東京マルイ フェスティバル 2015 in 秋葉原
2015年9月5日、6日に東京、秋葉原のベルサール秋葉原で開催された東京マルイ フェスティバルの模様をレビュー。
メインの展示となるのは既に発表済みの新商品、M4A1 MWS ガスブローバックガンと、電動フルオートショットガンのAA-12。
まずはM4A1 MWS ガスブローバックガン。昨年の静岡ホビーショーで発表され、1年以上も熟成を重ねてついに今年の秋に発売になりそう...な予感。価格は5万~6万円の間になるとのこと。時期は10月か11月か明確な言及はなかった。アルミ製のレシーバーにセラコート™仕上げなのは従来発表の仕様と同じ。
マルイが誇る技術と研究で導き出された究極の答えだという、ZET(Z ENDURANCE TECHNOLOGY) SYSTEM。Zは"最終・究極の"という意味と、おそらく機構の形状がZ型になっているので...。
より強力なリコイルを体感できるように最適化したブローバックユニット、しかし、その反動が大きくなればなるほどアルミ製と言えど、レシーバーに掛かる負担も大きくなる。これを軽減するためにマルイが独自に開発したユニット。シルバーの鍵爪状のパーツがボルトに引っかかると同時にユニット内のショックアブソーバー機能が働き、衝撃を緩和、ボルトキャッチの破損を防止している。
ボルトの素材は亜鉛ダイキャストとのことだが、MIMと呼ばれる焼結金属がインサートされ変形を防いでいる。この機構のためボルトキャッチはボルトとは噛み合っておらずレシーバーへの負担軽減となっている。
ボルトキャリアはリア2ピース構造で、仮に何らかのトラブルでボルトが後退した状態で停止しても分解できるようにとのことだった。また、ボルトキャリア上部にはピストンアブソーバーと呼ばれる可動部があり、ボルトが前進した際にピストンにかかる衝撃を緩和する。ボルト底部にはフリクションを低減するローラーが搭載される。
バレルナット部分にはアウターバレルクランプと呼ばれるパーツが内蔵され、常にバレルのセンターを保持する仕組みとなっている。
パッケージ。デザインはまだ変更があるかもしれないとのこと。
可変ホップアップの調整はテイクダウンして行う。最初の発表時にあったボルトを半後退させて行う方式は指を挟みやすく危ないのでやめたそうだ。
ホップダイヤルはこの位置。ボルトキャリアを少し後退させて調整する。
ブローバックエンジンは直径19mmシリンダー、フルオートサイクルは秒間約14発、SOCOMステップバレルを再現したアルミワンピースの14.5インチアウターバレル。アルミダイキャスト製のマガジンは重量約470gの予定。
Z-SYSTEMのパネルを持って笑顔のデカ広報。
メディア向けに開場前に行われたZ-SYSTEMのメカニズム解説動画。
3発同時発射の電動フルオートショットガン、AA-12。発売時期、価格未定。M4よりも後の発売になりそうなので年末くらいと予想する。全長839mm、重量4,200g。ボックスマガジンの装弾数は90発。
メカニズムが判るようにスケルトンモデルも展示されていた。こちらも基本的な仕様に変更はない。
別売オプションとして3000発以上の装弾数を誇る電動給弾ドラムマガジンも予定されている。
3シリンダー構造に、ノズル部には二硫化モリブデン配合・自己潤滑アルマイトの"カシマコート"を採用。マルイ初採用となる電子スイッチ、FETシステムには何重もの安全装置が組み込まれているようだ。また3発それぞれが調節可能な可変ホップアップシステムも搭載。
17mの試射レンジで撃ってみた動画。
17mで3ショットが上半身くらいに拡大、それが秒間10発でフルオート射撃になるので弾幕効果は抜群な気がした。
グロック34。ガスブローバックガン。今回初めてのお披露目。ロングスライドを装備した9mmのコンペティションモデル。全長222mm、重量710g、装弾数は25発。
