第53回 静岡ホビーショー 2014 東京マルイ新商品

第53回 静岡ホビーショー 2014 東京マルイ新商品

2014年5月15日から18日まで静岡市のツインメッセ静岡にて開催される「2014 第53回 静岡ホビーショー」の東京マルイ新製品。現地からの速報をお届けする。

M4A1 MWS リアルガスブローバック
まずはついに発表になったM4A1 MWS リアルガスブローバック。
MWSとはモジュラー・ウェポン・システムの略。完全新規のガスブロアサルトライフル。

完全新規のアルミダイキャスト製
アッパーもロアレシーバーも完全新規のアルミダイキャスト製。レシーバーにはセラコート™と呼ばれる実銃にも使われる硬質塗装仕上げ。
ロアレシーバーの厚みは実銃サイズと薄く、グリップももちろんリアルサイズ。RASも完全新規。
実物ストック、グリップ、ハンドガードも装着可能。

ミリタリー刻印で打刻
COLT DEFENCE版のミリタリー刻印は打刻によるもの。トリガーピン、ハンマーピン、フルオートシアピンも当然モールドではなく再現されている。ボルトキャッチは下押しでボルトを手動ホールドできるとのこと。ピボットピンとテイクダウンピンはプランジャーによるストップ機構も再現されているとのこと。

セレクター
セレクターの右側突起ももちろん連動する。ハンマーが落ちていればセフティに入れられない構造も再現される。ASGKの刻印はレーザーによるもので極力目立たないように薄く入れてある。アッパーはもちろんテイクダウン可能。ボルトキャリアの凹みが実銃よりもやや浅いのでエジェクションポートカバーのストッパーは少し平たい。アッパーレシーバーの凸刻印は最近の軍用M4に見られるものだそう。
マガジンキャッチの分解方法も実銃通りの抜き方になるという。

マガジンはアルミダイキャスト製
マガジンはアルミダイキャスト製。亜鉛よりも軽量。装弾数は30~40を想定。切り替え式にするかもとのこと。RAS、レシーバートップのレールにもレーザー刻印のガイドナンバーが入るとのこと。

ボルトキャリア
ボルトキャリアは亜鉛ダイキャスト製。アルミボルトはどうかと聞いたところ、耐久性とリコイル重視ということで亜鉛ダイキャストを選択したとのこと。ボルト中央の長方形の穴はボルトフォアードアシストノブによるロック用の穴とのこと。ブローバックユニットは新開発で19mm大口径ピストンユニットを採用。発射回転数はマルイ公式ツイッターでは秒間14発とアナウンスされている。
デルタリングやウェルドスプリングもリアルな形状になっている。

ガスチューブ
デルタリングを貫通してアッパーレシーバーにガスチューブがつながる構造も再現。

14.5インチ長のアウターバレル
14.5インチ長のアウターバレル上面には弾薬種とツイストの刻印が入る。フロントサイトピンは角断面。

フロントサイトポストフロントサイトポストは亜鉛ダイキャスト製で次世代電動ガンのものが流用されるようだ。

レシーバーの薄さ
レシーバーの薄さはこんな感じ。トリガーガードも電動ガンに比べて細身。もちろんグリップもモーターが入らないので薄い。

マガジンボトムマガジンボトムの刻印はMARUI刻印。底部にガスの注入バルブがある。
ガスの燃費だが、1マガジン30~40発で2、3回は撃てるものを目指すとのことだった。マガジン重量は470g~480g程度を予定。
スペアマガジンの価格は他社より7割くらい安くしたいとのことなので、1本当たり7千円前後と予想する。


アッパーレシーバーのディティール
アッパーレシーバーのディティール。バレルナットのピッチは次世代電動と同様であるとのことだった。
実銃のものと微妙に異なるが電動ガン用の各種ハンドガードは取り付けられそう。

ロアレシーバーのディティール
ロアレシーバーのディティール。リコイルバッファチューブの構造がリアルになり、スプリングの音が射撃時にバイーンと響く。これぞM16系の醍醐味。グリップもナットはミリ規格だが、実銃用のグリップの取り付けは可能だという。

