.25g弾、バレルはノーマルとlambda ONEの2本の比較検証を行いました。

ノーマル
東京マルイ GLOCK22
ノーマルバレル(6.08mm)
ベアリングバイオBB0.25g弾

最高初速 64.38m/s
平均初速 63.186m/s
最低初速 62.22m/s
ジュール 0.499J


最小で217mm
グルーピングは最小で217mmで、最大は枠外に着弾し、364mmでした。検証時は、レストしているとはいえ、ガスブローバックは、リコイルがあり、スコープもないので、射手による誤差はあると思いますが、それでもノーマルのハンドガンで、この距離でこの精度は素晴らしいと思います。

lambda ONE
東京マルイ GLOCK22
lambda ONE(6.01mm)
ベアリングバイオBB0.25g弾

最高初速 64.09m/s
平均初速 63.081m/s
最低初速 61.50m/s
ジュール 0.497J


最小141mm
初速、ジュールはノーマルとほぼ同じでしたが、これはバレル長によるものだと思います。つまりバレル内でBB弾が充分加速する前に発射されているためと推測します。
グルーピングは最小141mmで最大でも201mmと明らかに向上しました。
lambda ONE(6.01mm)の最大値のグルーピングでもノーマルの最小グルーピング以下とは素晴らしい結果でした。
バレルを交換するだけで、精度が高まることが証明されました。

またlambda ONEで野外でも射撃を行いましたが、距離40mでボディにほぼ命中しました。立射でレストなしの射撃で、この結果は素晴らしい精度だと思います。

 

SMART 東京マルイ M3 ショーティでの検証

SMART 東京マルイ M3 ショーティでの検証
3発同時発射可能な東京マルイのエアショットガンシリーズのM3 ショーティ用のSMART03 M3 297 x 3を検証します。銃のコンディションはレビューで使用した程度のほぼ新品状態です。
このバレルは命中精度を上げることより、初速アップを目的としているため、ベアリングバイオBB0.2g弾の初速のみ計測を行いました。

AVANTEの要望から実現したコラボアイテム
このSMART03 M3 297 x 3のみはAVANTEの要望から実現したコラボアイテムになります。

ノーマル
東京マルイ M3 ショーティ
ノーマルバレル

最高初速 79.11m/s
平均初速 78.061m/s
最低初速 77.39m/s
ジュール 0.609J
※単発での測定です。

ライフルなどと比べると初速は幾分低くく設定されています。アウトドアのサバゲーで使用するのならもう少し初速が欲しいところでしょう。
ちなみに東京マルイ M3 ショーティのノーマルバレルはアルミ製を採用しています。

SMART03
東京マルイ M3ショーティ
SMART03(6.03mm)
ベアリングバイオBB0.20g弾

最高初速 93.21m/s
平均初速 91.787m/s
最低初速 90.80m/s
ジュール 0.842J
※単発での測定です。

東京マルイ M3ショーティにSMART03バレルを組み込んだだけで、なんと初速が平均値で13.7m/sも向上し、最大で93m/sにもなりました。
ショットガンなのであまり命中精度を重視していないとはいえ、距離23.2mでは完全に必中範囲です。しかもこの初速です。

後日、野外で距離40mで試射したところ、初速がアップしているため、飛距離も充分あり、BB弾が3発纏まってヒットします。頭2個分ほど上を狙えば、距離50mでもヒットできました。実際に撃たれてみましたが、「痛い」と感じるくらいのエネルギーがありました。
正直、SMART03バレル搭載のショットガンで撃たれたくありません!

 

総評

総評
MADE IN JAPANの超高精度バレルのlambdaシリーズ、SMARTシリーズを電動ガン、ガスブローバック、そしてエアショットガンで検証した結果、初速、精度ともノーマルより向上したことがデータから明らかになりました。
しかもメカボックスの分解などの複雑な手順も必要なく、簡単な工具でバレルのみを交換するだけで、精度が向上する手軽さは魅力です。
また電動ガンでバレル内径が小さくなるほど初速が上がり、飛距離は落ちるということもなく、むしろ初速が上がった分、飛距離が伸びたというのが実感です。距離50mでも充分、有効射程範囲でした。
今回の検証からは素材のステンレスとスチールとの差はわかりません。というより差があるようには思えません。どちらも同精度といってよいでしょう。
ただバレル径がタイトであり、精度も高いため、BB弾も精度のよいもの、購入・開封してから新しいものを選ぶ必要があるでしょう。
あと注意していただきたい点は、すでにカスタム済みで0.2gBB弾で初速が95m/s前後ある電動ガンにタイトバレルを使用すると初速オーバーしてしまう危険がありますので、その点を留意して、余裕をもって組み込んでください。

