リビジョンのアイウェアを試す
リビジョン(REVISION)というメーカーのゴーグルが日本に上陸する、との話を聞き、実際にどんなものか試したくなった。
このリビジョン社は2001年に設立され、米国のバーモント州に大きな工場を構えるアイウェアメーカー。
米軍へ450万セットのアイウェア納入実績があり、2008年から2012年までの米陸軍購入アイウェアのマーケットシェアはNo.1を誇る。
米国以外にもイギリス軍の要求をクリアした唯一のメーカーとして英国防省から指定供給先になったり、ドイツ陸軍、カナダ軍の独占供給契約を獲得したりしている。その他、デンマーク、スイス、オランダなど、世界27か国で採用される実績を持つ。
今回、日本販売代理店のDSE Corporationからリビジョンのアイウェアをお借りして実際にサバゲー、シューティングなどで使用してみたのでレビューする。またグアムでのショットガンによる実銃耐弾テストも行った。
サバゲーから戦場まで!! 高性能ゴーグル LOCAST
ゴーグルタイプの基本モデルとなるLOCAST(ローカスト)。日本人の顔にもフィットしやすいアジアン ローカストと呼ばれるモデル。価格はレンズ1枚のベーシックキットで10,400円(税別)、レンズ2枚組のエッセンシャルキットが15,300円(税別)、3枚組のデラックスキットが19,200円(税別)。
アジアン ローカストのフィット面。顔への接地面はフレームと一体になった柔らかいゴムのような素材。
写真は眼鏡ユーザー御用達のRx Prescription Carrierというアクセサリーを装着した状態。
眼鏡屋さんでこのフレーム用にレンズを作れば眼鏡っ子でも快適にアイウェアを装着することができる。
このフレームは今回紹介した4種のアイウェアで共有できる。
ローカスト用の価格は2,700円(税別)でゴーグル用のノーズ部分のアダプターが付いている。
ローカストのゴーグルはフレームとレンズ、バンド部分に分解でき、フレームは手でぐにゃりと丸められるほどに柔らかい。この柔らかさが衝撃を吸収する機能に一役買っている。
そして、このアジアン ローカストの耐弾性能実験をグアムの野外射撃場で行った。
使用した銃はH&K M1 Super 90というベネリのライセンスモデルで、12ゲージのセミオートショットガン。弾薬はフェデラル製の7 1/2というバードショットを使用。1mmちょっとの小さな鉛の粒が同時にたくさん発射される。この銃弾にリビジョンのゴーグルは耐えられるのか!?
柱に固定してショットガンで撃つ。
射撃距離は10mとかなりの至近距離。
距離が短いと散弾の威力が減衰しにくいが本当に大丈夫だろうか!?
テストする我々も不安がよぎる。
それではアジアン ローカスト ゴーグルの耐弾実験を動画でどうぞ!!
結果、見事にショットガンの散弾をすべて跳ね返したレンズ。着弾と同時にフレームやバンドが外れ衝撃を吸収、その後元通りに組み立てることもできた。レンズが曲がってしまうこともなく、元の曲面を保っているというのも凄い。
レンズ裏面は1粒1粒の散弾が当たった部分が盛り上がっているが、貫通はしていない。
これが戦場で爆発の破片などから効率的に目を防御できる耐久性というワケだ。
換気ファン標準装備のアジアン ローカスト ファンゴーグル
こちらはアジアン ローカストに換気用のファンが装着されたアジアン ローカスト ファンゴーグル。レンズ1枚のベーシックキットの価格は21,000円(税別)。写真のレンズ2枚のエッセンシャルキットは25,900円(税別)。
普段サバゲーではESSのアジアンフィットを使用しているので実際1日ゲームに使用してみて比較してみた。
顔への接地面がスポンジではなく、柔らかいゴムのような素材なので汗が染み込んでグジョグジョになるようなことがない。スポンジに比べると肌当たりは堅めだが、アジアンタイプなので湾曲面も顔にぴったり。1日中付け外しを繰り返していても嫌になるようなことはなかった。
フレーム上部に設けられた小型ファンは高さも抑えられていてヘッドギアに干渉しにくい。
ファンは3段階に調節可能。ファンの音はESSのターボファンに比べると高音でややノイジーではあるが、屋外フィールドで気になるほどではなかった。
ヘッドバンド部に電池ボックスがあり、蓋はスイッチも兼ねている。
使用する電池は単三電池1本。
朝から夕方までファンを回しっぱなしにしてゲームをしたが、途中で電池が切れるようなこともなかった。
アジアン ローカスト シリーズ用のサーマルレンズもオプションで用意される。レンズが2重構造になっており、標準レンズに比べて湿気や曇りに対してより高い性能を発揮する。価格は6,000円(税別)。
シューティンググラスもラインアップ
サングラスタイプのSAWFLY(ソーフライ)はシューティングなどにもおススメ。
価格はレンズ1枚のベーシックキットが9,000円(税別)、2枚組で13,900円(税別)、3枚組で17,800円(税別)。
また、このSAWFLYと、USモデルであるDESERT LOCUST ゴーグルは米軍のAPEL(AUTHORIZED PROTECTIVE EYEWEAR LIST APPROVED)認定品になっている。
レンズカラーは4色で展開。
クリア、イエロー、バーミリオン、ソーラー(グレー)の4色。
交換用レンズは1枚 3,900円(税別)。
このSAWFLYのレンズは踏んでも割れないほどの柔軟性を持っているのも特徴。
シンプルながら印象的なデザインのフレーム。レンズの交換も容易にできる。
フィット感の高いノーズクッション。総重量は38gと軽量。
テンプル(つる)は長さを調節可能で、ヘッド・ストラップが装備されているので激しい動きでもグラスが外れにくい。もちろんヘッド・ストラップは取り外すこともできる。
レンズ2枚組以上には専用のケースも付属する。
もうひとつのサングラスタイプがSTINGERHAWK(スティンガーホーク)。写真はバーミリオンと呼ばれるオレンジ色のレンズを装着している。これ以外にクリア、イエロー、ソーラー(グレー)の計4色のレンズがある。
スティンガーホークのテンプルは開いた状態で軽いロック感があり装着時に不意に閉じることもない。肉抜きされたフレームによって重量は36gとソーフライよりも少し軽い。フレームの湾曲がかなりタイトなので、BB弾などの侵入はかなり防いでくれそう。ただ人によっては若干窮屈に感じるケースもあるかもしれない。ちなみに私の場合はレンズが両頬に触れる感じ。
こめかみ部分にREVESIONの刻印。スティンガーホークもヘッド・ストラップを標準装備する。テンプルはとても柔らかい素材で、ぐにゃっと曲げられるほど。この柔らかさも耐久性の秘訣なのだろう。
スティンガーホークもレンズ2枚組以上のセットには専用ケースが付属する。
価格はレンズ1枚のベーシックキットが9,900円(税別)、2枚組のエッセンシャルキットが14,800円(税別)、3枚組のデラックスキットが18,700円。交換用レンズは1枚3,900円(税別)。
アンチフォグ・クロース。
3袋入りで1,500円(税別)。
これらリビジョンのアイウェアを試した結果、機能性、耐久性が高く、快適に使用できるおススメのアイウェアと言える。各国軍隊で採用されているだけの実力はありそうだ。
リビジョンのアイウェア購入は正規代理店のサイトからどうぞ。
DSE Corporation 公式 リビジョン販売サイト
2014/05/27
本記事はDSE Corporationのタイアップ広告です