第52回 全日本模型ホビーショー 2012 東京マルイ新商品情報 パート1
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2012年10月11日~14日に千葉県の幕張メッセにて開催された第52回 全日本模型ホビーショーで発表された東京マルイの新商品情報をレポート。
ついに発表された最新ドイツ製M4 "HK416D"
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次世代電動ガンのHK416D。バレルチェンジシステムで10インチと14.5インチを切り替え可能。アルミレシーバー、新規制作82連(30連切替可)マガジンは従来次世代M4との互換性もあり。オートストップ機構、SOPMODバッテリー仕様。最新Dタイプのグリップとリトラクタブルストック形状。ストックは6段階伸縮。しかも両側から操作可能なアンビセレクターも装備する。
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HK416Dと言えば米デルタフォースや自衛隊の特殊部隊なども採用するという噂の最新M4クローン。HK416のもっとも大きな改良点としては、M4カービンのガス作動方式であるリュングマン方式から、ショートストロークピストン方式へと変更し作動性を向上させたこと。
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レシーバーはアッパー・ロアともにアルミダイキャスト製。アルマイトと焼き付けと層の組み合わせによる仕上げ。
HKのホワイトレタリングはレーザー刻印。ピボット&テイクダウンピンの形状も従来のM4とは異なる。
ちなみにHKのこのマーク、日本国内では東京マルイが商標登録しており、国内であれば何ら問題なく使用可能とのことだった。
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ボルトキャリアにもHKのマークが入る。セレクター表記が文字では無くHK独特の絵文字を使用している。
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マガジンハウジング前面はコルトM4に比べかなり角張っている。注意書きも再現。
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両側から操作可能なアンビセフティはギアで連結されている。そのためにグリップ側にギアパーツが影響し、次世代電動M4シリーズとのグリップパーツ互換性はないとのこと。
また、マガジンキャッチボタンはプラ製になっており、これは実銃が樹脂製なので再現したとのことだった。
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イジェクションポートからみえるダミーのボルトキャリアはヌメッとした真っ黒のM4とは異なり、焼き色が入った様な美しい仕上げ。
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チャージングハンドルを引けば連動してボルトキャリアが後退、バレル同軸式の可変ホップアップの調節ダイヤルが現れるのはM4と同じ。
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トップレールにはレールガイドナンバーがレーザー刻印されている。アッパーレシーバーと噛み合ったレールハンドガードが比類無き剛性感を生み出す。また命中精度もレシーライフル並に良いとのこと。
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このレールハンドガードはSCARシリーズ同様にアルミの型押材をCNC切削加工したもの。
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バレルチェンジシステムを採用し、アウターバレルを着脱し10インチと14.5インチバレルの両方が楽しめる。
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リアサイトは取り外し可能なHKタイプ。リアサイトは左右とドラム回転での4ポジションで調節可能。
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チャージングハンドルはロックレバーが大型化、このレバーをお好みで左右にスイッチできる構造。
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フロントサイトは調整は出来ないが取り外し可能。
スチールプレートがはめ込まれたタイプを再現している。
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フラッシュハイダーはアルミ削り出し。
ガスピストン部分はダミーながらピストンロッドが再現されているとのこと。
なお、
次世代G36Cのようなガスピストンの可動ギミックは無し。
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アッパーレシーバーとレールの結合部分の隙間に僅かに見えるダミーガスピストンロッド。ハンドガード下部のネジを抜き取ればハンドガードを前方へ引き抜き、分解できるとのことだった。
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グリップは樹脂製でEG1000ハイトルクモーター内蔵ということもあり、実銃とは微妙にアングルや形状が異なるとのことだったが、実に握り心地が良く、上部分が細身でとてもしっくり来た。
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バットプレートはゴム製。
バッテリーが入るので実銃同様の衝撃吸収型トラス構造では無いが、グリップ感があってしっかり構えられる。
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矢印の部分を押しながら6段階に伸縮できる。
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バットプレートは上部のボタンを押すことでワンタッチで取り外せ、ストック内にSOPMODバッテリーを装着する。
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6ポジションのストックは取り外せるので、
CQB-Rや
SOPMOD M4のクレーンストックに変更することも出来る。
このバッファチューブのみM4と共通パーツの様だ。
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マガジンは82連。内部のスイッチ切り替えで30連のリアルカウントに変更可能。コルトのマガジンと違って、なだらかなアールを描くHKタイプマガジン独特の形状を再現。
側面には5.56mm x 45とAKという刻印がある。AKというのはおそらく製造年月を表しAが1を、Kが11を示す。マルイが取材した実物が2001年11月製造だった様だ。
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同時発売で520連マガジンも予定されている。予価は3,980円(税別)。
ただし多弾マグなのでオートストップ機構は効かなくなる。
東京マルイ 次世代電動ガン HK416D スペック
全長 |
818~849mm |
重量 |
3,530g(バッテリー含む) |
銃身長 |
275mm(インナーバレル長) |
装弾数 |
6mmBB弾 82発(30発切替え) |
予価 |
64,800円(税別) |
バッテリー |
SOPMOD |
発売時期 |
2012年 年末発売予定 |
HK416D用のグレネードランチャーも!!
