危機管理産業展 2016 RISCON TOKYO
2016年10月19日から21日に東京都ビッグサイトで開催された危機管理産業展 2016、RISCONのレビュー。
東京消防庁で展示されていた検索ロボット。これで人の立ち入れないエリアの状況を確認する。
こちらは大型の救出ロボット。人を救出することもできる。
この操作盤で操作する。有線式で100m、無線式で50mと遠隔操作する距離は短めとのこと。
一般社団法人 日本災害援護協会にて展示されていたT3モーションのT3パトローラー。電動3輪車で、最高速度30km/h、最大走行距離は120km。
背面に立って乗る。
利他に展示されていたWHELEN製広域情報伝達防災スピーカー。360度全周に防災情報をアナウンスできる。大震災の際に防災無線が聞こえなかったという意見が多かったことからこういったニーズがある。
大日本プラスチックスに展示のハウエルシェルター。津波や河川の氾濫など、自然災害から身を守るためのシェルター。
耐食性・耐薬品性・耐摩耗性に優れた高密度ポリエチレン製で、浮力があり、転覆復元の機能もある。
内部はレイアウト変更可能であり、展示物には8人掛けの椅子やトイレまで設置されていた。
FS Japanブースの一角にESSクロスボウのレスキューオレンジモデルが展示されていた。ぜひ消防士に使用してもらいたい。
パナソニックビジネスのドローン検知器。上の大きな円盤に設けられたアレイマイクで遠方のドローンの音をキャッチ、下の別体全方位カメラで接近するドローンを映像をとらえる。水平・垂直方向150度、距離300mまでのドローンを検知できる。
Pioneer VCのxSync(バイシンク) Table。大きなテーブル上のモニターにマルチに画面を表示し、ピンチインアウト、フリック操作、他のPCに転送できる。また画面に指で文字やマークを自由に書き込むことも可能。まるでSF。
サイトロンジャパンのブースでは先日ハイパー道楽で制作受注した新作ドットサイト、MD/SD Xシリーズのでも耐弾実験映像が流されていた。
また、VORTEXのドットサイト、SPARCシリーズが展示されていた。レンズはとてもクリアで見やすかった。
セキュリティーのブースではMP5のトイガンに搭載したナイトビジョンが展示。
またペイントボールガンがベースのペッパーボール・ガン システムも。
またこちらのブースでもESSのINFLUXをはじめとしたアイウェアが展示されていた。
FLEブースにはBDT(beretta defense technologies)の取り扱い製品が展示されていた。
NOVA Beacon、MCID Beacon。赤外線ビーコン。
AN/PVS21暗視装置。
暗視装置に映りづらくなるスプレー塗料、NFMのEC PAINT。
キャロットの訓練用ダミー教材。9mm拳銃や銃剣、抗弾パネルと同じ重さのダミーパネルやマガジンなども。
9mm機関けん銃のダミー教材!!
ライフルも。左からHK416、M24、MP5、M4A1、89式小銃。
以前ハイパー道楽でも紹介したリビジョンのアイウェアの輸入元、DSEコーポレーションでは様々な商材を展示。こちらはCONDORのAM-637。37/38mmのノンリーサルアミュニッションランチャー。催涙ガスやペッパー手榴弾も。もちろんこれらは実銃用で官公庁向け。
これ映画か何かで見たような気がする...。
TAKEXのフォグガード。オフィスの防犯用システムで、侵入者を検知すると、設置された銀色の箱の矢印の穴から大量の無害な白煙が射出されると、室内は真っ白になり、視界が全くなくなるというもの。一定時間は煙が引かないので、
侵入者は部屋から出ることすらできずに御用となる。
三菱長崎機工に展示されていた可搬型組立式防弾シェルターMcCurdy's Armor。
防弾鋼鈑1枚で7.62mm普通弾を、2枚で7.62mm徹甲弾を、耐爆繊維と砂袋を組合せば12.7mm徹甲弾やIEDなどの爆発からも防ぐことができる。ガラス部は7.62mm普通弾を防ぐことができるそう。
阪神交易に展示のスナイパー検出器、NEWCON LAS1000。スナイパーの使用するライフルスコープや、NVスコープ、レンジファインダー、双眼鏡等の光学機器のレンズを検知し、スナイパーが銃を撃つ前に検出することが可能。最大検出距離は1200m。茂みや窓、フロントガラスに隠れていても検出可能だという。
ターゲットを検出したらモニター上に赤いマークが点灯、同時にターゲットまでの距離・方位・傾斜角情報が表示される。
※本ページの写真はすべて各ブースにて許可を頂き撮影しています。
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