AVATAR GRENADE (アバター グレネード)
フランスのAVATAR GRENADE (アバター グレネード)プロジェクト製、アバターグレネードをレビュー。
この衝撃感知式のBBグレネードは、2016年のIWAショーで発表され、ネット上のクラウドファンディングを通じてプロジェクト資金が集められて完成したもの。
今回は販売代理を行うRWA(RED WOLF AIRSOFT)より製品サンプルを送っていただき、実際にテストしてみた。
アバターグレネード本体は円筒形の形状で、外側は『SKINZ SYSTEM』(以下 スキン)と呼ばれる樹脂パーツで覆われている。このスキンはバリエーションがあり、交換することで形状や弾数を変化させられる。
中心部にはマシニング加工された金属製のインパクトコアがあり、底部にはガスをリキッドチャージするバルブを備える。
重量は328g、全高85mm、直径57mmの円筒形で、重量は327g。この標準スキンには上部に3つ、下部に3つの6つのBB弾射出孔があり、ここからローダーで弾を装填する。
インパクトコア上部にはローテーションスイッチがあり、セーフポジションと起爆可能モードを素早く簡単に切り替えられる。
一度起爆すると底部のバルブが奥へ引っ込むので、手のひらでトントンと叩いてやると、バルブをリセットできる。工具や分解などを必要としない、この簡単さもアバターグレネードの優れているところ。
セフティをかけたら注入バルブがロックされるので、ガスをチャージ。
スキンにBB弾をローダーでジャコジャコと装填。
下部の穴は射出孔が直角に曲がっているのでちょっと装填しづらい。また、BB弾は赤いOリングによってスキン内にとどまっている。
投擲する前にセフティを解除。
ポイッ!!
バスンッ!! バリバリバリ~。BB弾が四方に飛散する。この日は外気温10度程度と寒い日だったが、HFC134aでも十分に作動した。その模様は下の動画を見ていただきたい。
地面がコンクリートならば確実に起爆、固めの砂利や薄ら草の生えた地面でも起爆した。作動性は非常に良好と言える。
ハンドグレネードは国内では下手投げが義務化されているフィールドも多い。重量があるので投げる際には人に当てないように気を付けよう。
2018年のラスベガスSHOT SHOWのRWAブースで展示されていたアバターグレネード。球体のスキン(ORB SKINZ)もあった。もちろん中心部のインパクトコアは共通。ゲームや映画にインスパイヤされた限定版のスキンも発売予定だそう。
ゲーム『Tom Clancy's : The Division』にインスパイヤされたスキン。
今後もアバターグレネードはクラウドファンディングによって機能向上するとのこと。
現在予定されているのはTIMER CORE(タイマー式のコア)のほか、グレネードを起爆させる一連の動作をリアルに再現した、スプーン&ピンが付いたミルシムキットも開発中だそう。
アバターグレネードはなんといっても、セッティングが容易で、操作のしやすさが良い。
これまでもいくつかBBグレネードを使ったが、このアバターグレネードの使いやすさは特筆もの。
そして起爆の確実性という面でもかなり優れている。これはおススメだ!!
日本国内ではまだあまり見かけないけど、RWAが代理店になったことで、国内でも多くのショップで販売される日は近いんじゃないだろうか。ちなみにRWAでは$99で販売されている。
撮影協力: ビレッジ2
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