ワンピース構造のアルミ切削のアウターバレル
ワンピース構造のアルミ切削のアウターバレル。中央の切り欠きは実銃にもあるものとのことで、おそらくグレネードランチャーの取り付け用と思われる。

KACタイプのRAS
KACタイプのRASもアルミ削り出しの新規制作。ヒートシンクも再現されている。

RASのアッパー
RASのアッパー。溝の深さも十分だった。ちなみに展示はなかったがチャージングハンドルは亜鉛ダイキャスト製だそう。


Popular Airsoftに掲載されていたテイクダウン写真。会場配布のパンフレットと同じ写真。ハンマーの形状などは実銃とは異なるようだ。ボルトはフルストロークで後退。ロッキングリセス&ラグなどもそれっぽく再現される。

ストック
ストックはエンハンスドリトラクタブルストックで6ポジション。リコイルバッファチューブはエンドが蓋になっているわけでもなく、アルミ切削の一体構造とのことだった。バッファリングも別パーツ。このプロトでは電動ガンのストックが付いていたが、素材を変更した新規のストックが開発中とのことだった。

ホップアップはチャンバー上側にダイアルがあり、チャージングハンドルを引いてボルトキャリアを後退させて指を入れて調節するそうだ。この際ボルトが不意に前進すると指を挟むので、ボルトフォアードアシストノブでボルトをハーフポジションでロックする仕組み。したがってアシストノブはボルト閉塞機能は省略されているとのこと。ダイヤルは複数のギアを介してチャンバーのパッキンを上下させる。

暖かいうちに発売
発売、価格未定だが、暖かいうちに発売したいとのこと。

スペックは全長777mm/854mm(仮)、重量は未定、インナーバレル長も未定ながらマズルから覗くとフロントサイトポストあたりまでの長さだった。

東京マルイフェスティバル
7/26-27に秋葉原で東京マルイフェスティバルが開催される。その際には試射をはじめ、価格や発売予定日が明らかになりそう。早ければ7月に量産体制が整い、8月の発売もありうるとのことだった。しかし他のスタッフから聞いた開発の進捗からするともう少し先のような気もする。
価格だが、次世代のM4 SOPMODが54,800円で一つの基準となるとのことで、そこから少し高くなるような話でもあった。59,800円くらいか?




M870 ブリーチャー
M870 ブリーチャー。その名の通り、インドア戦御用達のショートタイプショットガン。システムは昨年夏発売のM870タクティカルと同じガスショットガン。全長は515mm。レシーバートップに20mmピカティニーレール装備。

ショットシェルホルダー
新オプションパーツのショットシェルホルダーもほぼ同時発売できるかもとのこと。

レシーバー左側面に装着
こんな感じでレシーバー左側面に装着できる。レシーバートップのピカティニーレールを取り外し、ホルダーをセット、レールで上から挟み込むようにして固定する。

カートリッジ式のガスタンク
グリップ内にカートリッジ式のガスタンクを装填。3発発射モードで、1チャージで約50ショット発射可能。
パックマイヤータイプのグリップの握り心地はなかなか良かった。

スリングフック
グリップ上にスリングフック。6発モードで5発発射されてしまう問題については調整・改良はしているが、素早くポンプアクションしてしまうとどうしても給弾が追い付かないとのことだった。

デカ広報
スコープを装着し、ティアドロップのサングラスで懐かしの刑事ドラマ風に決めるデカ広報。ショットガンが大好物らしい。これでヘリから犯人を狙撃してもらいたい。
スペックは全長515mm、重量2,200g、銃身長197mm、装弾数30発。




S&W M&P
S&W M&P ガスブローバック。シリンダー内径15mm。装弾数は25発。重量は630g(予定)と、持った感触では軽く感じた。夏くらいには発売したいとのこと。

