ゲーム『ブラック コマンド』 ゲーム解説と登場武器紹介
2018年9月よりサービスを開始し、既に10万ダウンロード突破を達成した話題のカプコンのスマホゲーム、「ブラック コマンド」をプレーしてみたので、そのゲームシステム、登場武器を中心に紹介していこう。ゲーム概要
『ブラック コマンド』は戦闘、要人警護や施設・車列の警備、兵站、あらゆる軍事的サービスを請け負う「PMC(民間軍事会社)」を運営する指揮官となり最強の部隊を目指す、本格ミリタリーシミュレーション。
チュートリアルミッションをクリアすると、自らの民間軍事会社(PMC)を立ち上げることができる。そこで傭兵を雇い、武器や装備を調達して部隊を戦地へ送り込むという流れ。
紛争地域に介入すると、エリアマップ上に各ミッションが表示される。いきなり敵の本拠地に攻め込むことはできないので、周辺の作戦をクリアしていく必要がある。
ミッションは、要塞の破壊、敵のせん滅、輸送部隊の脱出サポート、要人の捜索救出ミッションなどさまざまだ。
ゲームシステム
戦闘ミッション画面では戦闘地域を上から見下ろしたような地図、いわゆるヘクスマップ表示だ。青い5つの三角が5人編成の自分の部隊で、赤い三角が敵部隊。
自分の部隊を移動するには目的地をタップして選択、青い点線の移動ルートもドラッグして変更できる。
ミッションを開始すると目的地に向かって部隊が移動、同時に敵も移動を開始する。射程範囲に敵が入ると戦闘が開始される仕組みだ。戦闘自体は敵と味方の強さが判定され、戦闘アニメを見守るだけでOK。アクションが苦手な人もシミュレーションゲームならどんどんゲームを進められる。
また、敵より射程の長い武器をポイントマンが装備していると先制攻撃を仕掛けることができる。
移動速度は[ 高速移動 ]、[ 警戒移動 ]、[ 待機 ]の3種類。
高速移動よりも警戒移動のほうが、移動速度は落ちるが、視界範囲が広くなる。また隠密移動するので敵の射程内に入っても気づかれにくくなる。また敵の移動ルートに待機すれば先制攻撃できる確率も高まる。
敵の背後から攻撃した場合は奇襲となり、被害を受けず、また弾薬の消費がないのもメリット。
ミッションで注意しないといけないのが、画面左上の残弾数。これが0になると部隊は射程の短いハンドガンのみで戦うことになる。弾薬の消費をできる限り抑えて戦闘を行うのがコツだ。直近の戦闘で消費した弾薬はログで確認できるので、どの隊員が多く消費しているかがわかる。配備する武器や、隊員の並び順を検討するのも良いだろう。
チームは5人で編成され、その中にスナイパーがいれば高台から遠くの敵を狙撃することができる。敵に反撃されない状況で攻撃できれば圧倒的優位に立てるので、ポジション取りが大事。
味方軍と連携して挟撃すれば、より強力な敵を倒せることも。
戦闘中に被弾すると、画面上の各隊員のステータスが薄緑から黄色、オレンジと変化する。運が悪ければ戦死してしまうので、その場合は補充要員を新たに雇うことになる。
敵は歩兵のみならず、装甲車や戦車、迫撃砲といった強力な部隊も出現する。
その際はアイテムの対戦車ロケットを使ったり、航空支援を要請することもできる。使える数に限りがあるのでタイミングを見計らって使用したい。
ミッションをクリアすると報酬が貰え、キル数に応じた経験を積むことでルーキー、プロ、エキスパート、ベテランとレベルが上がっていく。
また戦死した欠員を補充するため、新たに兵士を雇うことができる。極まれにレジェンドと呼ばれる凄腕の兵士が登場することもある。
拠点を破壊したり、敵部隊を倒すと、武器の情報を入手することがある。
この情報で武器ツリーの未入手武器がアンロックできるようになる。
武器情報は複数のフラグが立たないとアンロックできないものもあり、また当然ながらツリーのルートをたどって入手していかないと高ランクの武器はアンロックされない。
また当初アンロックされた武器は流出品だが、より高性能な量産モデルにグレードアップすることも。
リアルで豊富な武器体系
本ゲームの魅力の一つであるリアルで豊富な武器体系。どんな武器があるのか気になるところだろう。
武器カテゴリは、ハンドガン(HG)、サブマシンガン(SGM)、アサルトライフル(AR)、スナイパーライフル(SR)、ライトマシンガン(LMG)の5種。今回はそのなかからARのツリーを紹介しよう。
ゲーム内に登場する銃器は名称こそ一部架空のものだが、すべて実在する銃器がベースになっている。
その名前をみれば「ああ、この銃器ね!」と判るものが多い。
また、面白いのが、各カテゴリの銃器は全てツリー構造になっており、概ね時代の古いものから最新の銃器へと進化をたどりながらアンロックしていくという流れになっている。