lambdaバレル
一番の問題はlambdaシリーズ、SMARTシリーズのどれも優劣付け難く、どの内径のバレルを選んだらよいかというところではないでしょうか。少なくてもどれを選んでも失敗はないでしょう。
好みやカスタムの方向性を考慮して、選ぶのがよいかと思いますが、一度、試しにlambdaバレルのみを組み込んで使ってみてください。ノーマルとの精度の違いが実感ができるかと思います。

lambda バレル
http://www.lambda-japan.com

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東京マルイ M4A1 バレル交換手順

東京マルイ M4A1 バレル交換手順
東京マルイ 電動ガン M4A1カービン

テイクダウンピンを抜き
まずバッテリーを外して、マガジンを抜き、ホップを最弱にして、テイクダウンピンを抜き取ります。

テイクダウン
インナーバレルを取り出し
テイクダウンしたらアッパーレシーバーからインナーバレルを取り出します。

U字型のストッパー
インナーバレルとチェンバーをロックしている樹脂製のU字型のストッパーをマイナスドライバーの先などで外します。
あとはインナーバレルを抜き出します。
抜き出すとき、チェンバーパッキンが引っかかる場合がありますので、パッキンを傷つけないように気をつけてください。
またホップラバーを紛失しないように注視してください。
あとは逆の順に組み込めばOKです。
作業自体も3分程度で、簡単にバレルを交換できます。

東京マルイ GLOCK22 バレル交換手順

東京マルイ GLOCK22 バレル交換手順
東京マルイ ガスガン グロック22

通常分解
通常分解手順に従って、スライドを外し、バレルを取り出します。その時にホップを最弱にしてください。

インナーバレルを取り出し
樹脂製のアウターバレルからインナーバレルを取り出します。チェンバー部を少し傾けて引き出すのが、コツです。

ネジを2本外します
チェンバー部にあるネジを2本外します。ネジを2本外せば、チェンバー部が左右に分割できます。

ホップ調整用の金具
ホップ調整用の金具も取り外します。
あとはパッキンを外して、バレルを交換し、逆の手順で組み込めば完成です。作業も3分程度でできます。

 

東京マルイ M3ショーティ バレル交換手順

東京マルイ M3ショーティ バレル交換手順
東京マルイ エアガン M3ショーティ

フォアエンドの底部にあるネジ2本
ネジ2本を外します
まず、フォアエンドの底部にあるネジ2本を外します。

左側のフォアエンド
緑のネジを外すと左側のフォアエンドが外せます。あとは3ヶ所の赤い矢印のネジを両側と合わせて6本を外します。

バレル基部にあるカバー
両側各2本のネジ
次にバレル基部にあるカバーを前方にスライドさせます。そのカバーに隠れていた両側各2本のネジを外します。

フロント部分が外せます
そうするとフロント部分が外せます。インナーバレルが見えていますが、バレルを交換するには、さらに分解作業が必要になります。

グリップを外します
次はグリップエンドにある六角ネジを外して、グリップを外します。

シャーシの前方部
ここを丁寧に外します
シャーシの前方部が分解防止のため、接着されています。ここを丁寧に外します。

樹脂製のレシーバーカバー
樹脂製のレシーバーカバーが被されていますので、取り外します。その時、矢印のパーツを落として、無くさないように注意してください。

バレル基部にある両側1本ずつのネジ
インナーバレルが取り外せます
バレル基部にある両側1本ずつのネジを外してようやく、インナーバレルが取り外せます。

チェンバー部の2ヶ所のネジ
バレルブロック
チェンバー部の2ヶ所のネジを外すと3本が収束されたバレルブロックを取り出せます。

半円形のバレルブロック
インナーバレルをロックしている樹脂製の半円形のバレルブロックを外してからインナーバレルを引き抜きます。これでやっとインナーバレルと対面できます。
チェンバーパッキンは独特な形状でインナーバレルに嵌め込むのではなく、乗せるだけなので、組み込む時にパッキンがズレないように注意してください。
作業自体は難しくありませんが、1ヶ所接着されていたり、手順が多いため、結構大変です。カスタムに慣れてない方だと30分以上はかかるとかと思います。自身のない方はカスタムショップで組み込んでもらった方がよいでしょう。

撮影協力:DEFCON1、ビレッジ2

2018/10/03

■関連リンク

タクティカル ガンショップ DEFCON1 酒々井 タクティカル ガンショップ DEFCON1 酒々井