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HK416Dの装着オプションとしてグレネードランチャーM320A1も少し遅れて発売予定。
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パワーソースはまだ秘密とのことだった。マズル側から覗くと6本のアルミ製インナーバレルが見える。
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モスカート仕様ではなく、グリップ下にガス注入バルブが見えるので、グリップ内のリキッドチャージ仕様と思われる。
またバレルは左にスイングアウトし、単発での射撃となるが、一回の射撃で6発からその倍数の6mmBB弾を山なりで30m先へ到達させる性能があるとのこと。
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ここからは予想になるが、スイングアウトしたバレルにスピードローダーか軽量なカートリッジのようなもので装填する仕組みと思われる。
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MP7と同様の折りたたみ式フォアグリップは取り外すことが出来る。
またレールから取り外してこのグレネードランチャー単体で遊ぶこともできる。
このランチャーの価格と発売時期は未定。たぶん春か夏頃かと。
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会場で乙夜さん発見!! HK416お気に入り。
空撃ちした感触はバッファチューブ内のシュート&リコイルエンジンにより迫力のリコイルは従来のM4シリーズ同様。
ちなみにこのHK416Dのガスブローバックモデル化の可能性をスタッフに聞いてみたところ、当然あり得るとの回答だった。
長物ガスブロはMP7を皮切りに開発が進み、当然M4系も視野に入れていて、どうせガスブロ化するならば最新モデルを検討するとのことだったので、このHK416Dがガスブロ化する可能性はかなり高そうだ。
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MP5K HC。最小・最軽量のハイサイクル電動ガンを目指して開発された。アルミ削り出しマズルアダプター、樹脂製レシーバーエンドキャップで軽量化。平タイプのヒューズと後方配線でAKバッテリーの交換が楽。
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マガジンは240連多弾マグを標準装備する。全長はなんと約35cmというコンパクトさ。可愛い。
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レシーバートップのレールは軽量な強化樹脂製。各所パーツを軽量化し、なんと1,490g(バッテリー含まず)の重量になった。アタッカーをはじめ、女性などにも最適なモデルと言えよう。もちろん両手に2丁拳銃で映画バイオハザードのミラ・ジョボビッチよろしくフィールドを駆け回るのも素敵。
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リアサイトのドラムが低いのは、従来が高すぎてサイトラインが合っていなかったのを正したためだとか。
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従来のMP5Kは基本的にサイレンサーを装着することが出来ず、サードパーティー製のマズル変換アタッチメントが必要だったが、今回のMP5K HCではアルミ削り出しのマズルアダプターが標準装備されたことで、M14逆ネジ対応の各種サイレンサーが簡単に取り付けられる様になった。

レシーバーエンドキャップが樹脂製になったことでかなり軽量化された。2本のネジでキャップを取り外しバッテリーを着脱する。
従来はフロントのフォアグリップを取り外してコネクターを接続する必要があったが、後部に平型ヒューズを配し、バッテリーコネクトすることができる様になった。
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可変ホップアップの調節レバーは従来通りフォアグリップを外した位置にある。
とはいえ、バッテリーが後方接続になったことでフォアグリップを取り外す機会はかなり減るはず。
ちなみにコッキングレバーはバッテリーがギリギリまではいるので、ガチャガチャ引けないのは従来通り。
東京マルイ ハイサイクル電動ガン MP5K HC スペック
全長 |
345mm |
重量 |
1,490g(バッテリー含まず) |
銃身長 |
110mm(インナーバレル長) |
装弾数 |
6mmBB弾 240発 |
予価 |
未定 |
バッテリー |
AKタイプ ニッケル水素 8.4V 1300mAh |
発売時期 |
2012年 12月発売予定 |
[ パート1 ] [ パート2 ]
今回のディザー予想
■過去のホビーショー
2012 第51回 静岡ホビーショー 東京マルイ 新商品情報
2011 第51回 全日本模型ホビーショー 東京マルイ 新商品情報
2011 第50回 静岡ホビーショー 東京マルイ新商品情報
2010 第50回 全日本模型ホビーショー 東京マルイ新商品情報
それ以前のイベント情報はこちら
2012/10/11