最初にプレーヤーたる指揮官が手にするアサルトライフル(AR)のはこのAK47(ゲーム内名称K47)だろう。
AK-47は第二次世界大戦後、ソ連が開発したアサルトライフルで、現在もその派生型を含めて世界各地の紛争地域で使用されているアサルトライフルのベストセラーだ。
ゲーム中では射程距離こそ短いものの、信頼性と弾効率が良い初期武器として指揮官の心強いパートナーとなる。
これら銃器の詳細解説も収録されており、銃器をアンロックしていくたびに図鑑のように楽しめる。
それではARのツリーを追ってみよう。
ランク1のK47から6つの系統に枝分かれし...。
まずは正当後継モデルともいえるAKM(ゲーム名称はAMK)に進化、さらにAK74(K74)と進化していく。
その後、AK74M(K74M)やAN94といった現代のロシア系のアサルトライフルへと進化する。
また、西側諸国のARとなると、やはりM16系統だろう。もちろん本ゲーム内でもその進化の系譜は反映されている。
M16A1はユージンストーナーが設計した、アルミ合金と樹脂を多用した小口径の5.56mm弾を使用するアサルトライフル。現在の西側諸国のスタンダードライフルとして進化し続け、西側を代表するARとなっている。
その後、ベトナム戦争を経てショートバージョンのCAR15、XM177E2、M653と進化していく。
その一方でM16A1から枝分かれしたM16A2がランク6武器として登場。1980年代に米軍に制式採用されたARだ。
そして現在も米軍で使用されるM4A1カービン(ゲーム内名称はAR-4)へと発展する。
ゲーム内の武器は、命中精度、射程、操作性、弾効率、信頼性の5つのパラメーターで性能表示される。
このAR-4から更に分岐して、ドイツH&K社のG36(AR-36)や、
同じくドイツH&K社のHK416、HK416Cへと進化する。
また、ヨーロッパで発展したブルパップライフルの系譜もある。
フランスのFA-MAS(FMAS)。
オーストリアのステアーAUG(UG)。
イギリスのL85A1(AR-85A1)。
ベルギーのF2000(AR-2000N)。さらにクロアチアの最新ブルパップVHS2へ進化。また中国の56式(Type56)から進化する97式自動歩槍(Type97CN)もある。
M16A1から分岐したAR-18の先に、日本のアサルトライフル、89式小銃(Type89JP)がある。
オペレーターとはいえ、やっぱり89式を各員に配備したいという指揮官もいるのでは。
また、同じくM16A1から分岐するベルギーのFNC(FCN)が進化して...。
SCAR-L(SC-L)、ARX160(AXR)など、ヨーロッパ各国のアサルトライフルへと枝分かれしていく。
なお、最高ランク10のARは4丁あり、その中の1丁がSG550から進化するMCX。ヨーロッパのSIG社が開発した最新マルチキャリバーのアサルトライフルだ。
一定のミッションをクリアするとPMCレベルが上がる。
隊員には様々なスキルを覚えさせることができる。
「ブラック コマンド」はシミュレーションゲームなので、アクションの苦手な人もじっくり取り組める楽しさがある。最初はとっつきにくいかもしれないが、システムの概要がわかってくると、隊員のスキルアップにあれこれ悩んだり、武器のチャートを細かく調べたりと、より効率的に戦闘をこなせるようテコ入れしたくなる。
PMCレベルが上がると、スポンサー企業が付くようになり、物資などのバックアップが得られるようになることも。
指定の条件をクリアすると報酬がもらえる[ タクティカルドリル ]や、[ ヴァイキングの秘宝 ]を発掘するといったサイドミッションもある。あら、教官はイツヤさん!!
もちろん銃器をアンロックして、より強力な武器を部隊に配備するというのも楽しみの一つだろう。「ブラック コマンド」の武器は、アサルトライフルひとつとっても非常に多くの銃器が体系的にまとまっていて、それを眺めているだけでも楽しい。
本格ミリタリーシミュレーション・スマホゲームの「ブラック コマンド」。ぜひ皆さんも一度体験してみてはいかがだろうか。
製品情報
対応 OS :iOS/Android
ジャンル :ミリタリーシミュレーション
価格 :基本無料(アプリ内課金あり)
プレイ人数 :1 人
公式サイト http://www.capcom.co.jp/black-command/
公式 Twitter https://twitter.com/BC_CAPCOM
cCAPCOM CO., LTD. 2018 ALL RIGHTS RESERVED.
ダウンロードはこちら
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