2010年8月21~22日に開催された米空軍横田基地(東京都)の模様をレビュー。
毎年恒例の、夏の風物詩、横田基地友好祭。
まずは去年も飛来した米空軍が誇る最新鋭ステルス戦闘機、F-22ラプターが今年も展示された。
さっそく滑走路一番奥までダッシュ!!。
自衛隊が欲しくても米国が売ってくれない国防機密の塊だけあって、警備兵がガードを固める。
警備兵はM4カービンにABUカモフラージュという空軍ならではの装備。
サイドから流麗なシルエットのラプターを眺める。
尾翼のテールレターはHO。
ニューメキシコ州のホロマン空軍基地(Holloman Air Force Base)の所属機。
F-22のエンジンはプラット・アンド・ホイットニー社のF119-PW-100を2基搭載する。
上下方向に20度まで推力軸を変更できるベクターノズルを採用。これにより、旋回能力の向上を実現している。
2機並んだF-22 ラプターは精悍だ。
キャノピーからコックピット内の様子がわずかに伺える。
この7:3のアングルが最もカッコイイと思う。
2009年に飛来した第1戦闘航空団のF-22 ラプターよりも機体色が銀色に見える。
KC-135のタラップから見下ろして撮る。F-22は大人気で常に多くの見物人で賑わっていた。
望遠で撮影するF-22は意外と大きく見える。
なで肩の曲線美がレーダー派を吸収、上下方向に反射しレーダーに映りにくくしている。
F-22ラプターを真正面から。
米海兵隊、F/A-18D ホーネット戦闘攻撃機。VMFA(AW)-121。
米海兵隊、F/A-18D ホーネット戦闘攻撃機。VMFA(AW)-224。戦術偵察装置(ATARS: Advanced Tactical Airborne Reconnaissance System)を機首下に装備する。
米空軍、F-16CJ ファイティングファルコン戦闘機。
第35戦闘航空団、第13戦闘飛行隊所属。(三沢基地)
米空軍、F-16DJ ファイティングファルコン戦闘機。
第35戦闘航空団、第14戦闘飛行隊所属。(三沢基地)
米空軍、A-10A サンダーボルト対地攻撃機。
第51戦闘航空団、第25戦闘飛行隊所属。(韓国烏山[オサン]空軍基地)
航空自衛隊、F-15DJ イーグル戦闘機。複座型で、要撃任務のほか支援戦闘もおこなう。
中部航空方面隊、第6航空団、第306飛行隊所属。(小松基地)
航空自衛隊、F-2B 支援戦闘機。飛行開発実験団所属。(岐阜基地)
航空自衛隊、RF-4 ファントムII 偵察機。偵察航空隊、第501飛行隊所属。(百里基地)
航空自衛隊、T-4 中等練習機。総隊司令部飛行隊所属。(入間基地)
海上自衛隊、LC-90 連絡輸送機。第61航空隊所属。ビーチクラフト社 C90がベース。
最高速度370km/h。乗員6名。
航空自衛隊、C-1 輸送機。第2輸送航空隊、第402飛行隊所属。(入間基地)
航空自衛隊、C-1 1号機 FTB(FLYING TEST BED)。岐阜基地の飛行開発実験団所属。システムやエンジン、装備品の飛行試験機(フライトテストベッド)として使用されている。右翼外舷に本供試エンジンを搭載し、実飛行環境下でのエンジンの機能・性能を確認する試験を行っている。
海上自衛隊、P-3C
オライオン対潜哨戒機。第4航空群、第3航空隊所属。(厚木航空基地)
航空自衛隊、YS-11FC。飛行点検隊所属。(入間基地) YS-11は戦後初のターボプロップエンジンを搭載した国産旅客機。
米空軍、C-17A グローブマスター輸送機。
米空軍、KC-135 ストラトタンカー空中給油機。(嘉手納基地)
米空軍、C-130H ハーキュリーズ輸送機。 (横田基地)
米空軍、MC-130H コンバット・タロンII。
特殊作戦に使用し、敵地での特殊部隊の潜入・退去・補給、捜索救難活動の支援などが主な任務。