スライド
スライドがやや緑がかっているが、これは製品版ではもっと黒っぽくなるとのことだった。

全長190mm
全長190mm、重量630g、銃身長90mm(インナーバレル長)、装弾数25+1発。
実銃のM&Pも680gと軽いのである意味それを再現したともいえる。

ホールドオープン
ホールドオープン。スライド内部で金属同士が噛みあう仕組み。スライドの溝とスライドストップの位置があっていないように見えるが、これも実銃通りなのだそう。マガジンキャッチの入れ替えも可能。

マズルマズル部分。
リアサイトリアサイト、フロントサイト共にホワイトドット。スライドエンドカバーのシボ加工も雰囲気が出てる。
CQCシェルパホルスタースタッフがブラックホークのCQCシェルパホルスターに入れていた。バッチリ使えそうだ。

パームスウェルグリップ
実銃同様にパームスウェルグリップと呼ばれる、バックストラップが交換可能。パッケージにはS、M、Lの3種が付属する。マガジンを抜いて、グリップエンドのピンを90度回転させて引き抜くだけで簡単に交換できる。

スライド上
スライド上から。チャンバーには9MMの刻印。チャンバー上部の小さな穴から金色の真鍮パーツがカートリッジのように見える。ローデッドチャンバーインジケーターを再現したとのこと。実際にはBB弾がチャンバーに入ってようが、なかろうが金色に見えるダミーなのだが、気分は盛り上がる。この金色、実銃同様にチャンバー側面からもチラリと見える。いっそのことエキストラクターも別パーツにしてほしいと聞いてみたところ、コストと耐久性の問題からなかなか難しいとのことだった。

可変ホップアップダイヤル可変ホップアップダイヤルはPx4と同じようにスライドを分解せずとも調整可能なチャンバー側面ダイヤル式。

マガジンは亜鉛ダイキャスト製
マガジンは亜鉛ダイキャスト製で6mmBB弾を25発装填できる。マガジンボトムにもS&Wの刻印あり。

テイクダウンラッチ
テイクダウンラッチで簡単にスライドを分解できる。バッファによってスライドの戻る速度が速くなっているとのこと。実際にマルイではハイスピード映像での確認もしているとのこと。確かに空撃ちしてみるとビシッとスライドスピードがHK45よりも速く感じた。



M933 ショーティーカスタム
M933 ショーティーカスタム。boysの新作。

ハーフシルバーモデル
電動ハンドガンシリーズのハーフシルバーモデル。ハイキャパも電動ハンドガン化される。

ハイキャパ5.1の電動ハンドガン
ハイキャパ5.1の電動ハンドガン。フォルムが何となくぽってりしている。

HK416 DEVGRU
既存発売製品のHK416 DEVGRUも展示してあったが、その近くになんと新商品のポスターがこっそりと...。

HK417D
ポスターだけだが、HK417Dの発表もあった。

ニッケル水素専用充電器と、AC急速充電器
ニッケル水素専用充電器と、AC急速充電器。

HK USPシリーズ
HK USPシリーズはまだ灰色のモックアップ。この2モデル、同時に発売されるのではなくて、順番に発売されるとのこと。で、どちらが先に出るか? モックアップの作り込み具合からするとコンパクトのほうが先に出そうな予感。

シューティングレンジ
展示ブース裏手には15mのシューティングレンジ。自動ターゲットが設置してある。
18歳以上は次世代電動ガンのHK416 DEVGRUが試射できた。

10歳以上のシューティングレンジ
10歳以上のシューティングレンジではBoysのタボールが試射可能。

モデル&コンパニオン
モデル&コンパニオンのみなさん。


2014/05/15

■過去のホビーショー
2013 東京ホビーショー 東京マルイ 新商品情報
2013 第52回 静岡ホビーショー 東京マルイ 新商品情報
2012 第52回 全日本模型ホビーショー 東京マルイ 新商品情報
2012 第51回 静岡ホビーショー 東京マルイ新商品情報
2011 第51回 全日本模型ホビーショー 東京マルイ 新商品情報
2011 第50回 静岡ホビーショー 東京マルイ新商品情報