マルイのグロックシリーズ最長のインナーバレル長を採用し、高い命中精度を実現したという。
マガジンは従来共通のものを使用できる。
これまでの17と比べて塗装の仕上げが若干異なっており、ザラついたようなスライド表面の質感となっている。トリガーシステムはG17同様なのでハンマーが落ちるとトリガーが後退して止まる仕組み。
スライドストップの形状が変わっていて、ロングマガジンキャッチも採用する。
なお、フレーム幅については従来同様とのことなので、やっぱりちょっと太いみたい。写真では見えないがスライド上面には大きな肉抜き加工が施されロングスライドでありながら軽量化もされている。
左右に調節可能なリアサイト。
ガスショットガンのM870にウッドストックタイプの新バリエーションが加わる。発売時期、価格未定だが、M870タクティカルと同じくらいの値段になりそうとのこと。つまりは34,800円(税別)と予想する。
レシーバーにはリアサイトがなく、マウントレールのネジ穴もない。
プラ製だがウッド調に仕上げられたストック。
フォアエンドもウッド調のプラ製ではあるが、近くでまじまじと見ないとわからないくらいにリアルだ。
チャンバー部分はシルバー仕上げ。
U.S. M9のガスブローバックは16,800円(税別)。可変ホップアップ、デコック機能はM9A1と同様。
刻印はホビーショーの時から変更になっていた。スライド左側面からはMADE IN JAPANの文字が無くなり、MILITARY MOD.となった。
フレーム右側面の刻印はマルイの刻印が残っているが文字の大きさが小さくなっている。
MP7A1の電動コンパクトマシンガンもタンカラーのバリエーションが登場する。電動ハンドガンシリーズのEX500バッテリが使用可能となるEX変換アダプターが付属。また200ルーメンの明るさのLED プロライトは12,800円(税別)で新発売。
9/26~27に開催される第55回 全日本模型ホビーショーでは次世代電動ガンと電動ガンハイサイクルの新作が発表になるとのこと。
ガスブロの次回作はUSPフルサイズとHK45タクティカル。HK45は参考展示ながら製品化を目指しているそうだ。
Airsoft Players' Choice Awardsの5年連続受賞、殿堂入りの記念皿や盾が展示されていた。
電動フルオートショットガン、AA-12を撃てる17mの試射レンジ。
実際に撃ってみると17mで上半身くらいに広がって鉄板を響かせていた。これはなかなかの火力。
既存商品各種も展示。実際にこれだけのフルラインアップを見たり触れたりできる機会はそうそうない。自分に合った一丁を見つけることができるだろう。
次世代電動ガン、ハイサイクル電動ガン、スタンダード電動ガンなどなど盛りだくさん。
特急ガンの展示。発売日も9月に決定。
10歳以上対象のエアガンも展示。
マルイ商品のミリタリー系イラストレーターとのコラボ作品が天井からつるされていた。
これらのイラストのクリアファイル、マルイのマグカップや缶バッジなどの販売も。
マルイオリジナルのTシャツ販売も。
撮影コーナーでは迷彩服に身を包んだお姉さん達がお出迎え。真ん中はおなじみ戦え!!ぴっちょりーな。
場所は秋葉原のど真ん中にあるベルサール秋葉原。
東京マルイ フェスティバル 2014 in 秋葉原
■過去のホビーショー
2015 静岡ホビーショー 東京マルイ新商品情報
2014 静岡ホビーショー 東京マルイ新商品情報
2013 東京ホビーショー 東京マルイ新商品情報
2013 第52回 静岡ホビーショー 東京マルイ 新商品情報
2012 第52回 全日本模型ホビーショー 東京マルイ 新商品情報
2012 第51回 静岡ホビーショー 東京マルイ新商品情報
2011 第51回 全日本模型ホビーショー 東京マルイ 新商品情報
2011 第50回 静岡ホビーショー 東京マルイ新商品情報