陸上自衛隊、CH-47JA輸送ヘリコプター。
東部方面隊、第12旅団、第12ヘリコプター隊、第2飛行隊所属。(相馬原駐屯地)
陸上自衛隊、UH-60JA汎用ヘリコプター。
東部方面隊、第12旅団、第12ヘリコプター隊、第1飛行隊所属。(北宇都宮駐屯地)
陸上自衛隊、UH-1J汎用ヘリコプター。
東部方面航空隊、東部方面ヘリコプター隊、第1飛行隊所属。(立川駐屯地)
陸上自衛隊、OH-6D観測ヘリコプター。
東部方面航空隊、東部方面ヘリコプター隊、本部付隊所属。(立川駐屯地)
海上自衛隊、SH-60K対潜哨戒ヘリコプター。
第51航空隊、第513飛行隊所属。(厚木航空基地)
対潜、対水上戦、警戒・監視、輸送・救難など様々な任務を目的とする。
米陸軍のUH-60A ブラックホーク。
シコルスキー社製。全長19.76m、全高5.13m、回転翼直径16.35m、ジェネラルエレクトリック製T700-GE-700を2機搭載し、1546軸馬力を発生。最大速度357km/h、操縦士2名、乗組員1名に加え、完全武装の兵士11名を輸送可能。M240H 7.62mm機関銃2丁搭載する。
78th Aviation Battalion所属。(座間キャンプ)
SH-60B。第5空母航空団所属。(厚木基地)
セスナ T-41A メスカレロ。T-41A型訓練機は米空軍が空軍パイロット候補生の訓練用に用いるスタンダードなセスナ社のモデル172型を空軍用に改修したもの。
ライアン・インターナショナル・エアラインのボーイング767が轟々と着陸。
米空軍、C-12Jが上空をフライパス。第459空輸飛行隊所属。(横田基地)
航空自衛隊の軽装甲機動車。(府中基地)
乗員4名、空車重量4.5t、全長4.4m、全幅2.04m、全高1.85m、最低地上高0.41m、登坂能力60%、ディーゼルエンジン160馬力、最高速度100km/h、行動距離500km。製造会社は小松製作所。
航空自衛隊では基地警備用として平成16年から配備が開始された。
ハンガー内に展示してあった、カワサキ ZZR250の米空軍仕様w。たぶん兵士の私物かと。でもカッコいいなぁ。
立川駐屯地の東京地方協力本部では89式小銃の訓練用擬製銃を展示。MD-33タイプのドットサイトが装備されていた。
ハンガー前で突如始まった横田基地のアメフトチーム「パンサーズ」のチアリーダー達によるダンス。
374th Force Support Squadronのサムライ・フォックス・クラブの着ぐるみ。
さすがに暑くて着ることができなかったのか、ブース前に鎮座していた。
横田基地所属の第374 メディカルグループは「SAMURAI MEDIC」のTシャツを着て猛暑の中、救護にあたっていた。
基地内で見かけた多くの兵士はWileyXやESSのアイウェアを使用していた。
ちなみに、F-22ラプターを警備する兵士が持っていたのはM4カービン。
3バースト仕様のロアレシーバー、ナイツアーマメント社製のRISにAN/PEQ-2 IRレーザーサイトを装備、レシーバーのトップレールにはAimpoint COMP M2ドットサイトとMATECHのBUISを装備している。
基地祭といえばやはり肉!! 米国から空輸されたハンバーガーパテがジューシーな香りを漂わせる。
空軍のK-9。ハンドラーと警察犬。
さてさて、今年の横田基地祭はとにかく暑かった!!
保冷材を首に巻いて見学したが、それでも頭がクラクラするほどの暑さ!!
今年はパラレスキューの個人装備展示がなかった。ここ数年、ライフルやハンドガンなど、スモールアームズの展示が盛り上がっていただけにとても残念だ。米陸軍特殊部隊も見当たらず、ACUとマルーンベレーはどこへ行った!? と滑走路を右往左往する始末。
来年はぜひ展示を復活してもらいたいものだ。